シリーズのどれもが面白い、カーアクション映画ワイルド・スピード。
シリーズ3作目に公開されたX3 TOKYO DRIFTは、ハンが登場するスピンオフ作品です。
舞台は東京、走りはドリフト。
登場するのはほぼ日本車で、そのカッコ良さに花を添える音楽も、またよろし。
シリーズ第3作目として公開された映画【ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT】の主題歌・挿入歌をシーンごとにお届けします。
この記事で分かること
- ワイスピTOKYO DRIFTの挿入歌26曲どーん!
- どのシーンで使われていたのかザックリ解説
- YouTubeにて楽曲確認OK👌
- 映画予告・DVDブルーレイ情報
- オープニング
- クレイVSショーンのレースシーン
- 東京に向かうシーン
- 東京都立和田倉高等学校シーン
- トゥインクの車登場シーン
- 兜町の立体駐車場入り口シーン
- 立体駐車場の中に到着シーン(主題歌)
- ニーラとショーンの会話シーン
- タカシとの初会話シーン
- ドリフト簡易アドバイスシーン
- ショーンとタカシのレースシーン
- ハンとパチンコ店に向かうシーン
- 隠し事務所到着シーン
- クラブに向かうシーン
- クラブ到着シーン
- クラブ奥のクラブシーン
- ランエボを貰うシーン
- ドリフト練習シーン
- 屋上フットサルシーン
- ハンのドリフトお手本シーン
- ハンのガレージに来るシーン
- ショーンとニーラの放課後シーン
- マスタング改造シーン
- ドミニク登場シーン
- エンディングのレースシーン
- エンドロール
オープニング
オープニングの曲 は、DJ Shadow Ft. Mos Defの『Six Days』
ショーンが学校に登校し、危険物探知機に引っかかり、イジメの様子を傍観して下校するまで。
セリフなし・映像のみで魅せる冒頭で、わりと長めに流れます。
これから始まるストーリーに、期待が高まるトリップ・ホップな1曲。
Six Days/ DJ Shadow Featuring Mos Def
クレイVSショーンのレースシーン
彼女絡みで喧嘩腰になったクレイとショーンは、車で決着をつけることに。
まだ建設途中の区画住宅街でレースをするシーンの曲 は、Kid Rockの『Bawitdaba』
ショーンの車は、1970年式シボレーモンテカルロ。
対するクレイの車は、2003年式ダッジ・ヴァイパー。
2人のめちゃくちゃな走りにぴったりな、重低音ハードロック曲。
Bawitdaba / Kid Rock
東京に向かうシーン
クレイとのレースや過去のやらかしで、アメリカを離れることになったショーン。
飛行機に乗り、東京に住む父親の元へ向かうシーンの曲 は、Brian Tyler Featuring Slashの『Welcome To Tokyo』
空港からタクシーに乗り、渋谷スクランブル交差点を通過。
望まずして東京にやって来たショーンの心境を表すかのような、アンニュイなロック曲。
Welcome To Tokyo/ Brian Tyler Featuring Slash
東京都立和田倉高等学校シーン
ショーンが学ラン姿で都立和田倉高等学校に登校するシーンの曲 は、The 5.6.7.8’sの『Barracuda』
高校の学食で器用に箸を使い、ランチを食べてるときにも流れます。
歌っているのは1989年に東京で結成した、国際的な人気を誇る日本のガールズバンドです。
ショーンの新しい学生生活に華を添える、キュートなガレージロック曲。
The Barracuda/ The 5.6.7.8’s
トゥインクの車登場シーン
学食で友達になったトゥインクの車を見に行ったショーン。
東京らしい機械式駐車場から「通称ハルクバン」が出てくるシーンの曲 は、Grits Featuring Tobymacの『Ooh Ahh』
車体はメタリックグリーン、ボンネットにはデカデカとハルクの顔。
一歩間違えると痛車ですが(笑)
車種は2006年式フォルクスワーゲン・ゴルフ・トゥーランです。
ちょっと変わり者のトゥインクと彼の車によく似合う、ヒップホップラップ曲。
Ooh Ahh / Grits Featuring Tobymac
兜町の立体駐車場入り口シーン
ショーンとトゥインクが兜町の自走式立体駐車場の入り口に到着するシーンの曲 は、MC Hammerの『I Got It From The Town』
スピーカーを積んで改造してあるハルクバンの車内から、ほんの一部が流れてきます。
ちなみに兜町の立体駐車場は、ワイスピ好き・車好きが記念撮影に訪れる場所。
今や聖地と化した入り口付近にテンションも上がる、軽快なラップ曲。
I Got It From The Town/ MC Hammer
立体駐車場の中に到着シーン(主題歌)
立体駐車場の中に到着し、賑わう様子をショーンが見回すシーンの曲 は、Teriyaki Boyzの『TOKYO DRIFT』
この曲は、終盤のタカシとショーンのレース後、トゥインクたちとの会話中に、もう一度流れます。
歌っているTeriyaki Boyzは、RIP SLYMEのILMARI(イルマリ)がリーダーの日本人5人組ヒップホップグループ。
女性の歌声は、日本の女性ヒップホップ・ユニット、chelmico(チェルミコ)のお二人です。
東京が舞台のこの作品にあわせて作られた、ノリの良いヒップホップ主題歌。
Tokyo Drift (Fast And Furious) / Teriyaki Boyz
ニーラとショーンの会話シーン
立体駐車場に到着したニーラを見つけ、ショーンが話かけてるシーンの曲 は、N.E.R.D.の『She Wants To Move』
周囲の賑やかさと会話の陰で、ボリュームちっさく流れています。
少し色気のある男性ボーカルの声に、なぜかカウベルの音色が合わさってるファンクロック曲。
She Wants To Move (Dfa Remix) / N.E.R.D.
タカシとの初会話シーン
ニーラの彼氏タカシがショーンの元へ行き、初めて2人が会話するシーンの曲 は、The Cristal Methodの『Realizer』
つり眉が印象的なタカシは俺の女に手を出すなオーラが凄く、でもドリフトテクニックも凄い。
口先だけではないRealizer=実現者であるタカシを表現した、エレクトロな1曲。
Realizer / The Crystal Method
ドリフト簡易アドバイスシーン
負けず嫌いのショーンは、挑発にのってタカシと勝負することに。
トゥインクからドリフトのやり方を教えてもらうシーンの曲 は、Lyrics Bornの『Big Money Talk』
そんな簡単ではないドリフトの大事なポイントだけ教わったショーン。
短い会話の中で短く流れる、日系アメリカ人ラッパーのYear,Yoな1曲。
Big Money Talk/ Lyrics Born
ショーンとタカシのレースシーン
妻夫木聡さんがスターターを務め、いよいよ始まるショーンとタカシの対決。
兜町の立体駐車場での初レース中に流れる曲 は、Atari Teenage Riotの『Speed』
ドリフトキング、略してD.K.の異名を持つタカシの愛車は、2002年式・日産フェアレディZ。
一方のショーンはハンが完璧にチューニングした、2001年式・日産シルビアを借りて走行します。
2人のドライビングテクニックの差は歴然、日産VS日産の熱いレースを盛り上げるハイテンションな1曲。
Speed / Atari Teenage Riot
ハンとパチンコ店に向かうシーン
日産シルビアをボッコボコにしてしまったショーン。
その代償としてハンの仕事を手伝うことになり、一緒にパチンコ店に向かうシーンの曲 は、Evil Nine Featuring Toasiteの『Restless』
アメリカにはパチンコ店がないので、きっとショーンには物珍しかったはず。
店内に足を踏み入れた彼は、まさにRestless=落ち着きがない様子。
曲名からもショーンの行動が伺える、ビートの効いた1曲。
Restless / Evil Nine Featuring Toastie Taylor
隠し事務所到着シーン
パチンコ店の奥の奥。
ショーンとハンが隠し事務所に入到着したシーンの曲 は、Teriyaki Boyzの『Cho Large』
主題歌を担当した日本人ヒップホップグループ&chelmico(チェルミコ)が歌うこの曲は、エンドロール2曲目でも流れます。
ときおり混じる日本語歌詞も超クール、和製ヒップホップ曲。
Cho Large/ Teriyaki Boyz
クラブに向かうシーン
パチンコ店を後にしたショーンとハンは、車に乗って移動。
ハンの日本での愛車、1994年式・マツダRX-7でクラブに向かうシーンの曲 は、Pharrellの『Mamachita』
曲名のMamachitaは、素敵な女性に声をかけるときに使うスペイン語の常套句です。
これからいい女に会いにクラブへ、という状況をも表す、ラテン感のある1曲。
Mamacita / Pharrell
クラブ到着シーン
ショーンとハンが到着したクラブで流れている曲 は、Qypthoneの『Mission ‘Banana Muffins’』
DJがキュッキュするようなクラブではなく、明るい室内でホームパーティをしているかのような雰囲気のクラブ。
ハンがショーンをさらに奥へと連れて行くので、この曲はちょっぴりしか流れません。
日本のサウンドクリエーター・中塚武を中心とした、男女3人組ユニットが歌うジャズポップな楽曲。
Mission ‘Banana Muffins’ / Qypthone
クラブ奥のクラブシーン
クラブの奥にあるクラブで流れる曲 は、Fannypackの『Hey Mami』
あっと言う間に美女に囲まれるモテ男ハン。
トゥインクに出迎えられ、話をするショーン。
VIPな遊び場の雰囲気を演出する、トリッキーな1曲。
Hey Mami/ Fannypack
ランエボを貰うシーン
ハンに呼ばれ、クラブのさらに奥のガレージへと足を踏み入れたショーン。
そこでハンから赤いスポーツカーを貰うシーンの曲 は、Juelz Santanaの『There It Go (The Whistle Song)』
なんと貰った車は2005年式の三菱ランサーエボリューションIX。
車両は4WDだけどFRに、フロントも装着パーツでVIII風にと、改造が施された1台です。
ハンとショーンの会話にテンポとスマートさをプラスする、ポップなラップ曲。
There It Go (The Whistle Song)/ Juelz Santana
ドリフト練習シーン
ランエボに乗り、ショーンがドリフト練習をするシーンの曲 は、The Mad Capsule Makertsの『Chaos Step』
ショーンの走りを見て、思わず「カウンターステアが遅いんだよなー」と呟く釣り人その①
やけに詳しいツッコミをするこの男性役は、ドリフトキングと呼ばれた日本の元レーシングドライバー、土屋圭市さんです。
小粋なキャスティングとショーンの走りに魅入っちゃいますが、音楽もガンガンかかってます。
ランエボの唸りに負けないくらい豪快なハードロック曲。
Chaos Step/ The Mad Capsule Markets
屋上フットサルシーン
渋谷のビル屋上で、トゥインク達がフットサルをするシーンの曲 は、Far East Movementの『Round Round』
ハンとショーンは遠目で眺めているだけだけど、みんなはボールを蹴って、あーだこーだ。
体を動かして遊ぶ楽しげな雰囲気にマッチした、元気溢れるエレクトロニカポップ曲。
Round Round/ Far East Movement
ハンのドリフトお手本シーン
ハンがRX-7を操り、ショーンにドリフト技術を見せるシーンの曲 は、日本のロックバンドDragon Ashの『Resound』
美女2人が乗る車の周りを、滑るようになめらかにドリフトするハン。
RX-7の美しい流線型フォルムと円形ドリフトのカッコ良さが、一層引き立つオルタナティブロック曲。
Resound / Dragon Ash
ハンのガレージに来るシーン
父親の心配をよそにショーンが夜遅くハンのガレージを訪れるシーンの曲 は、JakeOne With Malayの『Jake Alert』
美人どころとマージャンをしていたハンが、トゥインクに「入れてやれ」と一言。
ごくごく短いシーンにイントロ部分だけ流れてくる、トランペットジャズ音楽。
Jake Alert/ Jake One With Malay
ショーンとニーラの放課後シーン
すっかりドリフトをマスターし、モリモトのフェアレディZにも勝ったショーン。
その甲斐あってか、ニーラと放課後一緒に過ごすシーンの曲 は、Shonen Knifeの『Top Of The World』
カーペンターズの名曲を、日本のガールズバンド・少年ナイフがカヴァーしたバージョンです。
自販機のホットスナックを食べながら、生い立ちを話すニーラのセリフの裏でコッソリ流れてきます。
2人の間に芽生えた気持ちを、そっと代弁するかのようなラブソング。
Top Of The World/ Shonen Knife
マスタング改造シーン
渋谷でのカーチェイスで、ハンも車も失ったショーン。
タカシとケリをつけるため、父親から譲り受けた車を改良するシーンの曲 は、Brian Tyler Featuring Slashの『Mustang Nisumo』
エンジンの積まれていない、スクラップ同然の1967年式フォード・マスタング。
ここに東京での初レースでお陀仏にした日産シルビアのエンジンを載せ替え、整備・完成するまでのBGMとして流れます。
1台のマスタングにかける情熱と走る意気込みを表現した、ギターとドラムのインストゥルメント曲。
Mustang Nismo / Brian Tyler Featuring Slash
ドミニク登場シーン
タカシとの決着がつき、再び賑わう兜町の立体駐車場。
そこでショーンにレースを申し込んだドミニク登場シーンの曲 は、Don Omar ft. Tego Calderonの『Bandleros』
横並びの車窓越しに2人でハンの話をし、もう間もなくレース開始。
ドムの渋いイメージを、そのまま音楽にしたようなラテン調の1曲。
Bandoleros / Don Omar With Tego Calderon
エンディングのレースシーン
ショーンとドミニクの対決、エンディングのレースシーンの曲 は、Prodigyの『You’ll Be Under My Wheels』
この時のドミニクの車は、1970年式プリマス・ロードランナー。
対するショーンの車は、いつ手に入れたのか不明な日産シルビアS15。
2台のレース開始とカーアクション注意書きにかけて、ちょぴっとだけ流れるテクノロック曲。
You’ll Be Under My Wheels / Prodigy
エンドロール
エンドロールで流れる曲 は、Don Omarの『Contero』
ドミニク登場シーンの曲と同じアーティスト、ドン・オマールの楽曲です。
米ヒップホップにレゲエやサルサをあわせた、レゲトンという音楽ジャンルの1曲。
Conteo / Don Omar
…ということで、映画【ワイルド・スピード TOKYO DRIFT】で流れる主題歌・挿入歌をお届けしました。
ほんの一瞬しか流れない曲がほとんどで、しかも曲数むちゃくちゃ多いんですよね。
あのシーンの曲名・アーティスト名が知りたーい!
そんなあなたのお役にたてれば、恐悦至極にございます。
映画【ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT】予告
その他ワイスピシリーズの曲も、作品ごとにお届けしております。
楽曲だけ聴くのに最適なYouTubeプレイリスト↓
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