アーサー・コナン・ドイルによって書かれた小説シャーロック・ホームズは、シャーロキアンなる熱狂的ファンが世界中にたくさんいます。
舞台となったイギリス・ロンドンには、そんなシャーロキアンがさらに興奮するホームズの聖地が。
実は日本にも、ちょとした聖地巡礼にぴったりの場所もあったりします。
ということで、REONさんの「シャーロキアンの聖地」をお届けします。
実在するシャーロックの世界観
シャーロック・ホームズの拠点があるのは、実際のロンドンでも有名な大通りベイカーストリートです。
その大通りの221b という住所にあった建物で、ワトソン医師と共同生活していたというのが小説の設定。
現在その場所には「シャーロックホームズ博物館」というホームズゆかりの記念館があります。
引用wikipedia 引用google map
1990年1月に、実業家のジョン・アイディアンツが、ある一軒の建物を買収しました。
それがベイカー街239にあった建物。
そして買収した年の5月に「シャーロックホームズ博物館」をオープンしたんです。
以来、シャーロキアンもシャーロキアンじゃない観光客も多数訪れる人気の観光名所になりました。
あれ?住所違くない?ベイカー221bじゃなくて239なの?。
あぁ、これは小説の描写を元に、多分この建物だろうってことで番地も変えちゃったんだよ。
最初の頃に発表されたシャーロックホームズ小説に「ボヘミアンの醜聞」という作品があります。
その中に、わりと具体的にホームズの拠点の描写が。
- ホームズの下宿兼探偵事務所があった建物の階段は17段
- ベイカー239にあった建物の外観や位置が小説に出てくるビルによく似ている
- しかもそこの階段が17段
- こ、これは!?ということで、ホームズゆかりの地として認定
え。小説から建物を割り出して、番地も変えちゃったの?
さらに認定の証として、ブループラークも付いてるよ。
イギリス国内には、青い特製住所標識が設置されている場所がいくつもあります。
それがブループラーク。
著名人の生家やかつて住んでいた家、歴史的な出来事があった場所の目印のことです。
なので、ブループラークが壁に張り付いている建物などは、何かしらの所縁ある聖地とひと目で分かるようになっています。
ただ、本来ブループラークとは、史実に基づいた地名や番地に配置されるもの。
ホームズは架空の人物なのに、実在の人物同様の扱いがされてるんです。
さすが世界中で最も有名な名探偵。
こんな特別扱いされている博物館の中はどうなってるかというと…
小説の描写を元に、ホームズの部屋が再現されてます。
ホームズの世界観に合った案内人の方による解説付き「シャーロックホームズ博物館」
「シャーロックホームズ博物館」になった建物は、1815年に建てられた狭く古い物件です。
中を見学するにはけっこう並ばないといけません。
まぁ人さまのお宅にお邪魔するのと同じですからね。
大人数で押しかけても入りきらないので、入場制限しながら少人数ごとのご案内となっております。
私はシャーロキアンじゃないんですが、もしロンドンに旅行に行く機会があったら、ちょっと立ち寄りたいと思いました。
実は日本にもシャーロキアンの聖地が
そうそうロンドンになんて行かないんだけど。
そんな方でもホームズっぽさが満喫出来る場所が、なんと日本にもあります。
え。日本にそれっぽい巡礼地があるの?
一応ね。神戸にある異人館で、ホームズの世界観を再現してる建物があるんだって。
どこにあるのかというと、兵庫県神戸市北野。
国内なので、英語が話せなくても大丈夫なのが良いですね。
明治42年に英国技師によって建てられた英国館は、シャーロックホームズの世界にトリップ出来る場所になっているようです。
アンティークの調度品がノスタルジックな雰囲気を演出。
さらにこちらでは、ホームズっぽい衣装も無料で貸し出してくれます。
この界隈は英国館の他にも異人館がいくつもあるので、古き良きイギリス・ヴィクトリア時代に想いを馳せて散策する楽しみ方もアリですね。
詳しくは、神戸北野異人館街の公式サイトでご確認いただければ、と思います。
神戸北野異人館街
- 新神戸駅(JR新幹線のぞみ)から徒歩10分くらい
- 三宮駅(阪急神戸線)、神戸三宮駅(阪神本線)、三ノ宮駅(JR神戸線)から徒歩15分くらい
《お問い合わせ》
異人館うろこグループ オペレーションセンター
〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町3-5-4
TEL.0120-888581
FAX.078-241-5537
【公式サイトはこちら↓】
…ということで、世界中で知らない人がいないんじゃないかと思うほど有名な名探偵シャーロック・ホームズ。
その世界観が存分に味わえそうな聖地についてお届けしました。
推理小説好き・シャーロキアンなあなたの旅行プランの参考になれば、恐悦至極にございます。
ちょっと今までのホームズ像とは異なる、血の気の多いアクションミステリー【シャーロック・ホームズ(2009)】の映画もどうぞ↓
【シャーロックホームズ】2009年のホームズは出演者にも注目!
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