【おみおくりの作法】映画祭で高評価を獲得したイギリス流おくりびと

ヒューマン

世界では、日々どこかで誰かが誕生し、どこかで誰かが最期の時を迎えています。死は万人に訪れますが、迎え方は平等ではなく、孤独死していく方々も。

ひっそりとお亡くなりになった方の最期の旅立ちを描き、2013年の第70回ヴェネツィア国際映画祭では4冠、その他の映画祭でも絶賛された【おみおくりの作法】の世界へとご案内いたします。

 

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【おみおくりの作法】孤独死がテーマ

たける
たける

最近「おひとりさま」って流行ってるよね。

REON
REON

誰に遠慮するでもなく、気ままに過ごせるからな。

年々核家族化も進んで家族の形もだいぶ変化しましたね。パートナーとの関係も一生涯続くとは限らないし、独身のまま一人きりの人生を謳歌する方も増えました。

でも人生の最期まで「おひとりさま」ってなんだか心配じゃありませんか。誰にも気付かれずひっそりとお亡くなりになっている方々が増えた、というのは昨今の社会問題にもなりつつあります。

日本では年間約3万人、1日当たり約82人、1時間に3人の割合でひっそりと息を引き取る方々がいる。

参照東洋経済オンライン

孤独死は、日本に限らず世界中でも深く受け止められている問題。

映画【おみおくりの作法】は、そんなひっそりと孤独死した方を手厚く弔ってくれる、イギリスのある1人の公務員のお話 です。

舞台はロンドン中心街

引用google map

映画【おみおくりの作法】の舞台となるのはロンドン・ケニントン地区。煉瓦造りの建物が軒を連ね、地下鉄も通っているので交通の便が良い中心街です。

たける
たける

近くになんか有名な観光地とかあるの?

REON
REON

帝国戦争博物館や映画博物館、あとはビーフィーターっていうイギリス産で有名なドライ・ジンの蒸留所なんかがあるよ。

賑やかな繁華街ではないんですが、ゆったり観光するにはもってこい。それにちょっと足を伸ばしてテムズ川を渡れば、有名なビッグ・ベンやバッキンガム宮殿もご近所です。

そんなケニントン地区のお役所に、生真面目で面白みに欠けた人生を歩んでいる公務員がおりました。

主人公はアラフォー公務員

今作の主人公となるのは、この生真面目な公務員。勤続年数22年、仕事一筋のベテランさんです。

  • お歳は現在44歳。彼女ナシ結婚歴ナシの女っ気が微塵も感じられない冴えないアラフォー
  • グレーのベストにチャコールグレーのスーツ、いつも同じ服装でご出勤
  • 職場も自宅もきっちり整理整頓、几帳面な性格
  • 食に対するこだわりもなく、毎晩お夕飯は決まったメニュー。食パン1枚とお魚の缶詰、デザートは1個のりんごという粗食
  • 飲み物はこだわりあるのか不明だが、英国人らしく紅茶が好き。というか紅茶しか飲まない

人生どこに楽しみを持って生きているのか、趣味も全くありません。決まった時間に出勤し、決まった道を通って誰もいない自宅に帰ります。

たける
たける

友達は?いないの?

REON
REON

仕事関係の知り合いはいるが、帰りにバーで語り合うような友人は居ないな。

いつもおひとりさまの公務員、お仕事もおひとりさまでこなす業務に携わっています。それは「おひとりさまで亡くなった方の葬儀を担当」という、とことんおひとりさまを愛し、おひとりさまに愛された仕事。

たける
たける

イエェェェ〜い!ジャスティス!!。

REON
REON

…そんなサンシャインな芸人芸しないから。

ロンドンにはケニントンを始め、各地区に民生係 というお仕事があります。その地区内の住人の方が人知れずこの世を去った場合、身元を確認したりご遺族を探したり、葬儀や埋葬までこなす業務内容。

自分の担当地区とはいえ、お亡くなりになった方との接点はほぼありません。見ず知らずの赤の他人といってしまえばそれまでなので、ぶっちゃけ事務的に手続きして捌けるお役所仕事です。

しかしこのアラフォー公務員、自分の人生にこだわりはないけれど、民生係のお仕事には独自のこだわりを持っていました。

仕事は真摯に丁寧に

とにかく几帳面なアラフォー公務員、22年間ずっと民生係を勤めただけあって仕事はテキパキ、なんの迷いもなく毎日こんな作業を繰り返してきました。

たける
たける

なんか仕事内容がすっごい細かいんだけど。

REON
REON

あぁ。こんな細かく民生係の仕事する人材はそんな多くないそうだ。

生真面目なアラフォー公務員は、こんなに手間暇かけて最期の旅立ちを心を込めておみおくりしてくれる良い人なんです。

もし葬儀に参列する人が誰一人いなくても、彼が最期の旅立ちを見届けます。おひとりさまで亡くなった方にしてみれば、なんともありがたいおみおくり。

ですがお役所側としては、看取る者も弔う者もいない孤独死した住人にそこまでやる必要はないと考えていました。

  • まず警察に検証してもらい、事件性の有無を確定してもらう
  • 病死や自然死ならば、さっさと火葬
  • 遺族や知人を探して、見つかれば葬儀を行う
  • 身寄りも参列者もいなければ埋葬してハイ終わり

時間も労力も経費も惜しんで、合理的に処理するよう方針転換したんです。

おかげで長年真面目に無遅刻無欠勤で勤務していたのにもかかわらず、「合理化するから。君の役目は終わりね」と、突然民生係から配置換えの辞令が出されてしまいました。

 

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【おみおくりの作法】故人の人生探しの旅が始まる

そもそもアラフォー公務員と上司とでは、お亡くなりになった方や葬儀に対する考え方がまるで違います。

葬儀はいわば永遠のお別れ会。故人の尊厳を重視して敬意をはらうための葬祭ではなく、弔いに来る生者のためのもの

誰も参列しないなら葬儀なんてしなくても誰もクレームつけないし、故人がありがたがるわけでもないんだから必要ない、というのが上司の考え方です。

たける
たける

無駄無駄無駄無駄アーーッ!!!。

REON
REON

…上司はジョジョじゃないから。

火葬や葬儀、埋葬なんかにはお金がかかります。イギリスでの葬儀は日本よりだいぶ安く、火葬・葬儀・墓地・埋葬などコミコミで100万円かかるかかからないか、くらい。

そしてロンドンではたとえ遺族が見つかっても、孤独死の方の葬儀代はお役所の公費からまかなわれます。挙げ句遠方から葬儀に駆けつける方々が居ようものなら、その旅費も公費。

たける
たける

だから公費節約のために配置換えされちゃうんだ。

REON
REON

そう。今担当してる案件を3日以内に終わらせて、さっさと次の職場に移れって言われちゃうんだ。

こうして毎度丁寧に故人に敬意をはらっておみおくりしてきたアラフォー公務員は、民生係の最後の案件に様々な思いを込めて取り組んでいくことになります。

最後のおみおくりの仕事

アラフォー公務員の最後のおみおくり案件は、ちょぴり意外な人物でした。

と言っても別に顔見知りでも知人でも身内でもありません。が、アラフォー公務員のお向かいに住むご近所さんだったんです。

  • 同じ間取りで向かい同士に建っているアパートの一室で、孤独死の方が見つかる
  • アラフォー公務員の部屋のカーテン開けたら、故人の部屋の窓が正面に見える同じ階
  • お向かいさんとはいえ、会ったことも話したことも見かけたことすらない
  • 部屋は酒瓶が転がり、パンツも部屋干し。男ヤモメのオッサンが住人だった
  • 死後40日くらい経って、ようやく発見された

そういや自分もたった一人で同じ間取りに住んでるし、もし自分が亡くなったら同じように何日も発見されないかもしれない…と妙な親近感を覚えたアラフォー公務員。

最後のおみおくりということもあり、これまで以上に故人に対する複雑な感情が芽生え始めました。どんな人生を歩んで来たのか、人となりを探り、最高のおみおくりをしようと旅に出ることにしたのです。

小さな手がかりを頼りに

たける
たける

人となりを探るって言っても、どうやって?

REON
REON

故人の小汚い部屋で見つけた数枚の写真やネガからヒントを得るんだ。

聴き込み開始・まずはオーカム

故人の部屋で遺品の中から写真ネガを見つけます。焼きなおしてみたら、そこには「オーカム製パン」とかかれた帽子をかぶった数人の男性が。

そのうちの一人が故人だったので、かつてこのオーカム製パン工場に勤務していたと睨んだアラフォー公務員は、イギリス中部の街オーカムに向かいます。

たける
たける

故人のことを覚えている人はいたの?

REON
REON

あぁ。色々教えてもらってたよ。

【オーカムでの故人情報】

  • オーカムの製パン工場には、故人の同僚だった方がまだ働いていた
  • 故人はワイルドな遊び人だった
  • 妻子持ちだったが、浮気相手と駆け落ちした

なかなか豪快でちょっぴりワル。それでいて女性にモテモテだったという故人の人物像を垣間見たアラフォー公務員は、自分とは全く違う生き方に次第に興味が湧いてきます。

無遅刻無欠勤だったお役所をズル休みしてまで、故人の足取りを追うことにしました。

港町ウィットビー

オーカムの工場を辞め、故人はその後どこに行ったのか。アラフォー公務員は、今度は故人が愛人と新生活を営んだらしき港町ウィットビーにやって来ます。

たける
たける

ウィットビーってイギリス北部の古い港町だよね。

REON
REON

歴史的な建築物が多くあって、吸血鬼伝説も伝わる地域だね。

【ウィットビーでの故人情報】

  • 故人が駆け落ちした愛人を発見
  • しばらくはフィッシュ&チップスの店の手伝いをしてた
  • ちょっと傷害沙汰を起こして出て行った

故人はこの街でもゴタゴタを起こしていたらしく、数年で愛人とは別れてこの港町をあとにしていました。

ロンドンの高級街バークレースクエア
たける
たける

港町を出て行ったあと、ケニントンに住んだのかな。

REON
REON

いや、どうも他にもゴタゴタ起こしてちょっとクサい飯のお世話にもなってたみたい。

【バークレースクエアでの故人情報】

  • 港町ウィットビーを出て住所不定無職になり、ホームがレスな生活を送っていた
  • ケニントンにほど近い高級街バークレースクエアの路上が根城だった
  • 色々悪さもして、格子付き看守付きのお部屋にしばらく住んでいた

どうやら故人は心を入れ替えて頑張る、と出所後に最期の住処・ケニントンのアパートに来たようです。

これで故人がどんな人物で、どんな人生を歩んでケニントンに来たのかも分かりました。出会った故人の知人らには、葬儀を行うことも伝えたし、これにて一件落着。

…かと思いきや、アラフォー公務員の故人探索旅行はこれで終わりではありませんでした。

故人の娘が住んでいるトゥルーロー
たける
たける

まだなんか旅する理由があるの?

REON
REON

故人にとって大事な人に、まだ会ってないんだ。

小汚い故人の部屋には、それだけは汚れないようにビニール袋にしまわれていたアルバムがありました。そこにはかつて捨てた家族、故人の娘と思しき幼い女の子の写真が。

故人は好きなように思うがままに人生を謳歌し、結局最期は一人きり。ですが最期の旅立ちはきっとずっと大切に想っていた娘に見送ってもらいたいに違いない。

そう思ったアラフォー公務員は、なんとか調べてようやく娘らしき人物の所在を掴み、イギリス最南部の都市トゥルーローに赴きました。

【トゥルーローでの故人情報】

  • 探していた女性は、たしかに写真にあった故人の娘さんだった
  • 娘にしてみれば、家族を捨てて出ていった父親
  • とはいえ母もすでに他界し、最後の肉親だったので複雑な心境

娘さんの心境も考慮して、故人が大事にしていたであろうアルバムを手渡し、葬儀を行う旨を伝えて旅は終わります。

あとは最後の民生係としての案件が最高のおみおくりになるように、これまで以上のおみおくりの準備に取り掛かるだけ。

こうしていつもおひとりさま、いつも同じことの繰り返し、なんの楽しみもなく過ごしてきた彼の無機質な日常は、一人の孤独死した人物を通して多くの人に出会い、彩りのある人生に変わっていく…というのが大まかなあらすじになります。

 

心を込めて最期の旅立ちをお手伝い【おみおくりの作法】

イギリスはロンドン。ケニントン地区の民生課は、孤独死した住人の葬儀を担当する部署。

事務的に処理することも出来る葬儀ですが、民生課のお役人は生真面目な性格も相まって、真摯に丁寧に心を込めておみおくりします。

静かで厳粛な中にも、ちょっぴりユーモアさえ感じる今作の予告動画はこちら↓

映画『おみおくりの作法』予告編

 

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【おみおくりの作法】喜怒哀楽は少ないけれど印象的な登場人物

きっとこの映画【おみおくりの作法】を観たら、しばらくはアラフォー公務員の名前が頭から離れなくなるんじゃないかなと思います。

それくらい印象深かった主人公や、彼の存在感を一層引き立ててくれた登場人物をご紹介いたします。

 

ジョン・メイ(エディ・マーサン)

ジョン・メイはケニントン地区の民生係。今作主人公のアラフォー公務員です。

全く華がなく、見た目も冴えなければ面白みもない幸薄そうな人物ですが、そんなジョン・メイの誠実な仕事ぶりや、少しずつ変化する心情から目が離せません。

いつもは紅茶しか飲まない彼がホットチョコにチャレンジしたり、いつも決まった食事しかしないのにミートパイにかじりついたり。

ジョン・メイの「いつも」と「いつもと違うこと」がこの作品の見どころのひとつになっています。

 

ビリー・ストーク(デヴィッド・ショウ・パーカー)

ビリーは、ジョン・メイ最後の民生係の案件になった孤独死したオッサン。荒くれ者で無骨な人生を歩んだようで、多くの人と関わりながらも最期は誰にも気付かれずに息を引き取りました。

人との関わりを断ち、ひっそりと暮らすようになると寂しい最期になってしまう、という象徴のような存在にもなっています。

 

ケリー・ストーク(ジョアンヌ・フロガット)

ケリーは、最後の案件となった孤独死したオッサン・ビリーの娘。母親は3年ほど前に他界し、残された肉親はビリーだけでした。

過去に父親ビリーに捨てられたことは彼女の苦しみとなり、人との関わりを絶って自分のように捨てられた犬の世話をする仕事に就いています。

孤独死したビリーを通じて知り合い、孤独を好むジョン・メイとは何か通ずるものがあったのか、次第に友情を育む女性です。

 

プラチェット氏(アンドリュー・バカン)

プラチェット氏は、ジョン・メイの上司にあたるケニントンのお役人。とても丁寧に時間をかけて故人をおみおくりすることを無駄な作業だと思っています。

ジョン・メイの後任として採用した職員の、カンペキなまでに雑な事務処理に満足していて、おそらく物事は質より量だという考えの持ち主です。

 

…とこの他にも孤独死したビリーのことを語ってくれる元愛人や元戦友、路上生活時代の知人なんかも登場します。ジョン・メイが人との接点を結んで、徐々に変わっていく姿を映し出すためには不可欠な登場人物たちです。

 

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【おみおくりの作法】事実から生まれたストーリー

さて、今作【おみおくりの作法】はイギリスの新聞「ガーディアン紙」に掲載された、とある記事から着想したフィクションです。部分的には実在のお話も混じっており、感慨深い想いがこみ上げます。

ということで「REONさんのどこまでが本当?ストーリー裏話」をお届けします。

ジョン・メイは実在する?

民生係を勤めるお役人さんは、ロンドンの各地区に実在します。今作の監督ウベルト・パゾリーニ氏は脚本も手掛けており、取材を重ねて緻密にストーリーを練り上げました

ロンドン市内で本物の民生係のお役人さん30人くらいにお会いして、孤独死を扱う彼らの仕事ぶりに同行したんです。

たける
たける

え、じゃぁジョン・メイって実在する人物?

REON
REON

実在はしないが、モデルになった民生係の方はいるようだ。

まさしくジョン・メイ、という特定の人物はいませんが、彼のように想いを込めて孤独死の方を弔う民生係のお役人さんが数人いるそうです。その数人の人物像を掛け合わせて生まれたキャラクターがジョン・メイ。

現実問題として、日々どこかで誰かがお亡くなりになっています。行政側としても、地区の財政や火葬、葬儀、墓地などあらゆる面から事務的に業務をこなさなければなりません。

  • 事務的に処理すべきという方もいる
  • 宗教はその方に合った葬儀にする方もいる
  • せめて自分だけでも参列して弔おう、という方もいる

劇中に登場する人物は全てが映画特有のオリジナルではなく、孤独死に対して近い立場で携わっている現場の声が反映されているんです。

ジョン・メイのアルバムの秘密

民生係のジョン・メイは、お亡くなりになった方の写真を大事に扱い、アルバムに収めていました。三角のフォトコーナーがお気に入りで、出来るだけ写真が傷まないよう貼り方にもこだわりが。

たける
たける

これ、22年間ずっと続けてたのかな。

REON
REON

おそらくね。劇中では1冊しか映し出されてないけど。

実はこの1冊しか登場していないアルバムに収められた数々の写真は、実際におひとりさまでお亡くなりになった方々の写真です。

お亡くなりになった方々は確実にこの世に存在し、それなりに社会と関わり人と交わり生きてきました。ですが死後数日経ってから発見され、生きた証も亡くなったことも記憶にとどめてもらえない孤独死という最期を迎えています。

時々でもいい。故人を想い偲んであげることこそ最高のおみおくりの作法

こんな意味あいも込めて、実際に孤独死した方々の写真が使われているんです。

映画【おみおくりの作法】劇中で、静かな喜怒哀楽しか見せなかったジョン・メイですが、彼の中に確かに故人を偲ぶ情愛と優しさを感じました。そして最高のおみおくりの作法がなんなのかを気付かせてくれた気がします。

 

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まとめ

孤独死は、なにも高齢者だけの問題ではありません。30代、40代でも、おひとりさまで生きている全ての人に訪れうる問題です。

  • 舞台はイギリス・ロンドンのケニントン地区
  • 孤独死した住人の方を弔うお役所仕事を描いた作品
  • 民生課の公務員ジョン・メイは、とても真摯で丁寧な仕事ぶり

22年間変わることなく毎日同じ生活をしてきたジョン・メイは、一人きりで亡くなった故人にとって最高の旅立ちになるようつとめてきました。

おひとりさまの生活は気楽で生きやすいかもしれません。でも最期の瞬間、誰にも気付かれず、誰にも見送ってもらえないのは寂しい気もします。

孤独とは、孤独死とは、新しい誰かに自ら進んで出会うことで、新たな人生、別の最期を迎えることもできる…ということを訴えかける内容にもなっていたように感じました。

新たな人生を歩みだそうとしたジョン・メイは、皮肉な結末を迎えることとなります。が、彼のこれまでの誠意は、ジーンとくる感動のラストシーンへと繋がっています。

派手さも賑やかさもありませんが、映画【おみおくりの作法】は静かな中にもユーモアも見え隠れし、ちょっぴりささくれた心を癒してくれる作品だと思いました。

 

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