【ハンコック】ウィル・スミス主演!史上最強なのに嫌われヒーロー

アクション

ひとたびピンチに陥れば、颯爽と現れ救ってくれる素敵に無敵なムテキング。それがスーパーヒーローです。

…が、ちょっと待った。

感謝されてもいいはずが、逆に色々イチャモンつけられ「クズ」呼ばわりされてるヒーロー発見。

普通のヒーローものとは視点を変え、超人気ハリウッド俳優ウィル・スミスをお迎えして贈る新たなヒーローアクション映画【ハンコック】の世界へとご案内いたします。

 

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【ハンコック】クズと呼ばれる英雄

たける
たける

メロメロメロウ〜〜。

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…そのハンコックじゃないから。

「ハンコック」と聞いてまず真っ先に思い浮かんだのが、海賊ルフィを愛してやまない最強女帝ボア・ハンコック。

…ですが。

今作主人公にメロメロの実の能力はありません(笑)

確かに特殊な能力はあるけれど、かなりやりたい放題に大暴れ、周りへの被害や後先考えないニューヒーローの大迷惑な大活躍を描いた映画が【ハンコック です。

器物破損しまくる迷惑ヒーロー

物語の舞台はアメリカ・ロサンゼルス。この街に、誰よりも強く、誰よりも悪党に恐れられ、誰からも愛されない超人ヒーローがおりました。

彼の名はジョン・ハンコック

スーパーマンやスパイダーマン、アイアンマンのように「〇〇マン」というヒーローらしきニックネームはなく、ひたすら『クズ』と呼ばれる嫌われ者です。

  • 見た目はただの小汚い酒乱
  • 変身スーツも変身アイテムも不要な特殊能力の持ち主
  • 空を飛び、鉄骨を砕き、蜂の巣にされても不死身
  • 街の安全・安心を守るため、いつでもどこでも大活躍
たける
たける

素敵に無敵な不死身のヒーローなのに、なんで『クズ』呼ばわりされてるの。

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…それはあれだ。見方を変えるとヒーローって破壊王だろ。

だいたいどのヒーローも、悪役やっつけるのは良いけれど、結局街中で大暴れ。ビルを破壊し車はひっくり返り、時にはボバーん!と大火災。

それでも「ありがとう」ってオチになるのが普通ですが、人々からは器物破損で訴えられ、ケチをつけられクズと呼ばれている のがハンコックなんです。

  • 時と場合によりけりではなく、毎回必ずやらかす戦闘時の破壊行為は数知れず
  • そもそも飲酒運転ならぬ飲酒飛行の常習犯
  • 現場に着くまでに余計な破壊も繰り返す
  • 負債総額ン千万ドル、起こされた訴訟は600件以上

悪党懲らしめてくれるのはいいけれど、このたび1件の事件解決で生じた被害額をめでたく更新。

3人組のアジアンな強盗団と乱闘し、最終的にビルのアンテナに逃走車両を串刺しにするというぶっ飛び様で、900万ドル(およそ10億円、チーン¥)の大損害を生み出しました。

ヒーロー稼業がとにかく雑

ハンコックは、悪党退治だけでなく人命救助でも大損害を生み出します。

線路内で立ち往生していた車と列車があわや衝突!というときにも、しっかりバッチリ被害を拡大。

  • 線路をふさぐように車が連なり、道路は大渋滞
  • そこへポッポーーと貨物列車が
  • ハンコックは、線路上で立ち往生していた車をヒョイっと持ち上げぶん投げた
  • ぶん投げられた車が他の車の上に落下
  • ブレーキが間に合わなかった貨物列車は不死身のハンコックと衝突大破、さらに脱線
たける
たける

…おぅ。余計に大惨事なんだけど。

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…だよな。

死傷者ゼロで事なきを得た…と言いたいところですが、居合わせた人々からはブーイングの嵐です。

そんだけパワーがあるなら、ヒョイっと持ち上げぶん投げる…ではなく、空きスペースに下ろせば良かっただけの話。

  • ハンコックにしてみれば、線路を塞いだこと自体が悪い
  • 誰も死なずに済んだんだし、いいじゃん

確かにハンコックの言い分も一理ありますが、多声に無勢。「また被害大きくしやがって」という意見が膨れ上がり、いつものようにクズ呼ばわりされてしまします。

たける
たける

みんなの意見もハンコックの意見も共感出来るだけに、なんとも言えない事態だねー。

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いつもならここで不貞腐れて飛び立つんだが、今回ばかりはちょっと事情が変わるんだ。

それは今回ぶん投げられはしたものの、命が助かった車のドライバーからのこのひとこと。

『確かにもうちょっと良いやり方はあったけど、でも彼のおかげで僕は命が助かった。

ありがとう!ハンコック』

まごうことなく自身の命の恩人であるハンコックに、ストレートに感謝を述べた人物の名はレイ・エンブリー

大勢のブーイングの声まで抑えてしまったレイとの出逢いが、このあとハンコックのヒーロー稼業に多大なる影響を及ぼすことになっていきます。

 

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【ハンコック】陰キャ克服、ヒーローの秘密

ほぼ初めてじゃないかという感謝の意を受け取ったハンコックは、車が自走不可能になってしまったお詫びも込めて、レイを家まで送り届けることになりました。

たける
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…もしかして。

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あぁ、ハンコックならではの送迎だな。

  • まるで何かのアトラクションのように車ごと飛行
  • レイは運転席でご満悦
  • ただし着陸は上空から落としただけ

やることなすこと手荒なハンコックを、レイは丁重に夕飯にご招待します。

いつもと違う空からのご帰宅の夫レイを出迎えたのは妻のメアリー。ハンコックを見て何か思惑ありげな表情ながらも、メアリーはミートボールスパゲッティを振る舞うことに。

たける
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ミートボールスパゲッティ!

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あー。これ映画《カリオストロの城》でルパンと次元も食べてたな。美味そう♪

レイ・メアリー・息子のアーロン。3人家族の団欒に混じったハンコックは、少しソワソワしながらも楽しいひとときを過ごします。

レイがなぜハンコックをお夕飯に招待したのか。もちろん命の恩人への感謝の意味もありますが、実はこんなことも考えておりました。

  • レイはハンコックの超人的能力や正義感を尊敬している
  • とはいえ確かに器物破損しすぎなので、クズとも思ってる
  • いつも一人で活躍し、嫌われぼっちで陰キャなことも見抜いている
  • 問題なのは、その横柄な態度と粗く無骨なやり方
  • ちょっとだけ方向修正すれば、クズではなく愛されヒーローになれる

レイは、ハンコックがとても優秀で頼りになる人物であることを確信しています。

そしてその良さを最大限に活かすべきだと思っていたんです。

イメージアップのプロモーション

たける
たける

ハンコックの良さを活かすって…どうやって?人助けしても悪党退治してもクズって呼ばれちゃうのに。

REON
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まぁそこはレイの本業とも関わってくるかな。

レイは様々な企業を相手にPRを企画する営業マン。本業での仕事っぷりはお世辞にも優秀とは言えませんが、ほどほどの企画力の持ち主です。

  • まずはハンコックはこれまでの破壊行為をメディアを通じて市民に謝罪
  • 無視し続けた訴状や罪状を受け入れ、刑務所に
  • 刑務所行きは、ハンコックが収監されれば犯罪発生率は確実に上がるから
  • みんなハンコックの存在がいかに重要だったのかに気付く
  • 市民の安全・街の平和のために、すぐに釈放されるはず
  • そこで大活躍すれば愛されヒーローに

…と、こんな筋書きでハンコックのイメージアップ大作戦を考案。市民の怒りもおさまり、法的措置への対応もバッチリという寸法です。

しかしここには課題もあります。

たける
たける

ハンコックの人格?

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…あぁ。警官を能無しだと思ってるし、何より加減を知らずに猪突猛進するからな。

そこでレイは、さらに人との接し方・力の抑制のコンサルを行い、ヒーローっぽいコスチュームまでご用意。

なんだかんだ文句言いつつも、ぼっちが寂しく人の温もりに飢えていたハンコックは、レイと二人三脚でクズの汚名を返上するために奮闘します。

やがて二人の頑張りは実を結び、ハンコックは無事に愛されヒーローにランクアップ 。市民からも警官からも感謝され、一躍人気者に成り上がりました。

ハンコックの過去

たける
たける

めでたし♪めでたし♪だねー。

REON
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いや。ここからさらに面白くなっていくんだよ。

そもそもなぜハンコックは超人的な能力を持ったヒーローになったのか。なんで陰キャなのか。

そこら辺も突き詰めたストーリー展開になっているところが今作の最大の魅力かと。

  • 実はハンコックは数年前に大怪我をし、昔の記憶がない
  • 生死に関わる大怪我だったのに、ハンコックの身を案じる者は誰一人としていなかった
  • 『多分オレはよっぽど酷い奴だったんだ』と凹んで陰キャに
  • 大怪我が勝手に自然治癒したことで普通の人とは違うと悟り、超人パワーがあることに気付いた
  • 自分だけ人とは違った能力があるのはきっと何か使命がある、と思って人助けを始めた
たける
たける

ハンコックって記憶喪失なヒーローだったんだ。

REON
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あぁ。80年前以前の記憶が飛んでるらしい。

たける
たける

………は、80年前!?。

そう。ハンコックはどう見てもただの小汚い酒乱のアラフォー。

…なんですが、いつどこで産まれたのか、なぜこんな超人パワーを持っているのか覚えていません

力の制御の仕方もわからず、頼る人も愚痴をこぼす相手もいないまま、80年前からヒーロー稼業に勤しんでいたんです。

たける
たける

みんなとはあまりに違いすぎる能力が、さらにハンコックを孤独にしたんだね。

REON
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でもね、実は居たんだ。ハンコックの過去を知り、同じ能力を持つ人物が。

ヒーローとしての人生が大きく変わったレイとの出逢い。

ここにはもう一つ、ハンコックの人生を大きく変える「過去の自分を知る」出逢いもあり、孤独でぼっちで陰キャなヒーローの全てが明かされ変わっていく…というのが大まかなあらすじになります。

 

人助けや悪人退治で大活躍!…してるのに、誰からも愛されていないヒーロー映画【ハンコック】

悪人退治も人命救助もお手の物。

たった一人、誰よりも優れた超人的能力を持つ男は、酒乱で無骨でぶっきらぼうで、もれなく「クズ」と呼ばれる嫌われ者のヒーローでした。

真面目で誠実、謙虚で思いやりある人物との出逢いによって、大きく変わっていくクズいヒーロー【ハンコック】の生き様に引き込まれる予告動画はこちら↓

映画 ハンコック 予告編

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【ハンコック】どこに縁があるかわからない登場人物たち

大いなる力には、大いなる責任と大きな犠牲・損害も付き物。それでもたいがいは感謝されるという救いがあります。

しかし今作【ハンコック】は、感謝どころか罵られ、孤独に苛まれるヒーロー物語。

ありそうでなかったストーリーを盛り上げる登場人物とキャストをご紹介いたしましょう。

 

ジョン・ハンコック(ウィル・スミス)

ハンコック紀元前からこの世に存在し、世界を守るために神に生み出されたらしい今作の主人公

ほぼニックネーム化している「クズ」の名で呼ばれるといつもに増して暴走しますが、ぼっちの憂いも秘めたヒーローです。

ちょっと今作は他のウィル・スミス出演作品に比べて印象が薄い主演作品なんですが、それは他の出演作品のインパクトが強烈なせいかと。

映画《インディペンデンス・デイ》では熱き心を持った海兵隊大尉を熱演し、ストーリーに加えて大掛かりな戦闘シーンも見もの↓

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ウィル・スミスのその他ヒット作に埋もれがちですが、映画【ハンコック】も間違いなく彼の素敵な代表作のひとつだと思います。

 

レイ・エンブリー(ジェイソン・ベイトマン)

レイは広告代理店で「オールハート」という慈善活動のPRをする営業マン。ただし特別やり手というわけでもありません。

が、とにかく誠実・謙虚・公平な性格で、ハンコックが「クズ」の汚名を返上し、真のヒーローになるためのプロモーションを買って出ます。

レイの誠実さと優しさがハンコックの孤独を癒し、人と人との繋がりや信用が大事であることを説いてくれる重要な人物です。

日本語吹き替え版でEXILEの眞木大輔さんが声を担当していますが、かなり残念なセリフ回し。字幕版鑑賞を強く推させていただきたく思います。

 

メアリー・エンブリー(シャーリーズ・セロン)

メアリーレイの妻。二人の間にはアーロンという息子がいますが、メアリーの子ではなくレイの病死した前妻の息子です。

レイにもアーロンにもとても深い愛情を注いでいますが、実はハンコックとも深い繋がりが。

意外性ありまくりのメアリーの存在がまた…今作のストーリーの面白さを引き立てるスパイスになっています。

とにかくシャーリーズ・セロンがお綺麗です(笑)

 

ケネス・”レッド”・パーカー(エディ・マーサン)

ケネスは通称”レッド”と呼ばれる頭の切れる悪党です。ハンコック不在の最中に悪事を働くも、まんまととっちめられて左手が海賊フック船長のようなカギ型の義手に。

逆恨みからハンコックを窮地に追い込む一番厄介な強敵になっていきます。

“レッド”を演じたエディ・マーサンは、役柄によって大きく印象の変わる演技派俳優。

今作では悪役ですが、映画《おみおくりの作法》ではハンコックのように人との繋がりで変わっていくぼっちを演じています。

【おみおくりの作法】映画祭で高評価を獲得したイギリス流おくりびと
世界では、日々どこかで誰かが誕生し、どこかで誰かが最期の時を迎えています。死は万人に訪れますが、迎え方は平等ではなく、孤独死していく方々も。 ひっそりとお亡くなりになった方の最期の旅立ちを描き、2013年の第70回ヴェネツィア国際映画...

他にも映画《ジャックと天空の巨人》では優しくユーモラスな騎士団の一員も。

同一人物とは思えないエディ・マーサンの演技の振り幅の広さは、ため息が出るほど見事です。

【ジャックと天空の巨人】あらすじキャストは?吹替えはあの芸人
昔から多くの絵本や多くの映画でも親しまれている「ジャックと豆の木」が、装い新たに300人の人間VS100人の人喰い巨人の物語として映画になりました。 巷では、あれに似てる、これどうなのよ、と酷評もチラホラ飛び交ってますが、わりと正当な...

 

…とこの他に、クズなハンコックを最初からヒーロー視しているレイの息子アーロン、コテンパにやられる悪人ども、次第にハンコックの存在を認め始めるエキストラ市民などが登場。

ハンコックが苛まれた孤独感、周囲との人間関係の変化。メインキャスト以外の登場人物は世論がよく反映されていて、心情の移り変わりが掴みやすくなっています。

 

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まとめ

常に批判され、孤独感に苛まれ続けた孤高のヒーローは、やがてどうすることが皆の幸せ・安心に繋がるのかを学んでいきます。

  • アメコミヒーローの実写ではなく、完全オリジナル(無名のヒーロー)
  • ハンコックは、ぼっちで高慢・不死身の怪力男(加減を知らない直情型)
  • ヒーロー=英雄ではなく、器物損壊で大不評(見方を変えればその通り)
  • 単身で悪と闘うサイレントマジョリティー(要は陰キャ)

子供からお年寄りまで。

人助けしても、もれなくクズ呼ばわりされていたハンコックは、何を言われようと一人で犯罪制圧に貢献してきた正義感の強い男でした。

感謝されたいという下心はなく、ただ純粋に人助けをしたかっただけ。

それでもやっぱりたったひとこと「ありがとう、君のおかげだよ」って言われて嬉しくないはずがありません。

市民の不満、ハンコックの高慢、レイの謙虚で真っ直ぐな公平性。

どのキャラクターたちの心情にも共感してしまうヒーロー奮闘物語【ハンコック】は、たったひとことでも他人を思いやる言葉があれば世界が変わる、そんな優しい世界が広がる作品でした。

 

 

 

 

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