【チャーリーとチョコレート工場】ティム・バートンが描く名作児童文庫

ファンタジー

一度は読んだことがあるかもしれない、いやないかもしれないロアルド・ダール著作の「チャーリーとチョコレート工場」は、児童文庫の名作です。

と言ってもただの名作児童文庫では終わらない、夢と希望とちょっぴりスパイシーなユーモアがたっぷり詰まったファンタジー。1971年にも一度ミュージカル風映画になったこの作品が、再びスクリーンに蘇りました。

独特の感性で大ヒット作を次々と生み出すティム・バートンを監督に迎え、2005年に公開された【チャーリーとチョコレート工場】の世界へとご案内いたします。

 

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【チャーリーとチョコレート工場】舞台はナゾめいたチョコ工場

たける
たける

チョッコレート♩チョッコレートぉ〜♪チョコレートは〜ウォンカ〜🎵

REON
REON

…某M社のチョコのCMソングだろ、それ。

甘い香りとトロける食感。チョコレートって美味しいですよね。

子供の頃、海外土産の定番・マカダミアナッツチョコをひと箱一気食いして、鼻血ブーになったことがあります。

鼻血の原因はチョコにあったのか、それともマカダミアナッツにあったのか。それは未だに不明です。

【チャーリーとチョコレート工場】は、そんな一気食いしかねない美味しいチョコを作る工場の見学ツアーのお話です。

ただしフラッと参加できるビール工場見学とは大違い。

たける
たける

チョコだけにチョコっと秘密があるんだよねー。

REON
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…寒いオヤジギャグだな。

チョコっと秘密があるチョコ工場。

どんな秘密かというと、世界で一番有名で、世界で一番人気のチョコを作ってる、世界で一番大きな工場なのに従業員がおりません。

この工場で働く人の姿を誰も見たことがない、ナゾのチョコ工場
たける
たける

爆売れチョコ作ってるのに、働いてる人いないの?

REON
REON

昔は従業員いたんだけどね。でもその中に産業スパイが交じってて、製造法をリークしようとしたから全員解雇したらしいよ。

世界にたった5枚の幻のチケット

スパイ被害に遭って以来、徹底的に完全秘密主義になったチョコ工場。

そんな秘密工場の内部をチラ見せしちゃうぞ、という限定見学ツアーイベントが開催されることになりました。

なぜ秘密工場の見学ツアーイベントを?というと、そこにはこんな理由が。

  • 工場長はある日1本の白髪を発見。己の老いを感じ始める
  • 後継者もいないし、世界一のチョコ工場の将来が急に不安に
  • かといって秘密主義は変えたくない
  • ならば5名様限定で見学ツアーにご招待しよう
たける
たける

チョコだけに、チョコっとチョコ製品の中に招待状を忍ばせるんだよねー♪

REON
REON

…本日2回目の同じギャグは、寒さを通り越してイタいな。

たった1本の白髪から、老後が気になり始めた工場長。黄金に輝く特性チケットをチョコ製品の中に5枚だけ封入するんです。

「秘密のチョコ工場の中が見れるかもしれない」

これで子供たちのハートをがっちりキャッチ。

それだけでなく、チョコを買い与える大人もやっぱりこの一大イベントに夢中になるような副賞もご用意いたしました。

見学ツアーに参加したお子さまの中から、だれか1人にはチョコ工場の後継ぎになる権利をあげちゃうよ

これには世の大人たちも大注目。大人だって欲しいんだもん♪と限定チケット求めて飛ぶようにチョコは売れまくります。

…が、そこはファンタジー映画。

黄金に輝く幻のゴールデンチケットは、子供にしか当たらないようになってます。

それでも我が子が世界一有名なチョコ工場の跡取りになれるかもしれない。

ということで、チョコの売り上げはググーんとアップ、収益だってウハウハです。

されど、やっぱりファンタジー映画。そこまで深く考えずにツアー考案したことになってます。

とにもかくにも、こうして世間は黄金に輝く幻のゴールデンチケットを求めて大賑わいしていくことになりました。

 

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【チャーリーとチョコレート工場】秘密の工場見学ツアーのはじまりはじまり

引用warnerbros公式ウェブサイト

果たして工場内はどうなってるの?ゴールデンチケットをゲットしたラッキーなお子さまはどんな子供たち?

大勢の人が注目する中、続々とチケットに当選した子供たちが明かされていきます。

選ばれし5人の子供たち

世界に5枚しかない幻のチケットのうち4枚は、さっさと世界各地でチョコを買った4人のお子さまの手に渡ります。

  • ひとりは食いしん坊で、お行儀の悪いポッチャリした男の子
  • ひとりはなんでも欲しいものは金にモノをいわせて手に入れる、お金持ちのお嬢さま
  • ひとりは負けず嫌いで絶対自分にチケット当たる!と信じて疑わない小娘
  • ひとりはお菓子嫌いなのに、統計的に分析して1回で当たりを引いた自称秀才の男子

早々にチケットゲットしたお子さま方は、みな一様にクセモノです。

そして残るチケットはあと1枚。最後のチケットゲットを夢見たひとりの少年が、小銭を握りしめてチョコをお買い上げ。

たける
たける

その少年がチャーリー?

REON
REON

そう。映画タイトルで既に名前が割れている、チャーリー少年が今作の主人公だ。

チャーリー少年は、母方の祖父母・父方の祖父母・両親と、親子3世代でチョコ工場のご近所で暮らすごく普通の男の子。

…と見せかけて、この子もまたちょっとクセモノというかワケありです。

  • 祖父母たちはかなり高齢でほぼ寝たきり
  • 母親は介護と家事でてんてこ舞い。働きに出るなんてもってのほか
  • 唯一の稼ぎ頭の父親は、先日歯磨き粉工場をリストラされたばかり

家族が多いのに収入がなく、ハンパなく貧乏なんです。

今にも崩れそうな傾いたあばら家に住み、毎日食事はキャベツのスープ。チョコなんて、年に1回しか食べれません。

ひどく貧乏だけれども、それでも家族の仲はすこぶる良好です。

チャーリーは優しい良い子に育ち、年に一回しか食べれないチョコも独り占めせず家族みんなで分け合います。

たける
たける

そんな良い子のチャーリーに、最後の1枚が当たりましたとさ。めでたしめでたし♪

REON
REON

めでたしめでたし♪で終わらすな。話はここからが本番だから。

いざ工場内へ

引用Willy Wonka

ゴールデンチケットを手に入れた子供たち5人が出揃ったところで、いよいよ工場内部に突入です。

それぞれ大人1名まで同伴可能なので、総勢10名が誰もみたことがない魅惑のチョコ工場の入り口にやってきます。

そこで目にしたのは、まるでどこぞのネズミ園のイッツ・ア・スモールワールドのようなカラクリ人形のお出迎え。

…というか、どちらかというと大阪食い倒れ人形チックな顔立ちですかね。

わぁ♪と初っ端から感動しそうな入り口ですが、ここからが【チャーリーとチョコレート工場】の面白さの本領発揮。シュールな展開に加え、何やら胡散臭い妙ちくりんなメガネ姿men’sまで登場します。

たける
たける

このオネエっぽい口調の怪しいお方はどちらさん?

REON
REON

今回の工場見学ツアーの仕掛け人・工場長だ。

ようこそ、とご挨拶に来たわけではなく、工場長自ら案内係りを務めてくれます。まぁ案内するような従業員がいないからなんですけどね。

そもそも従業員がいないのに、よくこの工場から世界中にチョコ出荷出来るな。きっと内部はハイテクなオートメーションに違いない。

…という予想をはるかに超えて、内部はキュートでポップで夢のある、アトラクションのようなお菓子の王国になっております。

こうして案内役の工場長を筆頭に、仕掛けがたくさんある魅惑のチョコ工場内を散策する子供たち。

どいつもこいつもお尻ペンペンしたくなるようなクソガキども…あ、いえ、無邪気なお子さま方は、見学しながら自業自得であんな目やこんな目に遭っていく、というのが大まかなあらすじです。

誰もがクスっと笑ってしまうビターテイストなファンタジー【チャーリーとチョコレート工場】

世界で一番有名なチョコレートメーカー・WONKA。その工場内見学ツアーに参加できるのは、世界に5枚しかないゴールデンチケットが当たった子供だけ。

お菓子工場のおかしな工場長直々に案内してくれる、魅惑の工場見学ツアーの予告動画はこちら↓

チャーリーとチョコレート工場 予告編

 

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【チャーリーとチョコレート工場】甘い香りに包まれる登場人物たち

子供にとってお菓子だらけの工場内は、見て楽しい、食べて美味しい、甘い香りにもうメロメロ。【チャーリーとチョコレート工場】の世界は誘惑だらけの楽園です。

そんな甘い誘惑にホイホイ釣られる登場人物をご紹介します。

 

ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)

ウィリー・ウォンカ世界一有名で世界一人気のチョコメーカー「ウォンカ社」の工場長。歯科医の父親の厳しい躾に耐えかねて、家出してウォンカ社を立ち上げました。

従業員を一掃し、俗世から離れた人生を歩んできたからなのか、大人になった今でも無邪気な子供のような性格をしています。

自社製品WONKAチョコレートに、工場見学ツアー&すごい副賞の権利を与えるというゴールデンチケットを5枚だけ封入。

見事チケットゲットした子供たちと一緒になって大はしゃぎし、秘密のチョコレート工場内をおかしなハイテンションで案内してくれるお方です。

 

チャーリー・バケット(フレディ・ハイモア)

チャーリーWONKAの工場のすぐそばに住む優しい少年。年に1回、誕生日にだけ買ってもらえるWONKAチョコにゴールデンチケットの望みをかけます。

チョコは甘くて美味しいですが、人生そんなに甘くありません。塩っぱいことに、ワンチャンしかないチョコにゴールデンチケットは入っていませんでした。

そんながっかりチャーリーを見兼ねた父方のじいちゃんが、もう1枚WONKAチョコを買いなさい、と貴重なヘソクリをはたいてくれて、チャンスが再び訪れます。

世界に5枚しかない最後の1枚をなんとか当てたチャーリーの同行者は、なけなしのヘソクリはたいてくれた父方のじぃちゃんです。

 

オーガスタス・グループ(フィリップ・ウィーグラッツ)

オーガスタスドイツ・デュッセルドルフから来たポヨンポヨンな体型の肉屋の息子。いつも口の周りにチョコがくっ付いてるほどのチョコ好きです。

ゴールデンチケットが当たったのも当然っちゃ当然といえるほど、毎日WONKAの板チョコにかぶりついてます。

もちろんチョコ以外にも甘いお菓子は大好物。常に歩き食いしてるWONKAチョコそっちのけで、手当たり次第に工場内のお菓子をつまみ食いします。

同行者は、よく似た親子なのか、同じようにあちこちつまみ食いして歩くポヨンポヨンなおっ母さんです。

 

バイオレット・ボーレガード(アナソフィア・ロブ)

バイオレットアメリカ・ジョージア州アトランタ出身の超勝ち気な小娘。賞レースで1番になることへの執念が強く、どんなことでも誰にも負けないという上から目線の自信家です。

ちょっと穏やかな性格のチャーリーを負け犬呼ばわりし、自分と同じくらい上から目線でものを言う高慢ちきな社長令嬢べルーカには、のっぴきならない対抗心をメラメラ燃やしてます。

母子家庭なので、同行者はいつも仲良し・お揃いの服を着ているママさんです。

 

べルーカ・ソルト(ジュリア・ウィンター)

べルーカイギリス・バッキンガムシャーの大手ナッツ工場の社長令嬢。蝶よ花よと甘やかされて育ったため、欲しいものはなんでもパパに買ってもらうワガママ娘です。

秘密めいた工場見学が出来るゴールデンチケットが欲しくて欲しくてWONKAチョコを大人買い。

しかも大人買いしたチョコの開封作業はパパの部下に全部押し付けるという、絵に描いたような高慢なお嬢さまです。

もちろん同行者は、なんでもワガママ聞いてくれるパパさんです。

 

マイク・ティービー(ジョーダン・フライ)

マイクアメリカ・コロラド州デンバー在住の自称秀才。コンピュータやゲームが得意で、ゲームしながらゴールデンチケットが当たる確率を計算。

製造年月日・天候による生産量の増減・株価指数など、大人でも難しそうな分析結果から1回でゴールデンチケットをゲットしました。

たしかに自称してもいいくらいの賢さはあるけれど、自分の意見が絶対だと言い張る頑固モノでもあり、なにかとひねくれたお子さまです。

同行者は、似ても似つかないコンピュータに疎い高校地理教師の父親です。

 

ウンパルンパ(ディープ・ロイ)

ウンパルンパWONKA工場で働く小柄な種族・ルンパ族の皆さん。従業員が全くいないという話だったんですが、小さな身体のせいで虫に襲われやすく、木の上に住むルンパ族の皆さんは別格のようです。

受付嬢から従業員に至るまで男女問わず同じ顔をしているので、ワラワラと一気に登場すると強烈なインパクトがあります。

歌と踊りが大好きで、観ていてクセになるダンスはちょっと一緒に踊ってみたくなる、というより夢に出そうなくらい印象的でした。

 

…と主要登場人物はほぼ工場の中に入れた人々。みんな個性が強くてコミカルで、何度も観たくなるキャラたちばかりです。

さらに細かな演出や、監督独自の世界観も散りばめられています。

どんな小ネタが混じっているかの雑学もおひとつどうぞ↓

映画チャーリーとチョコレート工場がさらに面白くなる小ネタをピックアップ!

 

 

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まとめ

ティム・バートンとジョニー・デップがタッグを組み、原作を上回る面白さがギュッと詰まった2005年公開の【チャーリーとチョコレート工場】

  • 働いてる人を見たことがない謎めいた巨大チョコ工場が舞台
  • 世界に5枚しかないゴールデンチケットが当たった者のみ工場内の見学ツアーに参加できる
  • 超絶貧乏なチャーリー少年は、最後のゴールデンチケットをゲット
  • 待っていたのはおかしなウィリー工場長と魅惑のお菓子パラダイス

チョコを買って運良くゴールデンチケットを手にした子供たちは、みなそれぞれちょっと小悪党です。

「こういう子にはこんなオシオキが待っていて、優しい良い子にはステキな未来があるんだよ」

実はこんな教えが込められているストーリーなんですが、決して説教じみた感じがありません。

シュールでシニカルなブラックユーモア満載な【チャーリーとチョコレート工場】は、大人が観てもとても楽しめる作品でした。

 

 

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