【ロスト・バケーション】あらすじはシンプルでも見応え充分なサメ映画

パニック

眩しい太陽、輝く水面。

白い砂と碧い海が広がる南国の小さな島に、観光客も地元民もあまり訪れない秘境のビーチがありました。

休暇を利用してここを訪れたひとりの女性。彼女の身に起きた恐怖のサバイバル体験を描いた映画【ロスト・バケーション】の世界へとご案内いたします。

 

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【ロスト・バケーション】美しい海に棲む怪物

引用wikipedia commons

たける
たける

わー♪綺麗な海!ここどこ?

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オーストラリアにあるロード・ハウ島だ。

今作【ロスト・バケーション】は映像の9割が海。とにかく海。しかもほぼ一箇所のみという、わりと珍しいワンシチュエーションムービーです。

なのでCGだけでも充分完成しそうな気もしますが、本当に実在する美しいビーチとセットを用いて撮影されています。

  • 舞台となったのはオーストラリアの世界遺産・ロード・ハウ島群のひとつ
  • オーストラリア本土から600km離れたタスマン海に浮かぶ小さな島
  • 人口約350人、上陸出来る観光客も400人まで制限されたまさに秘境
  • この島でしか見られない貴重な生き物も生息

劇中の自然豊かな海の碧さは本物です。ひたすら綺麗な海の映像を満喫出来る癒しの映画かというと、とんでもない恐怖作品になってます。

舞台はひとつ、主役はひとり。他には1羽のカモメ、ごく普通のなんの変哲もない1頭のサメ。

たったこれだけのシチュエーションでありながら、伝わる緊張・迫る緊迫・生存への絶望感を絶妙なバランスで描いた新たなサメ映画が【ロスト・バケーション】 です。

絶好のロケーション

物語は、名もなき秘境のビーチを訪れたひとりの女性の様子から始まります。

彼女の名はナンシー。アメリカ・テキサス州で父と10代の妹と暮らす3人家族の医学生です。

  • ナンシーの母は少し前に闘病生活を経て亡くなった
  • 母の死や、いろいろ日常生活にストレスが溜まり友人と旅行に
  • 行き先は、亡き母に教わった絶好の波乗りスポットがあるメキシコの孤島
  • 若かりし頃サーファーだった母の影響もあり、ナンシーもサーフィンが趣味
たける
たける

あれ?実際にオーストラリアにある島で撮影したのに、設定はメキシコなの?

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架空の名もなき秘境ってことになっててね。あと、英語とスペイン語で会話が時々噛み合わないっていう隠れ要素もあるんだよ。

ナンシーが訪れたこの島は、白人観光客が訪れるのは珍しい場所。

案内してくれたのは「白人来ないのは良いことだ」と、地元を愛し自然を愛する地元住民の男性です。

  • 地元民の車で密林を越え、たどり着いた先は絶景のビーチ
  • 一緒にこの島に来た友人は二日酔いでダウンし、ナンシー単独で波に乗りに来た
  • ビーチにいたのは2人の地元サーファーのみ
たける
たける

ほぼ人がいない上に最高のロケーションだし、テンションもアゲアゲだねー。

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早速ウェットスーツに身を包んでサーフィン楽しんでるもんな。

こんな秘境に美女ひとり。先客の地元サーファーは若いお兄ちゃん2人組なので、当然のごとくナンパを仕掛けます。

が、ここはあえて設定をスペイン語が公用語のメキシコにしているだけあって、ナンシーは都合の悪い会話には「ワタシ、スペイン語ワカリマセーン」とうまく回避。

それでもじきに波乗りだけは一緒に楽しむことになり、3人でサーフィンを満喫しておりました。

  • 一通り波乗りを満喫したナンシーは、一旦ビーチで休憩
  • そこへテキサスにいる10代の妹クロエからTV電話の着信が
  • “ママのビーチ”にいることを羨ましがられた
  • 途中、電話を代わった父からは”ママのビーチ”に来ていることに小言を言われた
  • ちょっと父の小言にウンザリして、もう1本波に乗って気分転換することに

いつもの日常、いつもの小言。そこから解放されたくて”ママのビーチ”に来ていたナンシーは、日暮れ間近に再び海に入ることに。

しかしこの行動が、彼女を恐怖のサバイバルに導くことになってしまいます。

もう1本波に乗って引き上げるつもりが…

先客サーファーのお兄ちゃんたちに「日が暮れるから上がろうぜ」と声を掛けられるも、ナンシーは「あと1本乗るわ、またね」と沖合いに泳いで行きました。

  • 空も海も波もナンシー独り占め状態
  • ところが良い波がなかなか来なくて待ちぼうけ
  • そこへ足元に黒い影が
たける
たける

デーデン…デデデデ……きゃーーーー!!

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…いや、足元の黒い影はイルカの群れだから。

ナンシーは、サーファーのお兄ちゃんたちから『日に1回潮が引くと現れる岩礁』『クラゲのように刺す火傷サンゴ』この2つには気を付けてねとは聞いていました。

が、怪しい生き物がいるなんて聞いてません。

おかげでちょっとビビったものの、野生のイルカの群れを間近で拝めて一気にテンションも爆上げです。

  • イルカの群れを追うように、さらに沖合へ
  • 空には無数のカモメもお出迎え
  • …とその先には、何かに襲われ息絶えた傷だらけのクジラの死骸が

鯨油を垂れ流し、生々しくえぐれたクジラの死骸にちょっぴりOoops!したナンシー。

そこへようやく丁度いい波がやってきたので、クジラの死骸から逃れるように最後のチューブを決めて本日の波乗りは終了です。

たける
たける

なんかまた黒い影が海の中に見えるんだけど…。

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…今度こそ怪物のお出ましだ。

ナンシーは突然何かに体当たりされ、チューブは決まらず猛烈な痛みに襲われます。

ボードと身体を繋ぐ足首のラッシュガードの紐もちぎれ、浅瀬の海底に背中を強打。

何が起こったか分からぬまま、ひとまず一番近くにあったクジラの死骸を浮島代わりに避難することになりました。

取り残された岩礁

絶対なんかヤバい展開…と、クジラの傷口に指を引っ掛け這い上がったナンシーが見たものは、真っ赤に染まった己の左脚

たける
たける

ぎゃー!わーー!流血惨事!!

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…ザックリ裂けて、出血も大量だな。

  • 太ももから膝上付近まで酷い裂傷を負っていた
  • 傷口の形から、自分がサメに襲われたことを理解
  • 先に海から上がった2人の地元サーファーは異変に気付かず去っていった
  • とりあえずクジラの上で安泰かと思いきや、サメがクジラの死骸に体当たり
  • 海に放り出され、付近に顔を出した岩礁になんとか避難

こうしてナンシーはただ一人、誰もいなくなった秘境のビーチに取り残されることになりました。

 

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【ロスト・バケーション】孤立無援のサバイバル

クジラには体当たりするものの岩礁には乗り上げて来ないサメ。襲われる脅威からは脱したナンシーですが、別の脅威が彼女を襲います。

それは大きく裂けた傷口からの止めどない出血。このままでは失血死も免れません。

岩礁の上で冷静になったナンシーはさすが医学生と言うべきか、応急処置を行うことにいたしました。

  • 応急処置といっても手元にはほぼ何もない
  • 圧迫止血に使えそうなのでラッシュガードを応用
  • 裂けた傷口をふさぐ必要があったので、身につけていたアクセサリーで簡単に縫合
たける
たける

あの〜…。アクセサリーで縫合って何その恐ろしい展開は。

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糸も針もないしな。ピアスだとかネックレスチェーンで代用だ。あぁ、もちろん麻酔なしだぞ。

痛々し過ぎる応急処置。ですがナンシーにとっては生きるか死ぬかの分かれ目です。

苦渋の表情で処置を終え、さらに痛みに耐えながらこの先のことをあれこれ思案しはじめました。

  • 今いる岩礁は潮が引いている時間帯限定の避難場所
  • 日没を迎え、まだ引き潮時なので身体を休めることに
  • 夜の海は肌寒く、痛さもあって眠れるはずがない
  • ふと海岸に目をやると人影が
  • 現れたのはポッチャリ体型の酔っ払いのおっちゃん
たける
たける

助かるチャーンス。HELP MEーー!

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…ところがビーチに置いてあったナンシーの荷物を持ち去ろうとするんだ。

ナンシーのいる岩礁からビーチまではわずか200m。かろうじて声は届くものの、何言ってるかまでは正確に伝わりません。

「HELP ME」くらいわかるだろ…というツッコミは置いといて、おっちゃんはさらに流されたナンシーのサーフボードも頂戴しようと海に入っていきました。

  • 「そうじゃない、助けてよ」と叫ぶも聞く耳持たず
  • サーフボードも手に入れたおっちゃんはサメに喰われて真っ二つ
  • 人喰いザメの恐怖を目の当たりにし、ナンシー大人しく岩礁にうずくまる

こんな悲劇も勃発し、現在時刻は午前1:21。その後再び誰かがやって来る様子もなく、翌朝を迎えることになりました。

話し相手は1羽のカモメ

夜は底冷えする肌寒さだった岩礁も、一夜明ければ容赦ない陽射しが照りつけます。

暑さ寒さと喉の渇き、空腹もあって次第に体力も落ちたナンシー。たった一人孤独感と恐怖に打ちのめされたかというと、実はそうでもありません。

  • サメがクジラの死骸にボディアタックした際に、一羽のカモメが巻き添えに
  • 羽根を脱臼し、飛べなくなったカモメも岩礁で避難中
  • 大人しく岩礁の上を行き来する姿は、もはやナンシーの相棒
  • ときおりカモメに話しかけ、気を紛らわしてた
たける
たける

ちょっと癒しの存在のカモメちゃん、かわいいね♪

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しかも人が来たことを鳴いてお知らせしてくれて、賢いんだよな。

気力も体力も奪われて満身創痍のナンシー。ギャーギャー騒ぐカモメちゃんに「うるさい」と文句言うも、おかげで海に入ってくる人影を発見します。

  • 昨日の2人組のお兄ちゃんたちが今日もサーフィンしにやって来た
  • サメがいるから入っちゃダメ!と伝えるも、あえなく1人がマッハで喰われた
  • 岩礁まで泳ぎつく寸前で、もう1人も喰われた

しつこいですが、ビーチから岩礁まではたった200mしかありません。それなのにビーチから岩礁の間で3人の犠牲者が。

ただでさえ傷が原因で左脚の壊死が始まったナンシーにとって、泳いで逃げ切りビーチにたどり着くことは不可能です。

そしてまた誰も人が居なくなり、岩礁に居るしかなくなった彼女には新たな絶望が待ち受けていました。

生き延びるための挑戦

ナンシーに待ち受ける絶望。それはあと数時間で訪れる満潮時です。

  • 潮が満ちれば岩礁は水没。海水下に
  • サメはしつこく岩礁を周遊
  • まだ浮いているクジラの死骸に避難したくとも、ちょっと遠い
  • 岩礁から40m先にはブイもあるが、たどり着けるか微妙
たける
たける

…なにこのどうにもならない状況は。

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助けも来ないし武器もないし、絶体絶命のピンチだよな。

こうして着々と確実にサメに喰われるのを待つしかなくなったナンシーは、それでも生きることを諦めずサメの動きを観察。

一定の時間をかけて周遊していることを割り出し、一番近い避難場所候補であるブイを目指すことに。

果たして彼女の冷静な観察眼と分析力、決断力と行動力の結末やいかに…というのが大まかなあらすじになります。

 

名もない秘境のビーチでのサバイバルを描いたジョーズ映画【ロスト・バケーション】

碧く美しい海が広がる孤島のビーチ。

最高の地形・最高の風・最高の波を求めてやって来たナンシーは、突如現れた人食いサメによって楽しいはずの休暇が一転。生存の危機に瀕します。

ビーチを目の前に浅瀬に取り残され、刻一刻と確実に迫るサメの脅威に立ち向かう緊迫感溢れる予告動画はこちら↓

『ロスト・バケーション』 11/23発売!

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【ロスト・バケーション】ほぼ一人芝居の登場人物

今作【ロスト・バケーション】は、舞台はほぼ海、しかも岩礁、さらにストーリーの中心には一人しかいないという一風変わった映画作品。

いちおう数人の登場人物もいることはいますが、主演女優さえ把握しておけば全く問題ありません。

しつこいストーカーまがいのサメと対峙する主人公をご紹介いたしましょう。

 

ナンシー・アダムス(ブレイク・ライブリー)

ナンシーはサーフィンが趣味の医学生。訪れた秘境のビーチで散々なバカンスを過ごす羽目になり、彼女の一挙手一投足が物語の全てとも言える主人公です。

あえて見どころをあげるならば、演じたブレイク・ライブリーの抜群のプロポーション拝み放題なところかと。

といっても、しっかりと観客を魅了する高い演技力あってこその作品です。

 

…あとはこの秘境の地元民の方々、ブレイク・ライブリーに負けない演技を披露するカモメちゃんが登場人物でしょうか(笑)

ちなみにカモメちゃん、鳴いたりウロついたりナンシーの指に噛み付くシーンがあるんですが、全てリアルな本物のカモメの迫真の演技です。

助演賞をあげたいくらい見事なカモメちゃんに、是非注目して観ていただきたいなと思います。

 

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まとめ

美女&サメ。単純にして明解なストーリーながらも、最後まで続く緊張感は手に汗握る展開の連続です。

  • 亡き母に教わった秘境のビーチが舞台
  • 最高の地形・最高の風・最高の波乗りスポットで起こったサバイバル
  • ビーチまではわずか200m。取り残されたのは満潮時に海面下に沈む岩礁
  • たったひとりで乗り越えねばならない1頭のサメとの戦い

海の美しさを遺憾なく映し出し、海面下の映像では音声もくぐもるというこだわりよう。とにかく映像演出が見事な作品に仕上がっています。

実は撮影場所となったロード・ハウ島は、本当にサメが出る場所でもあるそうなんですが、さすがにこれは本物使うわけにもいきません。

なので肝心の怪物・サメは絶滅危惧種で人喰いザメとしても有名なホオジロザメをCGで制作。

それをさらに本物の波しぶきと合成させ、よりリアル感を追求し、作り物感も違和感もなく恐怖の怪物を描き出しました。

これまでサメ映画と言ったら映画《ジョーズ》の怖さと面白さを超える作品がなかったんですが、工夫を凝らして完成した今作は、引けを取らない秀作かと思います。

人喰いザメは人にとって今でも脅威と恐怖の対象ですが、サメからしたらごく普通の本能的な行動に過ぎません。

映画【ロスト・バケーション】は、シンプルながらも自然の美しさと本来の海の生態系の恐ろしさ。そのどちらをも綺麗に融合させた見応えあるサメ映画でした。

 

 

 

 

 

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