密かに人気を博したパニック映画《ピラニア3D》が、帰ってきた！
グロとお色気と笑いが合体したB級パニックの続編映画【ピラニア・リターンズ】の世界へとご案内いたします。
この記事で分かること
- 【ピラニア・リターンズ】あらすじ概要・出演キャスト
- 予告動画・DVDブルーレイ情報
【ピラニア・リターンズ】お色気&生物パニックの続編！
ぞ・く・へ・ん…キターーー！
…面白さ、ダダ下がりだがな。
映画【ピラニア・リターンズ】は、エログロ映画《ピラニア3D》のその後を描いた続編。
制作会社は同じワインスタイン・カンパニーなんですが、監督変更・悪い方向に転換してしまった作品です。
- 監督は、ごっついB級グロ映画《フィースト》のジョン・ギャラガー氏
- 前作《ピラニア3D》のピラニアが進化して帰ってきた！
- …というわりに、ホラー要素が激減
- 異常なほど露出度高め。ちょっとやり過ぎ
- 良い意味でも悪い意味でも、インパクト大
- クリストファー・ロイド氏とヴィング・レイムス氏の続投が見どころ
続編があったら観てみたい。
そう言わしめた待望のピラニアパニックですが、評価はあまり高くありません。
- Filmarks : 2.7/5
- Amazon prime video : 3.2/5
- Yahoo : 2.8/5
ぶっちゃけ前作のほうが良い、続編は失敗、とまで言われています。
…うん、確かに(笑)
グロ展開は新たな要素ナシ、焼き直した二番煎じ感満載。
出演キャストの魅力も欠けているので、全体的に劣化しております。
ただしコレ単体でも充分お話は成立しているので、そこは評価できるかな、と。
裸体とちょいグロ、下品な笑いが散りばめられた続編映画 が【ピラニア・リターンズ】です。
前作は、なかなかよく出来たオモシロB級。
あらすじ概要や豪華キャストについては、こちら↓
映画【ピラニア・リターンズ】基本情報
| ピラニア・リターンズ(Piranha 3DD) | 2010年 アメリカ映画 |
| ジャンル | パニック・ホラー・コメディ |
| 監督 | ジョン・ギャラガー |
| 上映時間 | 82分 |
| 出演 | ダニエル・パナベイカー、マット・ブッシュ、クリストファー・ロイド他 |
| 動画配信サービス | Amazonプライムビデオ(prime対象) |
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【ピラニア・リターンズ】あの惨劇から一年
物語の舞台は、アメリカ・アリゾナ州。
かつては若者で大賑わいだった、ビクトリア湖のその後の様子から始まります。
- 一年前。地底湖から出没した古代ピラニアが人を喰う事件が
- 多くの若者が犠牲となり、ビクトリア湖は隔離地域に
- 政府の介入でピラニアが徹底駆除された
- この影響で、生物が棲息できないほど大地が枯渇
あんなに賑わってたのに。
…もはやゴーストタウンだな。
一年経った今でも、人々の記憶から消えないピラニアの惨劇。
その舞台となったビクトリア湖から数十キロ離れたクロス湖で、ある事件が起こります。
- 行方不明の牛を探すため、老人2人が夜遅くにクロス湖へ
- すると湖に浮かぶ溺死した牛のサラを発見
- 近付いたところ、お腹が異様に膨れてる
- 死んで体内にガスが溜まってるんだろう
- …と思ったら、老人2人はピラニアに襲われお陀仏に
え？クロス湖にもいたの!?
…そのようだな。
湖の水草には金色の卵、そして死んでいるのに動く牛のお腹。
実はビクトリア湖で絶滅したはずの古代ピラニアが、なぜかクロス湖で、しかも牛の体内にまで産卵したようで。
それらが孵化、老人2人ともに喰われてしまったのです。
- そうとは知らず。クロス湖畔ではレジャープールが開園予定
- 着々と準備が進む中、女子大生マディが帰郷
- オープン予定のプールは彼女の実家。オーナーは義父のチェット
- …だが、とんでもない改築を行っていた
裸で泳ぐ大人のプールw
…これ、公序良俗に触れるだろ。
夏休みの長期休暇を利用して、久々に地元に帰ったマディ。
母が残してくれたプールをリニューアルする、ということで手伝いに来たら…。
一糸纏わぬ女性だけでなく、なんとプール監視員までもがストリップダンサー。
- こんな下品なプールに改築するなんて！とマディお怒り
- チェットは「セクシー美女、裸体もいるよ♡」とボロ儲けの算段
- 2人は言い合いをするも51%の経営権を握るチェットに軍配
- 不満だらけのマディだが地元の友人が集まってくれた
やーー！来てくれたのぉ♪
…旧友との再会、嬉しそうだね。
二日後に、リニューアルオープンを控えたプール「ザ・ビッグ・ウェット」
この晩はプレオープンだったこともあり、マディは友人と楽しむことにいたしました。
- ただ、親友女子はえっちぃ話題しか振ってこない
- 今夜も彼と♡と早々に退散していっちゃった
- そこへプール監視員として雇われた幼馴染みバリーが
- さらに元カレのカイルも現れマディちょっとウッキウキ
おやおやおや。これはもしや三角関係？
…マディの興味は元カレだけだがな。
背が高くイケメンなカイルは、巡回と称してマディに会いにやってきた地元警察官。
遠距離恋愛はイヤ、という理由で別れたけれど、お互い想いは変わっておらず。
マディは懐かしい面々との再会を喜び、プレオープンは特に大きな問題もなく和やかに経過。
しかしプールにほど近いクロス湖で、ピラニア事件が起こっていたのです。
プールでの惨劇
プレオープンの晩。
マディの元を訪れた親友女子2人は、プールを抜け出し湖岸で甘いひとときを過ごします。
- シェルビーは気になる男子と真っ裸になって湖で遊泳
- …と、何かが当たり、気分が悪くなって帰ることに
- アシュリーは湖岸に停めたワンボックスカーでお楽しみ
- 彼氏と手錠プレイを始めたが、夢中になり過ぎて車を誤操作
- 湖に転落・ピラニア集結で彼氏と共に餌食に
また知らぬ間に。
…犠牲者が出ちまったな。
警察の捜索が始まるものの、2人は行方不明状態。
アシュリーにベッタリだったシェルビーは、湖の桟橋でひどく落ち込んでおりました。
- マディはシェルビーを慰めに桟橋へ
- 2人で彼女の身を案じる中、突如魚が襲ってきた
- 岸まで逃げるも魚がジャンプ。間一髪で殴り殺した
- 魚がピラニアと気付いたマディは、とある人物を訪ねることに
とある人物って……あ！
…そう、魚に詳しいあのご老人だ。
実は一年前のピラニア惨事を、解説動画にしてネットにアップしていたグッドマン老人。
今やすっかり人気YouTuber、魚博士として有名になっていたのです。
- マディはカイルとバリーと共にグッドマン老人のお宅へ
- ピラニアの話をしたところ、色々と教えてくれた
- 地底湖が繋がっていて、クロス湖に逃げ延び繁殖したとのこと
- ヤツらは特に腐臭を好み、下水管を移動する可能性が
- …そして最も危険な場所は人が集まるプールだ、と
これはまた…
ずいぶんと強引な展開だな。
マディの実家であるプール施設「ザ・ビック・ウェット」の開園は、いよいよ明日。
排水溝がクロス湖と繋がっているらしく、これはもう大惨事確定です(笑)
- しかも一年前に捕獲したピラニアが進化してる
- 餌目掛けて鉄板を頭突きで破る強靭さが
- たぶんクロス湖のピラニアも進化したバージョン
- 排水溝の設備を破ってプールに侵入してくる危険がある
- …とマディが訴えるも、チェットがスルーして開園
- 大勢の客で賑わう中、とんでもない事実も発覚
なにあのプール裏の巨大ポンプ。
…クロス湖から水を吸い上げる装置だ。
なんと。
金儲けしか頭にないチェットが、水道代節約のために湖の水を内緒で使用。
おかげで自ら大量のピラニアを招き入れてしまい、次々と人が喰われる地獄絵図に… というのが大まかなあらすじになります。
【ピラニア・リターンズ】利己主義な登場人物たち
今度の惨劇はレジャープール。
いろんな方向性で惨事に絡む、登場人物たちをご紹介いたしましょう。
マディは、海洋学を専攻する女子大生。
夏休みを利用して、地元アリゾナ州に帰省した主人公です。
母が残したプール施設を、下品に改築した義父に嫌悪感を抱いています。
マディ役のダニエル・パナベイカーさんは、2009年リブート版《13日の金曜日》・DCコミック実写ドラマ《THE FLASH》シーズンメインキャストなどで活躍中。
バリーは、「ザ・ビッグ・ウェット」のプール監視員。
マディの幼馴染みであり、彼女が専攻しているという理由で海洋学の本も読んじゃう片想い青年です。
バリー役のマット・ブッシュ氏は、《ハロウィン2》・Netflixの映画作品《パドルトン》などに出演しています。
チェットは、マディの義父であり「ザ・ビッグ・ウェット」のオーナー。
マッパ美女と楽しむ大人のプール、ストリッパー監視員など、とんでもない施設改築を行った中年男性です。
公序良俗は完全無視、儲かりゃ何でも良かれ主義。
そんなチェット役のデヴィッド・ケックナー氏は、《宇宙人ポール》《ゾンビワールドへようこそ》などの出演の他に、声優・歌手・コメディアンと多方面で活躍しています。
デヴィッド・ハッセルホフ は、「ザ・ビッグ・ウェット」の客寄せプール監視員。
オープニングセレモニーでは黄色い声が飛び交う、世界一有名なライフセーバーです。
実はハッセルホルフ氏が主演した海外人気ドラマ《ベイウォッチ》に因んだキャラ。
いわゆる大御所名俳優ですが、彼の活躍を知らないと「誰このメインキャラ扱いのオジサンは」…ってなります。
日本では、1980年代ドラマ《ナイトライダー》の人で有名になりました。
グッドマン博士は、魚類に詳しいご老人。
ビクトリア湖の惨劇が、古代ピラニアの仕業であることを言及した人物です。
あれから魚博士を名乗るユーチューバーとなり、再生回数もうなぎのぼり。
《バック・トゥ・ザ・フューチャー》シリーズでドク役だったクリストファー・ロイドが、前作にも登場したキャラを続投しています。
ファロン保安官代理は、ビクトリア湖の惨劇に立ち向かった保安官。
あのときピラニアに両脚を喰われたことがトラウマとなり、水恐怖症になってしまいました。
その水恐怖克服のために「ザ・ビッグ・ウェット」を訪れ、またもや体を張って立ち向かいます。
《ミッション・インポッシブル》シリーズ全部に出演しているヴィング・レイムス氏が、前作登場キャラを続投しています。
…と、この他に、マディの親友女子・プール来場客・お色気監視員・裸体美女などが登場。
脱ぎ過ぎ・危機感なさすぎ・油断し過ぎで、観ていて若干イラッときます(笑)
しかもピラニアによる惨事だけでなく、その他理由で命を落とす輩もいたり。
前作《ピラニア3D》の面白さを削ぎ落とし、別方向に走っちゃったガッカリ続編 となっております。
【ピラニア・リターンズ】感想まとめ
ビクトリア湖での阿鼻叫喚、ふたたび。
…というわりに舞台は狭く、パニックも弱め。
これはもう、おパイを楽しむ作品です。
- あの惨劇から一年。またピラニアが出没
- 政府による徹底駆除から逃れたヤツらがいたらしい
- この短期間でさらに進化。下水の腐臭に集まる習性が
- プール排水溝から侵入し、血みどろの大パニックに
人工的で衛生的なプールなら、安心して遊べる…という油断が招いた惨事。
プールは全裸ブースもある、ありえない公共施設です。
…大人のプールってなに(笑)
加えて、ピラニアが排水溝の鉄製フタを突き破るほど強靭という、むちゃくちゃな設定。
さらに牛の胎内だけでなく、女性の胎内にも卵を産みつけ、ニャホってるときに相手のナニを喰うという下品なシーンも。
センス悪い下ネタとおパイばかりが印象に残り、恐怖が半減してしまったピラニアの様子は、完全に興醒めポイントとなってしまってます。
そもそも実在する魚をちょっとだけイジってクリーチャーに、というところが面白かったのに。
まぁ…救いがあるとすれば、トラウマになり得る阿鼻叫喚の健在ぶりでしょうか。
終盤〜ラストはかなり衝撃で、ここだけは凄惨なパニックシーン。かえって悪目立ちしちゃってますけどね。
映画【ピラニア・リターンズ】は、バランスよく恐怖を散りばめた前作と比べると、かなり見劣りする続編作品 でした。
海洋パニックといえばサメ。
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映画【ピラニア・リターンズ】を観るならこちら
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