今日もどこかでけたたましく鳴るサイレン。
地球上で火を扱える生物は人間だけですが、火は決してありがたいだけのものではありません。
ときには猛威をふるって全てを焼き尽くし、人命さえも奪う恐ろしさも兼ね備えています。そんな火の恐ろしい一面から救出してくれる、勇敢な職業に就いているのが消防士です。
操る者と制する者。炎の脅威と闘う消防士の姿を描いた名作映画【バックドラフト】の世界へご案内いたします。
この記事でわかること
- あらすじ概要・出演キャスト
- 予告動画・動画配信サービス・DVD情報
【バックドラフト】父の背中を追いかけて消防士になった兄と弟
最近、うちの近所で夕方になると拍子木鳴らしながら「火の用心〜」って見回り来るんだよー。
冬場は特に空気が乾燥して火災が発生しやすいからね。
カンカン、と高らかな拍子木の音色を聴くと、火の取り扱いには充分気をつけなくちゃと思います。
それでもほんのちょっとの油断だったり、火に対する好奇心だったり、酷いときには悪意が込められて火災が発生する場合もあったりしますね。
万が一火事になっちゃったら、頼りになるのは消防士さんだね。
いつなんどきでも消火活動に出動出来るよう、厳しい訓練も積んで人命救助してくれるエキスパートだな。
365日24時間体制で四六時中、市民の安全確保のために頑張ってくれる勇敢な消防士の生涯を描いたハリウッドの名作が【バックドラフト】 です
映画【バックドラフト】基本情報
バックドラフト | 1991年 アメリカ映画 |
ジャンル | ヒューマンドラマ・サスペンス |
監督 | ロン・ハワード |
脚本 | グレゴリー・ワイデン |
上映時間 | 137分 |
出演 | ウィリアム・ボールドウィン、カート・ラッセル、レベッカ・デモーネイ、ロバート・デ・ニーロ他 |
動画配信サービス | Amazonプライムビデオ(prime対象) |
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【バックドラフト】親子代々の消防一家
アメリカでは消防士は人気の職業。親子代々消防署に勤務するケースも多かったりします。
映画【バックドラフト】も、消防士の父の背中を見て憧れて、消防士になった兄弟が物語の中心人物。
二人の兄弟は時々代わりばんこに父の消火活動の現場に連れてってもらい、カッコいい消防士に憧れを抱いてます。
え、子連れで火災現場に行っちゃうのアリなの?
日本じゃまず絶対ムリだろうな。
というか、そこは映画の設定かもしれません。何が起こるかわからない危険な火災現場ですからね。
【バックドラフト】劇中では、前回お兄ちゃんが現場に連れて行ってもらったので、今回は弟くんが現場に…というところから始まります。
意気揚々と父と共に消防車に乗ってお出かけして行った弟くん。
このあと意気消沈どころか一生モノのトラウマ級の出来事に遭遇します。
カッコいいパパの勇姿も見られて消防車にも乗れて、弟くんウキウキだったんじゃないの?
ウキウキだったんだが、消火活動中に現場のビルで爆発が起こったんだ。
燃え盛る炎に物怖じせず、懸命な消火活動を行うカッコいい父。
その姿を地上から見上げていた弟くんの足元に、爆風で飛ばされた一つのヘルメットが転がり落ちてきます。
それは何度となく見てきた見慣れた消防ヘルメット。
そこには父の名前が書いてあり、周囲の隊員たちの落胆した表情が弟くんを見つめていました。
ぱ、パパもしかして…。
あぁ。命をかけて職務を全うしたんだよ。
もういきなりブワっと泣いちゃいそうな序盤です。
呆然と父のヘルメットを抱えた幼い弟くんの姿は新聞にも掲載され、この時の写真はピューリツァー賞に輝いて、一躍有名になるという皮肉な幼少時代を過ごしていきます。
兄より優れた弟…ではない弟
父の殉職を目の当たりにした弟くん。
憧れだった消防士にはならず色んな職に就いては辞めて、とフラフラしているうちに大人になりました。
一方お兄ちゃんはと言えば、命を懸けて生涯消防士だった父の跡を継ぐかのように消防士の道を歩みます。
父が務めていたシカゴ消防署で、第17分隊長になりました。
兄より優れた弟などいらぬ!
いや、全然優れてないから。むしろ腑抜けだし。っていうか世紀末の覇者兄弟に置き換えるな。
弟くんのトラウマは相当なものだったんじゃないかなと思います。
が、それでもやはり憧れて尊敬してた父のようになりたかったのか、消防士の世界へと飛び込んできました。
なかなかガッツあるな、弟くん。と思ったら、なんと所属先はお兄ちゃんが隊長を務めるシカゴ消防署第17分隊。
特に仲が悪い兄弟ではないんですが、仲がいいわけでもありません。
ただ、お兄ちゃんは必要以上に弟くんの行動に口出しをし、弟くんにしてみればお兄ちゃんに負けたくないし口やかましいからウザい、という関係です。
男兄弟あるある、な対抗心ですね。大人になっても二人の間柄には微妙なミゾがあり、兄弟愛と兄弟の微妙なミゾの心理描写も【バックドラフト】の見どころのひとつになっています。
火災には消火のプロもたじろぐ特性が
そんなこんなでイマイチ打ち解け合わない兄弟消防士に、火災の恐怖が迫ります。
どんなにプロい消防士でも手をこまねく、特殊な火災パターンが発生する火災事故が頻発。
大きな火災じゃないな、と現場に急行して目の当たりにしたのは「バックドラフト」という特殊な燃え方をする火災です。
実際の火災でも稀に起こるバックドラフト現象。
実はある一定の事件性が隠されており、その謎にも迫っていく…というのが大まかなあらすじです。
息を吹き返す炎の恐怖【バックドラフト】
日常的に頻発する火災事故。いくつかの火災には不可解な点が見つかり、放火殺人の可能性が浮上する…
予測しにくいバックドラフト現象に立ち向かう消防士の活躍と、火災現場に見え隠れする謎を追うヒューマンサスペンス。
魂が震える感動の予告動画はこちら↓
【バックドラフト】そもそもバックドラフト現象って何?
火災現場で巻き起こる炎の脅威。火事はただ燃えるだけじゃなく、急に勢いを増して襲ってくるんです。
タイトルにもあるバックドラフトとは、まさに急に勢いづいた凶悪な炎。って言われてもいったいどんな風に炎が襲ってくるのかピンときませんね。
バックドラフト現象について、ちょろっと解説いたします。
火災現場で稀に起こる危険な炎
バックドラフト現象
火災が起きた室内が締め切られた状態だと、酸素が少なくなって火の勢いが弱くなります。
弱くなるので一見すると鎮火したようにも思えます。
しかしまだ火種は燻っていて、ドアや窓を開けることで燃焼に必要な酸素が供給。
ここぞとばかりにボバーん!と爆発したかのように再燃焼する現象のことを「バックドラフト」と言います。
窓とかドア開けちゃったらボバーん!なんだね。
そう、室内が火の海じゃないから大丈夫ってことにはならないんだ。
火事が起こってるなんて知らずに玄関開けたら一瞬にして炎に包まれるとか、たまったもんじゃないですね。おーコワ…。
フラッシュオーバー現象
バックドラフト現象と似たような再燃焼現象に、フラッシュオーバーという現象もあります。
フラッシュオーバーは、燃えながらモクモク立ち込める煙の中に可燃性ガスが含まれ、室内に充満して起こります。
ガスが漏れた、とかスプレー缶が漏れたとかじゃなくても可燃性ガスって出るんだね。
そこにまだ燃え盛る炎が着火マンの役割を果たして、「BOMB!!」だ。
燃える→煙出る→可燃性ガスも出る→さらに燃える。これまた嫌なスパイラルですね。
炎のエキスパート・消防士であってもバックドラフト・フラッシュオーバーどちらの現象も予測が難しいんだそうです。
見比べると再燃焼の仕方は違う
ちょうどフラッシュオーバーの様子やバックドラフト現象の威力の恐ろしさがよくわかる動画を発見しました。
札幌市消防局消防研究所という専門機関制作の動画です。ちなみに音声は一瞬しか入っていません。
【フラッシュオーバー&バックドラフト現象】
室内に急激に炎が広がるフラッシュオーバー、ドアや窓を開けたことで勢いよく吹き出すバックドラフト。どちらも避難する間もない一瞬の出来事です。
う…音声入ってない動画だから、なおさら怖いんだけど。
火災って静かに忍び寄って、それでいて一気に燃え広がるからね。この静けさの中の実験映像って妙にリアルだね。
バックドラフトもフラッシュオーバーも、いくつか発生する条件があります。
室内の温度や周囲の酸素濃度が大きく関わってくるようなんですが、条件が揃ったら必ず起こるものでもありません。
- 気密性が高く、高断熱の耐火造建築物(コンクリのマンションとか)で起こりやすい
- 最近では木造も耐火・断熱に優れた建造物になっているので、室内に高熱がこもって起こることもある
特に木材の場合、高熱になることで多孔性という熱を溜め込みやすく、さらに可燃性ガスを発生し続ける状態に変化する場合も。
現場で消火活動中の消防士さんたちは、フラッシュオーバーやバックドラフト現象がおこりませんように、って懸命に火消しに臨む場合もあるようです。
【バックドラフト】命懸けで炎に挑む登場人物たち
さて、火災現場ではどう炎が暴れるかの予想が肝心。一歩間違えたら、消防士さんだって命を落としかねない危険と常に隣り合わせです。
予想が難しく破壊力抜群。厄介なバックドラフト現象に立ち向かい、消火活動を行わねばならない物語の中心となる登場人物をご紹介します。
スティーブンは亡き父の跡を継ぐかのように消防士になったお兄ちゃん。お顔立ちがお父さんにソックリだとおもったら、カート・ラッセル氏が父・デニス・マカフレイ役もこなしてます。
決して現場でたじろがず、どんなに炎の勢いが強くても生存者救出のために火の海に飛び込む勇敢な姿は、父・デニス似なので一人二役だったんでしょう。
父がかつて所属していたシカゴ消防署分署で、分隊長を務めています。
ブライアンが消防士になった際には切磋琢磨と言う名のしごきを行い、いつまでたっても一人前らしさが感じられない弟のことが気がかりな炎のエキスパートです。
ブライアンはなかなか定職に就かず、これといってやりたいことも見つからないまま大人になっちゃった弟です。
小さい頃父のような消防士になるのが夢だっただろうに、目の前で殉職していく姿を目の当たりにしてトラウマに。
それでもやっぱり憧れもあったようで、フラフラしつつもなんだかんだで消防士になります。が、兄・スティーブンとは消防士の格の違いを思い知らされ、辞職することに。
元カノの口利きで炎に関わる火災捜査官の助手に転職し、そこで炎の特性を見極める才能があることが判明。炎とは切っても切れない人生を歩みながら、徐々に成長していく主人公です。
ジョン・アドコックスは長年シカゴ消防署に勤務する消防士。その昔、スティーブンやブライアンの父であるデニスとともに仕事をしていました。
実はデニスが火災現場で殉職したのは、アドコックスを庇ったため。同僚の死を悲しみながらも、デニスの分まで職務をまっとうするべく、日夜炎と闘っています。
リムゲイルは若干気難しい火災捜査官。事件性や失火の原因を探る炎のプロフェッショナルってところでしょうか。
炎の特性を熟知しており、ここ最近起きているバックドラフト現象に不可解な点が多い、ということで現場の捜査をしています。
消防士を辞職したブライアンは、リムゲイルの助手として再就職を果たしました。
ジェニーはブライアンの元カノ。現在は市議会議員の秘書をしているキャリアウーマンです。
火災捜査官の助手に向いていそうな人材を斡旋するよう上司から指示されていたので、再会してちょっぴりヨリを戻したブライアンにお誘いをかけます。
スウェイザックはシカゴの市議会議員。消防署の合理化を推進する議員の筆頭であり、議員たちが推し進める政策のせいで多くの消防士が殉職してしまっているという実情。
何のための合理化なんじゃぃと思ったら、ケチって色々削減し、その分私腹を肥やしてるという悪代官みたいな存在です。
…と、この他にもスティーブン率いるシカゴ消防署分隊所属の消防士や、放火のプロとも言える異常犯罪者なんかも登場。
炎に魅せられるもの、炎を恐れるもの、炎の犠牲になるもの、と火に翻弄されるさまざまな人間ドラマが見どころかと思います。
【バックドラフト】名作に秘められた裏話
懸命な消火活動で多くの人命を救助するために、命懸けで炎に立ち向かう消防士を描いた【バックドラフト】
USJのアトラクションにもなってるし、知名度抜群の名作ですね。
けっこう古い作品なんですが、いつ見ても色褪せない感動をもたらすこの映画には、ちょっとした裏話もあったりします。
ということで「REONさんの小耳にはさんだ制作秘話」をお届けします。
消防に携わる人材がいっぱい
【バックドラフト】のストーリーが生まれた背景には、脚本に携わったグレゴリー・ワイデン氏の実体験が元になっています。
実はグレゴリー・ワイデン氏は3年間ほど消防士として活躍していた時期があったんだそう。
ホンモノの消防士さんだった方が脚本家なんだ。
実際に友人だった消防士仲間が「バックドラフト現象」に巻き込まれた経験があるんだって。
「バックドラフト現象」に巻き込まれ、殉職してしまった友人がいらっしゃったんだそうです。
これがきっかけで辞職したのかは不明ですが、リアルな現場での体験がこの作品の背景に隠されていました。
さらに脚本家だけでなく、主要登場人物以外の消防士さんの中にもリアル消防士の皆さんが混じってます。
- ナイチンゲール役のケヴィン・ケイシー
- グリンドル役のセドリック・ヤング
- ワシントン役のリチャード・レキシー
このお三方はホンモノのシカゴ消防署の現役消防士さん。
さらに終盤で消防士さんがゴッソリ行進するシーンがあるんですが、約5000人のホンモノの消防士さんがエキストラ出演もしています。
アメリカってやることなすこといちいちスケールがデカいですね。
本業の消防士が俳優として出演してるなんて面白いねー。
あとね、火災捜査官のドナルド・リムゲイル氏も実在の捜査官がモデルだよ。ちょこっと本人もエキストラで出てるらしい。
消防士のみならず火災捜査官さんもお出ましとは。市議会議員スウェイザックの船上パーテのシーンで、実物リムゲイル氏がどこかに紛れ込んでいるという噂。
さらにこの船上パーティシーンには【バックドラフト】のプロデューサーであるラリー・デュウェイ氏のお姿も。
日本だったら…制作側の人間で映画に登場しちゃうのは三谷幸喜さんか宮本亜門さんくらいしかいない気もします(笑)
何気にコッソリ出演している制作サイドの方が、どこに映っているのか探すのも一興かもしれません。
ブライアン役は大人気だった!?
【バックドラフト】劇中で最も心の葛藤に注目すべき主人公として描かれているのが、マカフレイ弟くんのブライアン。
この役を射止めるために多くの俳優陣がオーディションに参加したんだそうです。
しかも顔ぶれがこれまたすごい。皆さん今やしっかり有名な作品で大活躍している俳優さん勢揃いでした。
【ブライアンになりたーーい!と思っていたのはこの方々】
- トム・クルーズ(代表作:ミッション・イン・ポッシブル)
- ブラット・ピット(代表作:セブン、ファイト・クラブ)
- ジョニー・デップ(代表作:パイレーツ・オブ・カリビアン)
- キアヌ・リーブス(代表作:スピード、マトリックス)
- ロバート・ダウニー・Jr.(代表作:アイアンマン)
わお♪今思うと豪華なオーディションだったね。
最終的にはウィリアム・ボールドウィンがブライアン役を射止めたけどね。ほんとは実兄のアレック・ボールドウィンが候補だったんだってさ。
そういえば、よく似たお顔立ちのお兄さんがいましたね。アレック&ウィリアムは兄弟揃って演技派の俳優さんです。お二方ともちょっと「ハ」の字型の眉毛が特徴的。
自信なさげでいろんな葛藤に揉まれながら、しっかり自分の道を切り開いて凛々しい立ち振る舞いをしていくブライアンにぴったりの眉毛ですね(そこポイントかよ)
他の俳優さんが演じていたら、どんなブライアンになったのか観てみたかった気もします。
テーマ曲はあの曲
【バックドラフト】は映画の内容がとても心に残る作品ですが、音楽もまた耳に心地よい印象的な楽曲です。
多くの映画音楽やCM音楽を手掛けるハンス・ジマーの名曲「Show me your firetruck」は、日本のテレビ番組のオープニング曲にも使われました。
ハンス・ジマーの荘厳なオーケストラ音楽「Show me your firetruck」
名作には名曲が付きもの。
シンセサイザーとオーケストラの融合が奏でる行進曲のようなたくましさは、前向きに人生を歩んでいこうという想いを湧き立たせる気がします。
こ、これは!?。
「料理の鉄人」のオープニング曲だ。
【バックドラフト】映画公開の2年後、1993年〜1999年まで放送されたプロの料理人たちの対決バラエティ「料理の鉄人」でもこの曲が流れてました。
番組オープニングで、メインパーソナリティの鹿賀丈史さんがパプリカを丸かじりして若干ムホッっとむせているんですよね。
あとは審査員の岸朝子さんの「美味しゅうございました」もちょっとした名言になりました。
「Show me your firetruck」を聴いて「料理の鉄人」を思い浮かべる方もいれば、これを聞いて今日も一日現場で頑張るぞ!って奮起する消防士さんもいるそうです。
まとめ
まるで生きているかのような、呼吸しているかのような不気味な炎。
映画【バックドラフト】の物語の中心には必ず炎が存在します。
- 父の背中を追うように火災現場で活躍する消防士兄弟の物語
- 火災の中でも特異な「バックドラフト現象」には放火殺人の疑いが
- 火災の脅威と人間ドラマが融合したヒューマンサスペンス
火災現場で起こる魔物のような炎と対峙する消防士たち。
彼らは非日常的な作り物のヒーローではなく、火災を制覇する日常的に活躍してくれるヒーローです。
アメリカは、日本と同じように消防署は市や区などの自治体単位で活動しています。
中でも「アメリカで最も勇敢な消防士」と呼ばれるのはニューヨーク市消防署、通称F.D.N.Y.が有名。
この作品の舞台はニューヨークではなくシカゴですが、登場する消防士たちは皆ニューヨーク消防署の「最も勇敢な消防士」に負けないくらい熱く勇敢な消防士でした。
映画【バックドラフト】は、異常な炎を軸にさまざまな人間ドラマも色濃く映し出している、何度観ても感動する珠玉の名作 だと思います。
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