【マレフィセント】童話の悪役・魔女の視点から描いた究極の愛

ファンタジー

呪いをかけて死に追いやることも容易い悪の象徴・魔女。いつも童話の中では悪役として描かれる恐ろしい存在です。

しかし本当に魔女は恐ろしいだけの悪者なのか。

昔から語り継がれる有名な童話の悪役を主人公に、魔女の立場から物語を描いた作品【マレフィセント】の世界へとご案内いたします。

 

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【マレフィセント】元となる童話はこんなお話

ヨーロッパの童話って、けっこう子供の頃から馴染みがありますよね。多くの童話にはたいてい見た目も心も美しい姫と、醜く強大な魔力を操る魔女が登場します。

映画【マレフィセント】は、そんなファンタジーに付きものの悪役である魔女が主役の物語。

たける
たける

マレフィセントってなんの童話の悪役?

REON
REON

「眠れる森の美女」だ。「いばら姫」ってタイトルの場合もあるね。

ある王国で姫君が誕生し、お祝いパーティが開かれます。その席に呼んでもらえなかったことにイラっときて、呪いという贈り物をお届けに勝手に押しかけて来た、というとんでもない性悪魔女がマレフィセントです。

たける
たける

わかるー。お誕生日会、呼ばれないと悲しいよね。REONは呼んでくれるよね♪

REON
REON

…オッサンはお誕生日会なんてやらないから。

かけた呪いは余命宣告

そもそも他の魔法使いは「姫さまご生誕祝賀パーティ」に呼ばれてるんですよね。

だからなおさら「あたしも呼んでよ!ウキーー!」って怒り心頭。腹いせに姫君が16年しか生きられない呪いをかけて退散していきます。

マレフィセントがかけた呪い。それは単純にして明解なものでした。

  • 呪いが発動するのは16歳の誕生日
  • 何が起こるか、というと糸を紡ぐマシンの針に指が触れて刺さって姫君お陀仏

あ、ちなみに糸を紡ぐマシンってこんなやつ↓

呪いを食い止めようと、パーティに参加した他の魔法使いが頑張るんですが力不足。呪いが強力すぎて無かったことには出来ませんでした。

なんとかお陀仏は免れるものの、100年は眠りについて目覚めるためには王子様の情熱キッスが必要、という条件変更するので精一杯。

マシンを撤去すれば呪いも回避出来そうですけどね。そうはさせないよう時期が来たら再び魔女が現れて、姫君は針の餌食になってしまう、というのが「眠れる森の美女」のお話です。

たける
たける

何がなんでも呪いがかかるように仕向けるんだ。そんな魔女が主役って、かなりダークなニオイがするね。

REON
REON

…まぁ、この作品で描かれるマレフィセントは、心に闇を抱える出来事に巻き込まれて悪い魔女になっちゃったんだけどね。

みんながよく知る「眠れる森の美女」はハッピーエンドなグリム童話。実は映画【マレフィセント】よりもダークさ満載な童話バージョンもあったりします。

ほんとはコワいヨーロッパの童話。REONさんの雑学トリビアでご堪能ください。

映画マレフィセントの原作いばら姫は本当は怖いペロー童話
映画【マレフィセント】は、アンジェリーナ・ジョリーが恐ろしくも切ない魔女を演じているディズニー実写映画です。 これまで慣れ親しまれた「眠れる森の美女」とは全く別の視点から捉えたダークなファンタジー。 でも、童話「眠れる森の美女」...

 

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【マレフィセント】魔女の視点から描いたダークファンタジー

さて、童話では性悪極まりない魔女マレフィセント。

映画【マレフィセント】でもさぞや存分に腹黒いに違いない、と思ったら、人生色々ありまして。生まれながらの性悪じゃなかったんです。

もとは心優しい妖精だった

マレフィセントは、ちょっぴり変わった生き物が住む世界の住人です。【マレフィセント】劇中では、大きな翼と二本のツノが生えた強い魔力を持った妖精、という設定になってます。

たける
たける

どちらかというと妖精っていうより悪魔な出で立ちだよね。

REON
REON

一番魔力も強いしね。魔王っぽいけど悪ではないんだ。

時にはその強大な魔力で傷ついた木々を癒したり、時には小さな妖精にいたずらして遊んだり。マレフィセントの国にはいろんなタイプの妖精がいて、みんながみんな助け合いながら仲良く暮らしていたそうな。

しかしすぐ隣には、野心溢れる王が治める人間の国が。人間は、見た目も違い魔法を操る生き物が住まう妖精の国に脅威を感じていました。

人間に恋をし、そして…

生き方の違いから、人間の国と妖精が住む国とでは絶えず警戒しあっていて、決して仲良くはありません。

そんなある日、ひとりの少年がマレフィセントの国に忍び込みます。

たける
たける

何。冒険しに来たの?

REON
REON

いや、軽い窃盗犯だ。

紛れ込んだ少年は、マレフィセントの国に転がる宝石を拾って隠し持っていたんです。

久しく人間の侵入がなかったため、ちょっとばかりザワついた住人達。ここは一発お灸を据えるために、というか人間見たさにマレフィセントが出動します。

軽い窃盗犯まがいの少年は、実は隣国のお城の者でした。王子ではないんですが、そこそこの身分はある、という感じですかね。

拾った宝石を返し、少年とマレフィセントは友達になります。やがて友情は愛情に変わり、マレフィセントは初めて恋をすることに。

少年もまたマレフィセントに恋心を抱いて、たびたび遊びに来るようになりました。

野望を抱いた人間ども

ラブラブになった少年とマレフィセントでしたが、少年は青年になるにつれて次第に足が遠のきます。ほかに想い人が現れたってことではなく、人間界にはびこる富と権力の渦に飲まれていってしまったんです。

たける
たける

あたしと仕事とどっちが大事なのよ!キィィ〜!。

REON
REON

そんなことは言わないから。マレフィセントは。

逢いに来てくれなくなっても、マレフィセントは一途に青年を想ってごく幸せに過ごしていきます。

ところがある日事件が勃発。隣国の野心溢れる王が、常日頃から目障りだった妖精の国を侵略しようと戦を仕掛けてきたんです。

けれど強大な魔力を持つマレフィセントを筆頭に、一致団結して反撃してきた妖精の国を打ち破ることは叶いませんでした。隣国の王は深傷を負って撤退し、国の重鎮にこんな御触れを出しました。

我が身に深傷を負わせた憎っくきマレフィセント。
ヤツを討ち取った者は我が娘婿に迎え、王位を譲るぞよ。

王位に目が眩んだ重鎮の中には、成長したあの青年の姿がありました。青年は、寝首をかっさばくつもりで数年間放置していた元カノ・マレフィセントの元を訪れます。

たける
たける

今頃どのツラ下げてあたしのとこに来たのよ!キィィ〜!

REON
REON

…だからマレフィセントはそんなことは言わないから。

久しぶりの再会。昔のように楽しい時間が流れていきますが、青年はマレフィセントを討ち取って王位を継承したいという野望を胸に秘めていました。

翼をなくし、闇妖精に

ちょっとは慈悲があったのか、青年に元カノの寝首をかっさばく勇気はありません。そこでピン!と閃いたのが、マレフィセントの翼をもぎ取って成敗して来ました!と王に献上すること。

この作戦がうまくいって、青年はまんまと王位を手に入れます。

美しく力強く羽ばたく自慢の大きな翼をもがれたマレフィセント。青年の愛に裏切られ、心は闇に堕ち復讐心が芽生えた悪女になってしまったんです。

たける
たける

切ないね。人間のせいで優しかった白い魔法使いが黒い魔法使いにジョブチェンジしちゃったんだ。

REON
REON

…ちょっと待て。ここ切なく泣けてくるシーンなのに、この絵はなんだ。

明らかに異物が混じってますね。間違いなくこれ白魔道士だろ、おい。

そりゃぁマレフィセントは木々を癒したりしてたので、ケアル・ケアルラ・ケアルガ辺りを使いこなす白魔道士っぽいっちゃ、ぽいですけどね(笑)

たける
たける

そういえばカラスを助けてペットにしてたね。色んなのに変身させてた。

REON
REON

これもちょっとおかしいだろ!カラスじゃなくて黒いチョコボじゃないか。それにドラゴンに変身はするが進化じゃないぞ。

たける
たける

まぁまぁ。細かいことは気にしない♪円形ハゲできちゃうよー。

いや、気にするよね。映画【マレフィセント】から脱線してるし。話しを元に戻しましょう。

青年が王位を継いで数年後、妃との間に姫君が生まれます。盛大な祝賀パーティが開かれることを知ったマレフィセントは、歪んだ復讐心から姫君に呪いをかけ、姫君は16歳で死を迎える運命を背負わされます。

呪いから姫を守るため、新王は姫を城から遠ざけて3人のお世話係に託します。このお世話係がまた役立たずで、子育て能力ナッシング。

危なっかしい3人の子育てが気になって、いつしかマレフィセントは姫を見守るようになっていき…というのが序盤のあらすじです。

 

「眠れる森の美女」を魔女の視点から描いたダークファンタジー【マレフィセント】

人間に恋して裏切られ、翼をもがれた妖精マレフィセント。心は闇に堕ち、真実の愛などありはせぬと復讐心が芽生えます。

かつて愛した青年の元に生まれた姫君に、呪いをかけたマレフィセントは本当に悪なのか。

究極の愛を描いた予告動画はこちら↓

映画『マレフィセント』予告編

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【マレフィセント】愛と欲望が入り乱れる登場人物たち

【マレフィセント】は魔女が主役で、あとは災いを招いた張本人である王と呪いをかけられた姫がほぼストーリーの中心にいます。

メインキャストは多くないんですが、簡単に登場人物をご紹介します。

 

マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)

マレフィセント禍々しさ満載の強い魔力を持った黒い妖精。かつては美しく大きな翼を持った心優しい妖精でした。

しかし人間の欲望と野望の犠牲となり、翼をもがれたマレフィセントは信じる心も愛する心も失って、復讐の闇へと堕ちてしまいます。

「真実の愛などありはせぬ」と固く閉ざされた心の闇は、次第にオーロラ姫と関わっていくうちに溶かされていくことに。

ちょっと切ない裏事情を抱えた主人公です。

 

オーロラ姫(エル・ファニング)

オーロラ姫生誕の祝いのパーティで呪いをかけられてしまうお姫様

好奇心旺盛で、森で出逢ったマレフィセントや他の妖精たちに対しても清らかな優しさと愛に溢れた少女へと成長していきます。

父王と祖父王のせいで余命16年とか、とんだとばっちりの宿命を背負わされていますが、それでも変わらぬ優しさと愛を持ち続け「真実の愛」がなんなのかを指し示す役所です。

 

ステファン王(シャルート・コプリー)

ステファン王若かりし日にマレフィセントと出会って恋に落ちた人間。ヘンリー王に仕える重鎮の一人で、王位欲しさにマレフィセントを裏切って翼をもぎ取る非道を行う人物です。

裏切った代償に可愛い愛娘に呪いをかけられたのは自業自得なのに、次第にマレフィセントへの復讐心に取り憑かれていきます。

 

フィリップ王子(ブレントン・スウェイツ)

フィリップ王子は隣国のお城を訪問する予定で別の王国から旅をしてきた青年。道に迷い、森の中でオーロラ姫と偶然出逢い、お互いに一目惚れ。

オーロラ姫の呪いが発動し、彼女を救う唯一の希望の星になる白馬の王子様です。

 

ディアヴァル(サム・ライリー)

ディアヴァル人間に捕獲され殺されそうになっていたところをマレフィセントに助けてもらったカラス。命の恩人・マレフィセントに生涯仕えることを誓う従者になります。

翼をもがれ、自由に飛び回ることが叶わなくなったマレフィセントの翼の代わりにあちこち飛び回って情報収集をしたり、魔法で人間の姿やオオカミ、ドラゴンに変身。

ディズニーアニメ版で、よく杖の先にチョコンと乗っかってるカラスがこのディアヴァル…ということですね。

 

ヘンリー王(ケネス・クラナム)

ヘンリー王マレフィセントたちが住む国の隣国の王様。人間に害をもたらすわけではないのに、やたらマレフィセントの国を敵視しています。

目障りな妖精を排除して、王国の領土拡大してしまおうという野心から侵略戦争をおっ始めますが撃沈。

深傷を負い、老いもあって再戦が難しいので家来に王位継承権をチラつかせ敵討ちを命じます。ヘンリー王の野心のせいでステファンの権力欲に火が灯り、マレフィセントは翼を失う羽目に陥るという諸悪の根源です。

 

…と、このほか登場するマレフィセントの国の妖精たちも魅力的。ストーリー的にはダークな雰囲気が漂っていますが、ファンタジーらしい生き物の共演も見どころのひとつ になってます。

 

2019年10月には続編も

アンジェリーナ・ジョリーの美しさに加え、ストーリーの切なさに魅了される映画【マレフィセント】は、2014年に公開されました。

そしてあれからオーロラ姫とマレフィセントはどうなったのか…という続編も製作され、現在絶賛公開中。

 

2019年10月18日公開【マレフィセント2】

翼をもがれ、一度は闇に堕ちたマレフィセント。

初めて恋した人間に裏切られ、呪いをかけた彼の愛娘・オーロラ姫との間に見つけた『真実の愛』

あれからオーロラ姫はマレフィセントや森の妖精たちとも仲良く暮らし、そしてフィリップ王子と結婚することに。

しかしちょっと腹黒いフィリップ王子の母君が仕掛けた罠により、オーロラ姫とマレフィセントの『真実の愛』に亀裂が生じてしまいます。

前作キャストを引き継いで、マレフィセント役はアンジェリーナ・ジョリー、オーロラ姫役はエル・ファニング。

さらにフィリップ王子の母君イングリス役にシェル・ファイファーを起用し、新たに幕を開ける続編ダークファンタジーの予告動画はこちら↓

「マレフィセント2」予告編

 

 

続編公開はちょうどハロウィンの時期なので、なりきりマレフィセントな方も増えそうですね。

オッサンがコレはイタ過ぎるので、私は着れませんが(笑)

お子様マレフィセント・大人マレフィセント。可愛い魔女のコスプレで、映画だけでなくハロウィンも楽しんでみていかがでしょう。

 

 

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まとめ

本当は素直で優しい妖精だったマレフィセント。人間の欲望の犠牲となり、心は深い闇に閉ざされてしまいます。

  • お隣り同士に隣立する人間国と妖精国が物語の舞台
  • ひとりの少年と恋に落ちた妖精マレフィセントは裏切られ翼を失うことに
  • 真実の愛を失ったマレフィセントは復讐心から姫君に呪いをもたらす
  • 呪いをもたらした魔女と呪われた姫君との交流を描いたダークファンタジー

妖精たちは穏やかに慎ましく幸せに暮らしていたのに、人間の悪意によってその幸せは壊されてしまいます。

自分たちと違う存在は脅威かもしれません。ですが本当の悪は魔女になってしまったマレフィセントではなく、富と権力の欲望にまみれた人間のほうであると感じました。

みんながよく知るおとぎ話を、悪として描かれる魔女の立場から描いた【マレフィセント】は、悲しくも美しい真実の愛を描いた作品でした。

 

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