【ロープ 戦場の生命線】あらすじはドンパチなしの戦争映画

ヒューマン

世界では、今日もどこかで戦争や紛争が勃発しています。

何ヶ月後か何年後か。

いずれ争いが終わったとしても、人々の日常がすぐに戻るわけではありません。

戦地で苦しむ民間人の生活を、危険も承知でサポートしてくれる国際救助活動家たち。

「国境なき」非営利団体の姿を描いたヒューマンコメディ映画【ロープ 戦場の生命線】へとご案内いたします。

 

この記事でわかること

  • あらすじ概要・出演キャスト
  • 予告動画・動画配信サービス・DVD情報

 

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【ロープ 戦場の生命線】ユーモア溢れる反戦映画

ロープ 戦場の生命線

たける
たける

タイトルだけ見ると、なんか凄そうな戦争映画っぽいんだけど。

REON
REON

あぁ、でも変わった視点の戦争映画だよ。

映画【ロープ 戦場の生命線】は、戦争中ではなく戦争直後の様子を描いた斬新な作品。

激しい戦闘、激しい銃撃戦のシーンはないけれど、戦争の余波がよくわかるお話になっています。

 

  • 第30回ゴヤ賞で、最優秀脚色賞を受賞したスペイン映画
  • さらに第68回カンヌ国際映画祭の監督週間正式出品作品
  • カンヌでは、上映終了後10数分におよぶスタンディング・オベーションが起きた傑作
  • 紛争地域で活躍する国際救助活動家たちを題材にした人間ドラマ

 

今作は、英語・スペイン語・ルーマニア語・セルビア語・クロアチア語が飛び交う国際色豊かな反戦映画。

「国境なき医師団」に所属する医師でもあり、スペイン人作家でもあるパウラ・ファリスの小説「Dejarse llover (雨を降らせて)」が原作です。

ザックリいうと、ただただ国際救助活動家たちが1本のロープを探し歩くだけのお話。

…なんですが、これがまたウィットに富んだ展開だらけで、思わず喰いついて見てしまう面白さが。

戦争映画なのにどこかユルく、されど戦争の実情もきっちり反映されたブラックコメディ映画【ロープ 戦場の生命線】です。

映画【ロープ 戦場の生命線】基本情報

ロープ 戦場の生命線 (A Perfect Day)2015年 スペイン映画
ジャンルヒューマン、ブラックコメディ
監督フェルナンド・レオン・デ・アラノア
脚本フェルナンド・レオン・デ・アラノア、ディエゴ・ファリアス
上映時間106分
出演ベニテオ・デル・トロ、ティム・ロビンス、オルガ・キュリレンコ他
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【ロープ 戦場の生命線】国境なき国際援助活動家の苦難

バルカン半島

物語の舞台は、1995年・停戦直後のバルカン半島のどこか。

バルカン半島とは、東南ヨーロッパの一部を指す地理的領域のこと。

アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、コソボ、北マケドニア、モンテネグロ、ルーマニア、セルビア、ギリシャ、スロベニアといった国家が含まれた地域です。

そんなバルカン半島で1995年に停戦した戦争といえば、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争。

今作は史実に基づく人間ドラマではありませんが、紛争の傷痕などの時代背景は史実がモチーフになっています。

 

  • 停戦直後のすったもんだの中、民間人を支援するNGO団体メンバーが主人公
  • マンブルを筆頭に、現地通訳含め4人ひと組のグループで活動中
  • 非営利NGO団体の肩書きは「国境なき水と衛生管理団」
  • この団体の目的は、民間人の生活復興を支えること

 

たける
たける

…?具体的にはどんな活動してるの。

REON
REON

井戸にぶち込まれた遺体の撤去作業だ。

マンブルたちの活動範囲は、だだっ広い山岳地帯にあるいくつもの小さな集落。

水道なんて便利なものはなく、井戸水がここら一帯に住む人々の生活用水です。

…が、紛争の影響なのか、人為的なのか。

井戸に遺体が沈んでいるという、とんでもなく不衛生な状況から物語はスタートします。

 

  • 現在マンブルと通訳ダミールは、井戸に遺体がある集落を訪問中
  • 放っておけば遺体が腐敗し、水も腐って疫病の危険が
  • 遺体にロープをくくりつけ、車で牽引して引き揚げることに
  • ところが遺体が巨漢すぎて、古くてボロいロープがちぎれた

 

たける
たける

あー…。別のロープ使ってやり直しだね。

REON
REON

あ、うん。ロープ、これしかないんだ。

マンブルたちが持ち合わせていたロープは、今ちぎれたボロい1本のみ。

替えのロープなんてものは手元にも近くにもありません。

いくら国際救助隊といえども、装備は決して満足のいく状態ではないというのが実情です。

しかもまだ紛争は終わったばかり。

山岳地帯での彼らの活動は、さらにいくつもの困難がつきまといます。

 

  • マンブルたちと別行動をしていたメンバーにも災難が
  • ビーソフィーは、他の集落近辺を車で偵察中
  • …と、道路の真ん中に牛の死骸が
  • これは地雷を踏ませるためのよくある罠

 

たける
たける

え。牛の死骸でカモフラージュ?

REON
REON

そのままじゃ通れないから、牛を避けて通るだろ?

右か左に周りこむしか、この先に進めない。

そんな当たり前の選択を利用して、1/2の確率で地雷を踏ませるという、紛争戦略の実態もあらわになっていきます。

 

  • この手の地雷罠を熟知しているビーいわく、牛の左側が安全ルート
  • …ただ進行方向が逆なら、こっちからは左でも向こうから見たら右
  • さて、どっちが地雷源かワケワカメ
  • …ということで、ヤマカンで牛に乗り上げ無事前進

 

たける
たける

救助隊の皆さんて…。

REON
REON

不自由かつ危険な中、頑張って活動してるんだね。

ヒヤヒヤな思いをしながら偵察を終えたビーたちは、その後マンブルたちのいる集落に到着。

メンバー4人が揃ったところで、彼らは今後の行動計画の打ち合わせを始めます。

とはいえ「水と衛生管理団」の目的はただひとつ。

一刻も早く井戸から遺体を引き揚げ、水の汚染を食い止めること。

そのために必要なロープを調達することが、今最も優先すべき活動内容ということに。

こうして彼らは新たなロープを探し求め、未だ武装集団が徘徊し、地雷が埋まる危険地帯を潜り抜けることになってゆくのです。

なにがなんでも井戸を救え!

ロープ 戦場の生命線

マンブルたちは国際救助活動家ですが、好き勝手に活動できるわけではありません。

紛争を停戦させ、和平交渉を成功させた国連軍の指揮に従う義務があります。

国連軍が指揮を執るのは、速やかに紛争を処理するため。

さらに救援活動家たちの身の安全を確保するためです。

そうした理由から、活動家たちは皆「ホテル」という名の本部に顔を出し、活動報告をしたり活動指針をあおぐ必要がありました。

 

  • マンブルとソフィーも、国連軍が仕切る紛争処理の会合に参加
  • ビーは現地通訳のダミールの案内で、ロープを扱う店へ
  • ところが二手に別れたメンバーは、それぞれ困難を抱えることに

 

たける
たける

なにか問題でも?

REON
REON

国連軍も現地人も、融通が利かなくて頑固なんだよ…。

まずマンブル&ソフィーの会合参加組は、現在行なっている活動の休止を命じられてしまいます。

そしてビー&ダミールのロープ買い出し組は、ロープを見つけたものの売ってもらえない事態に。

 

  • 国連軍いわく、近辺にあと2つ井戸があるから無問題
  • ただ、あと2つの井戸周辺には地雷があるから実質使用不可能
  • ならば安全面から地雷撤去を優先すればいいと、押し問答に
  • 結局マンブル一行が勝手に行動しないよう、国連捜査官が同行することに
  • 一方のビーたちは「遺体引き揚げ」用のロープなどないと追い返された

 

たける
たける

国連軍も現地人も、なんでそんなに非協力的なの。

REON
REON

…どっちもこの紛争で何かしら成果を上げたいんだよ。

つまり国連軍としては、何より紛争融和策を先行して結果を残したい。

現地人の一部はというと、水を売る闇市で儲けを生み、ロープ屋も一枚噛んでいた。

…というのが現状だったのです。

こうした裏事情も、ある意味「戦争」

ドンパチで大勢が亡くなるだけでなく、その後までもが醜いのが戦争の実態だということがよく分かります。

 

  • マンブルたちにしてみれば、そんな裏事情知ったこっちゃない
  • 是が非でもロープを手に入れるべく、あちこちを徘徊することに
  • …と、偶然助けた少年の家にロープがあることが判明
  • 二次災害の危険区域に侵入し、倒壊した少年の家でロープを発見

 

たける
たける

良かった♪ロープあったんだ。

REON
REON

…少年の両親が首を吊ったロープがな。

少年は、両親がすでに亡くなっているだなんて知りません。

遠くの街に避難すると偽り、少年を祖父に預けていたから。

なぜ両親はそんな行動を?というのは、もちろん紛争が原因です。

そもそも今回の紛争とは、多民族国家独立に関わる民族間の差別が発端でした。

つい昨日まで和気藹々と暮らしていた隣人同士が、民族の違いを理由に争うようになってしまったのです。

少年の両親は、そんな醜く残酷な争いの最も典型的な犠牲者。

紛争背景を感じ取ったマンブルたちは、心痛の面持ちでその場をあとにします。

そうしてようやく手に入れたロープを携え、もはやブヨブヨに膨れ上がって悪臭までも漂い始めた遺体井戸へ。

…いま自分たちにできる、最大の救助活動を行うために。

 

  • …ということで、とっとと引き上げ作業開始
  • マンブルが井戸に潜り、遺体にしっかりロープを固定
  • さぁ引き揚げだ!…という段階で、国連軍の横やりが
  • なんとせっかくのロープも「わざわざ切られた」

 

マンブルたちの努力も虚しく、遺体は再び井戸の底へ。

彼らは国連軍の言うがままに、別の救援に向かわされてしまいます。

ところが最後は、彼らも予想だにしなかったユニークな結末を迎えることに… というのが大まかなあらすじになります。

 

映画【ロープ 戦場の生命線】

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【ロープ 戦場の生命線】援助活動に勤しむ登場人物たち

たった1本、されど1本。

戦禍を乗り越え、生き延びた人々の本当の生活を守るために頑張る登場人物たちをご紹介いたしましょう。

 

マンブル (ベニテオ・デル・トロ)

マンブルは、「国境なき水と衛生管理団」の責任者。

国際救助活動を長年続けてきたベテランさんです。

少々ぶっきらぼう・実は女ったらしのオッサンですが、戦禍に苦しむ民間人にスッと寄り添う器の大きな人物でもあります。

演じたベニテオ・デル・トロ氏は、《ユージュアル・サスペクツ》《21グラム》《スターウォーズ/最後のジェダイ》など、数々の有名作品に出演している名俳優。

特に映画《ボーダーライン》でかました独特の銃撃法は、デルトロ撃ちと言われるほどの渋カッコ良さが。

今作はドンパチなしが見どころのひとつですが、せっかくなのでデルトロ撃ちもチラッとどうぞ↓

 

 

ビー (ティム・ロビンス)

ビーは、「国境なき水と衛生管理団」のベテラン活動家。

紛争地域にありがちな危険を察知する、頼れる存在です。

…が、意外と能天気。

緊迫した状況でもちょくちょくギャグをかます、ムードメーカーでもあります。

演じたティム・ロビンス氏は、映画「ショーシャンクの空に」の主人公アンディを演じたお方。

あの頃の面影は薄れていますが、確かな演技力は健在です。

 

ソフィー (メラニー・ティエリー)

ソフィーは、「国境なき水と衛生管理団」の新人活動家。

今回初めて紛争地域に足を踏み入れ、井戸の遺体が初めて遭遇した遺体になります。

ちょっとOoopsしながらも、持ち前の正義感で国連軍にもたてつく気の強さが。

演じたメラニー・ティエリーさんは、ファッション誌「ヴォーグ」「Elle」や、エルメス、イヴ・サンローランの広告塔も務めた超大物のフランス人モデルです。

キャリアを広げるために俳優に転身し、今作では才能を遺憾なく発揮しています。

 

ダミール (フェジャ・ストゥカン)

ダミールは、「国境なき水と衛生管理団」のサポートをする現地通訳。

実は今作随一のイケメンさんという、出番は少ないけれど1番目を引く人物です。

残念ながら、演じたフェジャ・ストゥカン氏がどんなお方なのか、情報ゲット出来ませんでした。

脇役ながらも存在感抜群なので、ぜひご注目を。

 

カティヤ (オルガ・キュリレンコ)

カティヤは、「国境なき水と衛生管理団」に同行する国連捜査官。

マンブルとかつて恋仲だった元カノでもあります。

援助活動の是非を監視・監督する立場ですが、マンブルの押しに負けて一緒にロープを探す羽目に。

演じたオルガ・キュリレンコさんは、ウクライナ出身のトップモデル。

数々のコレクションやファッション誌の表紙を飾り、2008年の007シリーズ映画《慰めの報酬》ではボンドガールも演じたべっぴんさんです。

 

…と、この他に、セルビア・クロアチアの方々らしき現地人、国連軍の兵士などが登場。

銃声も爆発音もない、どこかユーモラスな穏やかさがある反戦映画 となっております。

 

 

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【ロープ 戦場の生命線】感想まとめ

ロープ 戦場の生命線

ただひたすらに、武器を持つこともなく戦場を駆けずり回る国際援助活動家たち。

彼らの奮闘はどこか滑稽でありながら、戦争の愚かささえも痛烈に伝わってきます。

  • 「水と衛生管理団」なる非営利NGOメンバーが主人公
  • 紛争地域の井戸に遺体が沈んでいることが発覚
  • 貴重な生活用水確保のため、遺体を引き揚げることに
  • ところが1本しかないロープが切れ、替えのロープを探しまわるお話

救助活動家たちが見たものは、停戦してもなお蔓延する紛争の不条理そのものです。

ある日を境に、民族が違う・宗教が違う理由で隣人同士が憎み合い、殺し合ってきた経緯。

やっとその理不尽な争いから解放されても、今度は別の不条理が紛争地域に立ちはだかります。

今作は、最前線での極限の緊迫感も、命がけの戦闘も、あからさまな人命救助もありません。

それでも自らの意志で危険が残る地域に赴き、助けが必要な人々のために活動を続ける姿にはリアリティを感じます。

性別も年齢も国籍も越え、地味だけれど確実に多くの人を救っている「国境なき」団体。

彼らは昨日より今日が少しでも良くなるよう、優しい世界を作ってくれていると思います。

ストーリーそのものは、たった1本のロープを探すだけ。

なのに充分スリリングでデンジャラスで、自分では計り知れない「戦争」の本質を垣間見ることができました。

映画【ロープ 戦場の生命線】は、ユーモアも冒険心も満ち溢れた秀逸な戦争ヒューマン作品 でした。

 

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