【おすすめ日本映画特集】泣いて笑って余韻に浸る時代劇映画10選

まとめ

おめぇさん、時代劇は好ぎが?

感動名作からクスッと笑えるエンタメ系まで。

肩肘張らずに楽しめるおすすめ日本時代劇映画10選をお届けします。

 

この記事で分かること

  • 誰もがとっつきやすい日本時代劇映画を10本ピックアップ
  • あらすじ概要・予告動画
  • DVDブルーレイ情報

 

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たそがれ清兵衛 (2002)

 

映画【たそがれ清兵衛】は、山田洋次監督・藤沢周平原作の時代劇三部作の第1弾。

第26回日本アカデミー賞で史上2度目の全部門優秀賞受賞、海外からも高く評価されている大傑作です。

自分のことはさて置いて、愛する者のことを第一に考える武士の姿に、人の優しさと温もりを感じるお話になっています。

 

  • 幕末の庄内・海坂藩の下級武士である井口清兵衛が主人公
  • 妻を亡くし、老母と2人の娘のために毎日きっかり定時で帰宅
  • たそがれ時にさっさと帰るので、同僚から「たそがれ清兵衛」と小馬鹿に
  • 清兵衛はある日、親友の妹で幼なじみの朋江のDV旦那と成り行きで決闘
  • 真剣に対し、竹棒で応戦した清兵衛の剣の腕前がコッソリ評判に
  • 上意討ちの果たし合いに向かうよう、藩命をたまわってしまった

 

悲しませたくない人がいますか?

誰を幸せにしたいですか?

たたかうお父さんがほんとうに好きですか?

誰といると心が素直になれますか?

たそがれ時、誰と会いたくなりますか?

愛することより大切なことって、なんですか?

…もう映画予告だけでもジーンと心が震えます。

下級武士の暮らしぶり・食事の仕方・果たし合いのための身支度・清兵衛の想い。

全ての所作が細やかで美しく、全てのシーンが見どころの作品。

 

映画【たそがれ清兵衛】

監督 : 山田洋次

出演 : 真田広之、宮沢りえ、田中泯ほか

上映時間 : 129分

たそがれ清兵衛(予告)

 

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隠し剣 鬼の爪 (2004)

 

映画【隠し剣 鬼の爪】は、山田洋次監督・藤沢周平原作の時代劇三部作の第2弾。

忠誠と友情と愛の間で揺れ動く、秘技使いの剣客武士の葛藤を描いた時代劇ロマンスです。

 

  • 時は幕末。庄内の小藩・海坂藩に籍を置く片桐宗蔵が主人公
  • ある日、かつて宗蔵の家に女中奉公に来ていた娘きえと再会
  • きえは、油問屋の大店に嫁いで幸せ…ではなく、むしろ病んでゲッソリ
  • 宗蔵は大店主人にきえを離縁させ、再び片桐家の屋敷で暮らすように
  • ところが世間の風当たりは冷たく、そんな中藩内で謀反が
  • 発起人は宗蔵の親友であり、切って捨てよと家老から藩命が

 

互いに同じ門下で剣の技を競い合っていた親友との果たし合い。

実はその裏で家老が悪どい所行を働いていたことを知った宗蔵は、武士の道を捨て愛する者と生きる道を選びます。

侍が戦場で活躍することのなくなった幕末の世。

侍というしがらみを自ら脱ぎ捨て、己の心に誠実に生きようとした男の物語。

 

 

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武士の一分 (2006)

 

映画【武士の一分】は、山田洋次監督・藤沢周平原作の時代劇三部作の最後を飾る第3弾。

「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目のこと。

「ちょ、マテヨ」のキムタクを主演に迎え、愛する者を守る武士の姿が描かれています。

 

  • 庄内にある小藩・海坂藩の下級武士・三村新之丞が主人公
  • 藩城内でお毒味役を勤め、ある日貝毒にあたり失明
  • 夢も生きる希望も失い、自暴自棄になるも妻が支えに
  • お上からの温情で身分も禄も温存されたが、とんでもない噂を耳に
  • なんと加世が上級武士・番頭といい仲に
  • 実は番頭が新之丞の事情につけ込み、加世を手篭めにした
  • 怒った新之丞は、「武士の一分」として番頭と果たし合いをすることに

 

献身的な妻と暮らす主人公の新之丞。

映画の触りこそ、ニヒルな笑顔でキムタク感全開です。

…が、失明し絶望の淵に立たされた新之丞は、もはやキムタクではありません。

どんな役をやっても「キムタク」にしか見えない大物オーラは今作にはなく、新たな木村拓哉氏を拝める一作になっています。

目の見えないハンデを背負いつつ、どうしても譲れない「武士の一分」を貫く姿は感動モノです。

勧善懲悪の時代劇だけれど、最後はホロっと涙する作品。

 

映画【武士の一分】

監督 : 山田洋次

出演 : 木村拓哉、檀れい、笹野髙文ほか

上映時間 : 122分

Love and Honor Trailer (2006)

 

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一命 (2011)

 

映画【一命】は、1962年公開の日本映画《切腹》のリメイク作品。

滝口康彦氏の小説「異聞浪人記」を原作に、三池崇史監督がメガホンを撮ったサムライ映画です。

洋題は『HARA-KIRI』

ひとかたの礼節がある切腹行為に対し、武士の最期を軽んじた大名家へ復讐を果たすお話になっています。

 

  • 時は17世紀。戦国から徳川治世となった江戸時代初頭が舞台
  • 多くの大名家がお取り潰しになり、生活に困る武士が急増
  • 武士らは浪人となり、狂言切腹で金銭をせびるように
  • そんなご時世の中、名門・井伊家の門前に「切腹させろ」浪人が訪問
  • 井伊家の家老は、浪人が切腹を思いとどまるようひとつ物語を語り始めた
  • それはつい先日の出来事、若い浪人の狂言切腹の悲惨な最期のお話
  • ところが家老が語った切腹と、此度の切腹には深い関わりが

 

狂言切腹とは、庭先でハラキリされても迷惑なんだけど…という裕福な大名屋敷にあたりをつけた「ゆすり」行為。

恥も外聞も捨て、そうでもしないと生きていけなかったサムライたちの末路には少し切なさも感じます。

たとえ落ちぶれても、最期の侍魂は重んじたかった浪人。

相手は浪人だからと、御家存続だけを重んじた大名筋。

時代の変化に伴い、名ばかりになった武士道と剣がぶつかり合うチャンバラ時代劇の大作。

 

映画【一命】

監督 : 三池崇史

出演 : 市川海老蔵、瑛太、役所広司、満島ひかり他

上映時間 : 126分

『一命』予告編

 

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武士の家計簿 (2010)

 

映画【武士の家計簿】は、幕末から明治にかけて、実際に残された「家計簿」から構想したお話。

歴史学者・磯田道史氏の歴史教養著書が原案です。

武士は武士でも剣の腕はからっきし。

そろばん弾いてナンボのお侍さん一家の家族愛が描かれています。

 

  • 現在の石川県あたりにあった加賀藩が舞台
  • 代々加賀藩で御算用者(経理係)を勤める下級武士・猪山直之が主人公
  • 家業のそろばんの腕を磨き出世するも、猪山家の家計は火の車
  • 猪山家は、直之を中心に徹底倹約・家計立て直し策に打って出た
  • 売れる家財は一切合財処分し、見栄も体裁も捨てて家督を守ることに

 

「願いましては〜」とそろばんを弾く算用侍・堺雅人氏の演技を見ていると、なんだかそろばんパチパチしたくなります(笑)

剣ではなく、そろばんひとつで激動の幕末を生き抜いた家族の絆。

たとえすれ違いがあったとしても、たとえ考えの相違があったとしても。

どんな時代でも、確かな知恵と芸と愛があれば乗り越えていける。

そんな日常を描いた人情時代劇。

 

映画【武士の家計簿】

監督 : 森田芳光

出演 : 堺雅人、仲間由紀恵、

上映時間 : 129分

武士の家計簿

 

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のぼうの城 (2012)

 

映画【のぼうの城】は、秀吉が天下統一を目前にした小田原征伐(1590年ごろ)のお話です。

豊臣軍2万に対し、たった500の兵と数千の農民で反撃した北条勢の支城。

秀吉にケンカ売った、『でくのぼう』と呼ばれる武将の戦っぷりが描かれています。

 

  • 秀吉の天下統一も、残すは小田原を本城に構える北条勢のみ
  • 石田三成は秀吉から2万の軍を与えられ、北条勢の支城のひとつ「忍城(おしじょう)」を陥すことに
  • 忍城のお館様は、勝ち目のない戦ゆえ北条氏を裏切り秀吉に内通するつもり
  • …だったが、留守を任された成田長親が駄々こねて三成率いる秀吉軍と戦うことに
  • そもそも成田長親は、農民から「(でく)のぼう様」と慕われるうつけ者
  • 思いもよらぬ策を講じ、圧倒的不利な戦をひっくり返した

 

この城、敵に回したが間違いか。

そう秀吉軍に思わせた、小さな城の大きな戦

のぼう様と呼ばれた成田長親を演じた野村萬斎氏の一挙手一投足に、いちいちワクワクします。

天下統一目前の秀吉が唯一落とせなかった、けったいな軍師のけったいな策にニヤリとしてしまう作品。

 

映画【のぼうの城】

監督 : 犬童一心、樋口真嗣

出演 : 野村萬斎、榮倉奈々、佐藤浩市、成宮寛貴ほか

上映時間 : 145分

映画『のぼうの城』本予告編

 

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清須会議 (2013)

映画【清須会議】は、三谷幸喜監督と豪華キャストが贈る痛快娯楽喜劇。

信長亡き後の織田家跡目を誰にするか。

1582年、実際に家来達が一堂に会した清須でのゴタゴタが面白おかしく描かれています。

 

  • 天正10年(1582年)本能寺の変により、織田信長が死去
  • 清須城に織田家家臣が招集され、跡目を決める会議を開くことに
  • 筆頭家老・柴田勝家は、信長の出来の良い三男・信孝の後見に
  • 羽柴秀吉は信長のうつけ者な次男・信雄の後見に
  • 勝家も秀吉もそれぞれ織田家ゆかりの者をさらに抱き込むも、秀吉は家臣の心も掌握
  • 跡目を早急に決定するため、信長家臣・宿老である勝家、秀吉、丹波長秀、池田恒興の4人で話し合うことに
  • 騙し合い・駆け引き・思惑。一進一退の頭脳戦のゆくえは、これいかに

 

事件は現場ではなく、まさに会議室で起こったという天下分け目の騙し合い。

濃すぎるメイク・あえての付け鼻・作り物感満載のセット。

歴史的大事件をデフォルメし、歴史をより身近に面白く感じる工夫が凝らされています。

キャラもいちいち濃く、特に大泉洋氏が演じた秀吉はお見事です。

農民あがり、のちの天下人のしたたかさ・無邪気さ・賢さがビシっと伝わってきます。

戦は戦でも頭脳戦。

こんな会議だったら歴史も面白いと思える究極のエンタメ時代劇。

 

映画【清須会議】

監督 : 三谷幸喜

出演 : 役所広司、大泉洋、小日向文世ほか

上映時間 : 138分

『清須会議』映画オリジナル予告編

 

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忍びの国 (2017)

 

映画【忍びの国】は、戦国時代の侍VS忍者の戦いを描いた、嵐・大野くん主演のアクション時代劇。

ジャニーズ主演かぁ…

と、侮るなかれ。

大野くんは、ジャニーズの中でもずば抜けた歌唱力と身体能力を持つお方です。

ワイヤーアクションもあるけれど、アクロバティックなヒョイヒョイ忍者姿は「カッコいい!」のひとことに尽きます。

 

  • 天下統一も、もはや目前…という織田家全盛の時代が舞台
  • 破竹の勢いある織田家が、唯一攻め入らなかった国が
  • それは伊勢のお隣・人でなし忍者衆が棲まう伊賀
  • 伊賀者は「虎狼の族」と恐れられ、家族の命さえも粗末にする鬼畜ども
  • そんな伊賀の教えに疑念を持った忍者の1人が、織田軍を手引き
  • 伊賀一の凄腕忍者・無門が、忍者衆を率いて奇策で織田軍とやり合うことに

 

日本独自の暗殺集団、忍者。

伊賀と甲賀の忍者合戦をモチーフにしたお話はよくありますが、今作は織田軍VS忍者のお話です。

和田竜氏の歴史小説が原作。

実際に織田信長の次男・信雄が伊勢の次に攻め入った伊賀との戦い「天正伊賀の乱」がモチーフになっています。

忍びの国の陰鬱で粗野な残虐性を明確にしつつ、人間の尊厳をコメディも交えて映し出した作品。

 

映画【忍びの国】

監督 : 中村義洋

出演 : 大野智、石原さとみ、知念侑李、國村隼ほか

上映時間 : 125分

「忍びの国」予告

※現在、動画配信サービスでの取り扱いがありません

 

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花戦さ (2017)

映画【花戦さ】は、武将や侍の世にあって、剣を振りかざすのではなく花をもって和平を望んだ華道家の物語

出世も名誉も興味がない御仁が、大胆不敵な振る舞いで天下人をも丸め込む痛快・爽快なお話です。

 

  • 時は戦国。京都・頂法寺六角堂の花僧である池坊専好が主人公
  • 専好は立花の名手で、信長の御手前で花をいけ、千利休の心までも鷲掴み
  • …したは良いが、ちょっと粗相して信長の逆鱗に
  • あわや打ち首のピンチ!を秀吉が救ってくれた
  • その後、専好と利休は無二の親友になるも、天下人となった秀吉の奢りが大暴走
  • 利休は自害に追い込まれ、民の命も奪われる事態
  • 専好は、前田利家邸を舞台に太閤秀吉へ花を用いた大博打に出ることに

 

今作の見どころは、主演・野村萬斎氏の圧巻の演技。

さらに血で血を洗う刃にも勝る『花』がもたらす、なんとも豪華絢爛な和の心・侘び寂びの風美も圧巻です。

華展でもそうそうお目にかかれない大作の生花が登場するので、お花を愛でるだけでも一見の価値があるかと。

花も生き、人も生き、心意気も活きている風変わりなエンタメ時代劇作品。

 

映画【花戦さ】

監督 : 篠原哲雄

出演 : 野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐藤浩市ほか

上映時間 : 128分

映画『花戦さ』 予告編

 

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駆込み女と駆出し男 (2015)

 

映画【駆込み女と駆出し男】は、江戸時代後期に本当にあった夫婦離縁にまつわるしきたりのお話

どんなにひどい旦那でも、決して妻から離縁を申し出ることが叶わなかった時代の人情時代劇です。

井上ひさし氏の「東慶寺花だより」という小説が原案になっています。

 

  • 時は江戸時代後期。鎌倉には幕府公認の縁切寺が
  • 東慶寺に駆け込めば、妻の意思で離縁が成立するお助け施設
  • ただし誰でもホイホイ駆け込めるわけではなく、それなりにきまりがある
  • 一旦、女衆の身柄を預かる御用宿に居候する信次郎は、離婚調停人として働いていた
  • 口八丁、手八丁。奇抜な策でワケアリ駆込み女衆の助太刀することに

 

男尊女卑が甚だしかった江戸時代。

駆込み寺・縁切寺とも言われた東慶寺で、2年無事に過ごして初めて妻からの離縁が叶いました。

なんとも無体な人権の抑圧。

そんな重めの題材ですが、泣いて笑って安堵する庶民の姿がコミカルに描かれています。

泣いたあとには、笑いましょうよ。

救われて生きながらえて、笑うことの素晴らしさを痛感する作品。

 

映画【駆込み女と駆出し男】

監督 : 原田眞人

出演 : 大泉洋、戸田恵梨香、樹木希林ほか

上映時間 : 145分

駆込み女と駆出し男 予告篇

 

…ということで、おすすめ日本時代劇映画10選をお届けしました。

その時代に生きた人々の暮らしぶりや生き様は、儚さも力強さも感じます。

でも時代劇って、なんだか小難しそうだし地味だし長いし…。

そんなあなたでもつい最後まで喰いついて観てしまう、気軽に楽しめる作品をチョイスいたしました。

日本ならでは、ひとつひとつが凛として美しい時代劇映画を観るキッカケになれば、恐悦至極にございます。

 

人情モノのお涙頂戴ではなく、怖くて涙がチョチョ切れる現代ホラーな日本映画もお届け中。

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