【フィルス】映画のあらすじは?マカヴォイ主演クズい刑事のゲスな生涯

コメディ

己の欲望を満たすため、チンケなことをコツコツと。

積み重ねるべき努力はそうじゃない。

そうツッコミたくなる汚職刑事の、なんとも言えないない複雑な人生の物語。

《トレインスポッティング》原作者アーヴィン・ウェルシュの同名小説を、ジェームズ・マカヴォイ主演で映画化したR15指定作品【フィルス】のあらすじ・キャストをお届けします。

 

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【フィルス】刑事ブルースのクズな日常

たける
たける

この”フィルス”野郎め!

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…またいきなり随分な物言いだな(汗)

今作は、ろくでもない人生を歩む1人の男の物語。

…ですが。

タイトル【フィルス】は、主人公の男の名前ではありません。

  • フィルス(FILTH)とは、「汚物」「不潔」「淫らな考え」という意味
  • さらに俗語として「警官」を揶揄する表現

ひと様やお巡りさんに向かって叫ぶには、ちょっと失礼な単語ですね。

ただ今作の主人公は、そう呼ばれるのに相応しいクズすぎる汚職警官。

彼をひとことで表現するにはぴったりすぎる言い回しです。

…といっても、汚職というほど大それたことは全くいたしません。

やりたい放題のコメディさと、壊れゆく精神を描いたヒューマン映画が【フィルス】 です。

ひとつの事件と出世レース

物語の舞台はスコットランド・エディンバラ。

ある晩、物騒な殺人事件が起こります。

  • 被害者となったのは、20代前半の日本人男子学生
  • 有力な手がかりや目撃情報はないらしい
  • 警部をボスに、6人の刑事が捜査に当たることに
たける
たける

この”フィルス”野郎どもがっ!

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…本日2回目の”フィルス”発言かよ。

実はこの事件を担当することになった警察署では、今まさに昇進レースの真っ最中。

手柄を挙げたら新警部補への昇格も濃厚…という腹の探り合いの最中でもありました。

  • いちおう6人全員に昇進チャンスが
  • …ただしそれぞれ皆クセモノばかりな”フィルス(警官)”ども
  • 特に血気盛んなオレ様気質・ブルースが1番のろくでなし
たける
たける

この”フィ…”。

REON
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あー、はいはい。そうねブルースが”フィルス野郎”だね。

たける
たける

ぐぬぬ……!

このブルース刑事がどれくらい”フィルス”野郎なクズなのか。

これがまた…笑っちゃうくらいの小物です。

  • 同僚刑事の奥さんと不倫
  • ヤク中の新人刑事とともに、イケナイ粉ざんまい
  • さらに新人刑事と売春をお楽しみ
  • 捜査過程での恐喝は日常茶飯事
  • なんなら未成年に淫らな行為も強要
  • 同僚同士を歪みあわせるため、ありもしない噂話を吹き込む
  • 同僚刑事の悪口を、署内のトイレ個室にイタズラ書き
  • 子供にファッキンされたら、容赦なくその子の風船をお空に解放(←お子さま半ベソ)
  • フリーメイソン仲間の真面目な友人をクズの世界に染めようとする
  • ついでにその友人の妻に変質者チックなイタ電しまくる
たける
たける

汚職の規模ちっさ(笑)

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…だな。マフィアだなんだの黒い繋がりとか、一個もないし。

とにかくブルースという刑事は、やることなすこと好き勝手。

自分の欲望を満たすため、狡いことをネチっこく積み重ねることをゲーム感覚で楽しんでおりました。

そんな彼の昇進目的も「出世して妻に認められたいから」

…もうなんも言えねーくらい、ガチでクズ(笑)

しかし、そんなブルースの自己中な人生には、色々と心の闇が隠されておりました。

 

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【フィルス】堕ちていくクズの一生

酒にタバコに白い粉。ついでに性欲旺盛、まるで野獣。

ギャンブルこそやらないけれど、人の弱みに漬け込むのが大好きです。

そんなゲスを極めたブルースですが、完全に性根が腐り切ってるわけでもありません

  • ある日偶然、道端で急患を発見。野次馬を押しのけて、必死に救命活動
  • 命を救うことは出来なかったが、その残された家族のサポートを買って出た
  • 日本人殺害事件についても「どうせ被害者はガイジンだから…」との意見が出ると、人種差別は良くないと反論
たける
たける

クズなんだか良い人なんだか(笑)

REON
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…色々と精神面が複雑なんだよ。

やってることは、他人を蔑み陥れることばかり。

計算された小狡さアリ、正直な想いというのもアリ。

ブルースの振る舞いは、実に行動心理の境界線が曖昧なんです。

…ただひとつ。

確かなことは、行動=確実な何かを得るための手段に過ぎないということ。

  • 子供の頃、出来の良い弟と比べられて存在意義が薄かった
  • 自分を認めてもらいたい一心で、他人を蹴落とすことをゲームだと考えるように
  • どんな手を使ってでも結果に繋がればいい、というオレ様ルールを決めた
たける
たける

承認欲求が…人一倍強い?

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…あぁ。だが自分で自分を認めることが出来ず、他人から認められる方法も分からないんだ。

自分も信じられず、他人も信じられない。でも認められたい。

たとえそれが側から見たらクズい行為でも。

そんな承認欲求と自己顕示欲の強さの表れが非道な行動であり、その行為ひとつひとつが次第にブルースの心を蝕んでしまいます。

事故死させてしまった幼い弟の亡霊に悩まされ、ふとした瞬間に幻覚を見てしまうほど。

  • かつては父親に、そして今は誰より妻に自分を認めてもらいたい
  • 同僚全員を蹴落として自分が昇進すれば、妻との幸せも絶対になる
  • …ということで、実は日本人殺害事件の目撃者の存在も知っていたのに情報を隠蔽
  • ところが小狡い行為を繰り返しても、心の隙間が埋まることもなく
  • 何をしても虚無感に苛まれ、行動がだんだんエスカレート
たける
たける

…なんかますます酒と粉に依存しまくってる?

REON
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…おかげで頻繁に幻覚にも悩まされて、精神が追い詰められていっちゃうんだ。

人を蹴落とし、自分だけ這い上がる生き方しかしてこなかったブルース。

心と身体の違和感を誤魔化すかのように、これまで以上に自堕落になってしまいます。

そうしてある時、一気に心が崩壊してしまう事態が。

日本人殺害事件の有力情報「金髪の女性目撃者がいたらしい」ことを、同僚刑事が突き止めたのです。

しかもこの金髪の女性目撃者には、ブルースが昇進の切り札として隠蔽していただけでない衝撃の事実も隠されており… というのが大まかなあらすじになります。

 

オレ様流儀のクズの一生を描いたR15指定映画【フィルス】

スコットランド・エディンバラ警察。

邦人留学生がフルボッコの末、ゴミのように捨てられるという殺人事件が起こります。

市民の安全を守るため、熱血漢丸出しで捜査…するはずが、指揮官を任されたのはクズすぎる悪徳警官でした。

酒に女にタバコに薬物。

さらには同僚を蹴落とすチンケな仕込みをゲームと称し、まさに”フィルス”と呼ぶのに相応しい、ろくでもない悪事を積み重ねていきます。

しかし目撃者の存在が明らかになったことで、事態は思わぬ方向へ。

クズい悪徳刑事の掲げる信念「俺のルールに例外なし!」をとことん貫き、予想外の展開にアッと驚く予告動画はこちら↓

映画『フィルス』予告編

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【フィルス】ろくでなしな登場人物たち

クズい汚職警官のクライム・コメディ。

そんな括りで気軽に観ると「思ってたのと全然違う」という感想がこみ上げます。

笑いの中にも憐れみや同情心すら湧いてしまう、物語の中心にいる登場人物たちをご紹介いたしましょう。

 

ブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)

ブルースは、見ていてドン引きするくらい極悪非道の限りを尽くす悪徳刑事。

ただしどれもチッポケで、身勝手すぎるただの自己中クズ野郎です。

虚勢を張って己を大きく見せる反面、悪事のチンケさ並みに心に弱さを持つ人物でもあります。

 

クリフォード・ブレイズ(エディ・マーサン)

クリフォードは、気弱でお人好しな大金持ちの公認会計士。

ブルースとはフリーメイソン仲間であり、唯一の友といってもいい存在です。

ヤバめの旅行に誘われようが、ちょっとハメられて陥れられようが、ブルースを親友と言ってのける懐の深さがあります。

 

レイ・レノックス(ジェイミー・ベル)

レイは、よくブルースとコンビを組む新人刑事。コカがinの白い粉が大好きな若手です。

昇進よりも警部の秘書をいかに落としてラブラブになるかの方が重要ですが、ちょっとムスコに自信がない弱気な一面も。

次第にエスカレートしていくブルースをクズの反面教師に、刑事として成長していく人物でもあります。

 

…と、この他に、ブルースのボスである警部・妻の不倫相手がブルースとは知らずに自殺を図る同僚刑事・色仕掛けで刑事になったと言われている女性刑事・殺人事件の犯人グループなどが登場。

どいつもこいつも大概なクズですが、ブルースが飛び抜けてゲスい”フィルス”野郎です。

汚職警官が裏社会と通じ合っててヤバいことに…とか、警察組織の腐敗っぷりのクライム・コメディ?という予想は完全に裏切られる、少々重い作品になっています。

 

 

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まとめ

昇進レースに勝ちたいがために、有り余るクズっぷりを発揮しまくる悪徳刑事。

見ていてこれっぽっちも共感出来ませんが、それは彼の悲痛な心の裏返しでした。

  • 狡い小細工ばかりする、スコットランド刑事のゲスの極みが満載
  • やってることは、いちいち小さい
  • そもそも昇進したい動機も「妻に認められたい」ただそれだけ
  • 虚勢を張って人を蹴落とすも、堕ちていくのは己だった

卑劣な計算高さと正直さの境界線が曖昧なブルースは、承認欲求や自己顕示欲のコントロールが出来ない心の闇を抱えていました。

心はすでに、とうの昔から壊れていたのかもしれません。

そんなことすら自分で認めず、足掻くように悪事に溺れていった姿は、なんとなく同情してしまう憐れさがありました。

「俺のルールに例外なし」

欲望の赴くまま、ひたすら追い求めたのは自分の存在感。

それを確かなものにするために決めた「なんでもアリ」な彼のルールは、自らの首を真綿で締める呪いのように見えてきます。

最期に彼が取った行動は、自尊心や自我を貫きたい、その最良の「なんでもアリ」な救いのない手段。

映画【フィルス】は、心の裏側に溜め込んだ悲鳴を、クズすぎる行動でしか表現出来なかった男の哀しみが詰まった作品でした。

 

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