映画【ブレイド】は、マーベル・コミックを原作としたホラーアクション映画。
《バットマン》《スパイダーマン》《アイアンマン》など、アメコミ映画の先駆けとなった作品です。
ストーリーは、人間とヴァンパイアの特徴を併せ持つ、黒人ヴァンパイアハンターの戦いを描いたダークヒーローもの。
1998年に1作目が公開されるやいなや大ヒット、シリーズ3作品が製作されました。
元祖マーベルとも呼ばれるウェズリー・スナイプス主演の映画【ブレイド】3作品プラスαをお届けします。
この記事で分かること
- 映画【ブレイド】3作品&シリーズ外1作品
- 懐かし面白し!木曜洋画劇場の予告動画
- 動画配信サービス・DVDブルーレイ情報
ブレイド (1998)
映画【ブレイド】は、マーベル・コミックの実写化で初めて大ヒットを飛ばしたシリーズ1作目 。
地下の闇に潜み、人間と共存関係を築いているヴァンパイアが存在する世界が舞台です。
- この世界には、純血と元人間の2種類のヴァンパイアがいる
- お約束通り、ヴァンパイアの弱点は銀・ニンニク・日光
- ただひとり、人間とヴァンパイア双方の血をひく亜種もいる
- 彼の名はブレイド。日光の下も歩けるため、“デイ・ウォーカー”という異名が
- そんな彼は人間の老人ウェスラーと共に、吸血鬼ハンターとして活躍中
- …だが、元人間のヴァンパイアが無限の力を得ようと画策
母胎にいるとき母が襲われ、吸血鬼の遺伝子が組み込まれてしまったブレイド。
彼は憎悪と苦しみから吸血鬼ハンターとなり、世界征服を目論む強敵ヴァンパイアと戦うことに。
銀製の日本刀と銀の弾丸銃。
ヴァンパイアが一瞬で塵になったり、特殊アイテムで破裂したりと、CGを駆使した惨殺無双が見どころです。
主人公ブレイドを演じたウィズリー・スナイプスが、ノリノリでヴァンパイアを一掃していく爽快アクション大作。
映画【ブレイド】/ 木曜洋画劇場CM
監督 : スティーヴン・ノリントン
出演 : ウェズリー・スナイプス、スティーヴン・ドーフ、クリス・クリストファーソン他
上映時間 : 120分
ブレイド2 (2002)
映画【ブレイド2】は、前作の結末を引き継いだシリーズ2作目。
新種のクリーチャーが登場し、ブレイドとヴァンパイアが共闘することになるお話 です。
- ブレイドは、プラハで精力的に吸血鬼狩りをしつつウェスラーを探し中
- ようやく見つけたウェスラーは、なんとヴァンパイア化
- …していたが、血清と気合で一晩で人間復帰
- ブレイド・ウェスラー・新しいメカニックの3人で吸血鬼ハンターを継続
- 「平和の使者」なるヴァンパイアが現れ、世界のピンチを聞かされた
- ヴァンパイアを食い散らかす、新種の生物リーパーズ(死神)がいるらしい
ブレイドにとってリーパーズは、ヴァンパイア殲滅にひと役買ってくれる新種生物。
ただ、このままでは人間まで食い散らかされる恐れがあるため、一旦休戦・共闘してリーパーズ討伐に乗り出します。
リーパーズ誕生の秘密、異形のものが抱く苦しみと愛憎。
鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が放つ、スタイリッシュでアクロバティック、血みどろ爆散な1本。
映画【ブレイド2】 / 木曜洋画劇場CM
監督 : ギレルモ・デル・トロ
出演 : ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、レオノア・ヴァレラ他
上映時間 : 118分
ブレイド3 (2004)
映画【ブレイド3】は、マーベルっぽさを随所に感じるシリーズ3作目。
ブレイド3作品全ての脚本を手掛けた、コミックス脚本化の名手デヴィッド・S・メイヤー氏が監督を務めた作品です。
- シリアの砂漠で、ヴァンパイアたちが始祖ドレイク復活を遂行中
- その半年後、ブレイドは罠に嵌りヴァンパイアの手下である人間を射殺
- その様子が全国中継され、連続殺人鬼として指名手配&逮捕
- そんなブレイドを、人間によるヴァンパイアハンターたちが救出
- 汚名返上とばかりに、ヴァンパイア撲滅兵器を手に反撃開始
ブレイド同様、ヴァンパイアとしての弱点を持たない始祖ドレイク。
日光をものともしない2人の”デイ・ウォーカー”の戦いを通して、ヴァンパイアの絶滅・ヴァンパイアの未来・ブレイドの進化などが描かれています。
キレッキレのアクション・ジョークも混じったノリの良さ
映画《デッドプール》のライアン・レイノルズが出演していてデップーばりに舌好調など、楽しみな見どころが盛りだくさんです。
アメコミ色がかなり強め、ウェズリー・スナイプス演じるブレイドの見納めとなる最終章。
映画【ブレイド3】 / 木曜洋画劇場CM
監督 : デヴィッド・S・ゴイヤー
出演 : ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、ライアン・レイノルズ他
上映時間 : 113分
ブレイドX (2005)
映画【ブレイドX】は、ブレイドを語るシリーズ外作品。
本家に似ても似つかぬ内容で、はっきり言ってブレイド要素はどこにもありません。
そもそも原題は『SOUL SEARCHER』、直訳すると「魂の捜索者」
邦題の付け方に悪意すら感じるほど、ブレイドじゃなさすぎる作品です。
- 冴えない清掃員の青年ジョーが、ある日スカウトされて死神に
- 武器は死神らしく大きな鎌。ただし戦闘服はただのパーカー
- 死神といっても人に死をもたらすのではなく、悪霊退治が主な仕事
- なぜか死神修行させられたジョーは、地獄の魔王と戦うことに
死神の素質があるだの、死者はソウルリングなる紐で肉体と魂が繋がってるだの。
大鎌だのプラズマ式二丁拳銃だのと、中二病要素たっぷりの設定が見どころです。
スタイリッシュを拗らせたような演出がおもしろく、ハマる人はハマるだろうといった感じ。
死神・悪霊の定義はむちゃくちゃですが、謎能力バトルではなく素手で殴り合うラストにびっくりするはず。
ウェズリー・スナイプスもヴァンパイアも無関係、掟破りな衝撃展開の低予算バトルホラー作品。
映画【ブレイドX】
監督 : ニール・オスマン
出演 : レイ・ブロック・jr、リチャード・ブレイク、カトリーナ・クック他
上映時間 : 99分
※現在、動画配信サービスでの取り扱いがありません。
…ということで、映画【ブレイド】シリーズ3作品プラスαをお届けしました。
ウェズリー・スナイプス主演のこのシリーズは、いま再び注目されています。
というのも映画【ブレイド】をリメイクしたい動きがあって、MCUにリブートで戻ってくることが決まったから。
主演を務めるのは、『ムーンライト』と『グリーンブック』でアカデミー助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリ。
脚本は、マーベル初となる黒人女性脚本家ステイシー・オセイ=クフォーに決まり、製作は本格始動。
MCUシリーズなどのスクープを報じているチャールズ・マーフィー氏のTwitterによると、【ブレイド】リブート版の公開は、2022年秋にスケジューリングされているんだとか。
Marvel Studios 2022-23
10/7/22-Blade
2/17/23-
5/5/23-
7/28/23-
11/3/23-— Charles I Do NOT Know About That Trailer Murphy (@_CharlesMurphy) April 5, 2020
リブート版も楽しみですが、ウェズリー・スナイプス主演【ブレイド】シリーズは、今観ても色褪せない面白さ。
アメコミヒーローが好きな方も、そうじゃない方も、元祖マーベル映画に触れていただけたら恐悦至極にございます。
ヴァンパイア映画といったら、こちらもオススメ。
吸血鬼VS狼男の飽くなき闘いを描いたアクションシリーズ【アンダーワールド】もあわせてどうぞ↓
コメント