映画ビバリーヒルズ・コップの魅力は、なんといっても主演エディ・マーフィ氏のマシンガントーク。
んまー、よく舌が回る回る(笑)
まくし立てるセリフはもちろん必見ですが、ストーリーを華やかにしてくれる音楽もまた必聴です。
初作の大ヒットを受けてシリーズ化された第2作目、映画【ビバリーヒルズ・コップ2】の主題歌・挿入曲をシーンごとにお届けします。
この記事で分かること
- 映画ビバリーヒルズ・コップ2の主題歌・挿入曲13曲
- どのシーンで使われていたかザックリ解説
- YouTubeで楽曲確認OK👌
- 予告動画・DVDブルーレイ情報
オープニング曲 (主題歌)
アクセルが仕立ての良いスーツで身支度を整えるオープニングの曲 は、Bob Segerの『Shakedown』
この曲は映画サントラからわざわざシングルカットもされ、1987年のビルボードチャート1位を記録した大ヒットナンバーです。
シェイクダウン♪ブレイクダウン♪テイクダウン♪
…と、かなりノリノリのロック曲、映画ビバリーヒルズ・コップ2の主題歌。
Shakedown / Bob Seger
潜入捜査中のダイナー店内シーン
真っ赤なフェラーリを華麗に転がし、偽造クレカの潜入捜査に向かったアクセル。
闇取引を始めたダイナー店内の曲 は、The Jetsの『Cross My Broken Heart』
新品のアメックス2,000枚欲しい!と、買う立場の人間に扮したアクセルの交渉術はさすがです(笑)
会話の凄さに気を取られ、流れていることにほぼ気付かないダイナー店内BGM。
Cross My Broken Heat/ The Jets
取引現場から署に戻るシーン
TVニュースで、ボゴミル警部が撃たれたことを知ったアクセル。
せっかく漕ぎ着けた偽造カード取引を、わざと失敗させて署に戻るシーンの曲 は、Harold Faltermeyerの『Axel F 』
シリーズ全作のあらゆる場所で活用される、エレクトーン音源のアクセル刑事のテーマ曲。
Axel F/ Harold Faltermeyer
ビバリーヒルズの街シーン
仕事を同僚に押し付け、ビバリーヒルズへと飛んだアクセル。
ボゴミル警部が入院する病院を訪れた後、車で少し街を走るシーンの曲 は、James Inglamの『Better Way』
曲名のbetter wayは、より良い方法・得策といった意味です。
ボゴミル警部の容態がより良くなるように、今は犯人を捕まえることが得策…と、アクセルの前向きな想いを代弁しているかのよう。
ビバリーヒルズのゴージャスで陽気な街並みをも表した、エンドロールでも流れるポップスソング。
Better Way / James Inglam
改築中の豪邸シーン
街を徘徊中に、悪巧みを思いついたアクセル。
改築中の豪邸で、建築局監査員と偽ってハッタリかますシーンの曲 は、Sue Annの『I Can’t Stand it』
さも工事に不備があると思わせる、口から出まかせはお見事のひとことです。
家主の依頼通りに頑張ってた作業員さん方、難儀なことで(笑)
庭先に置かれたラジカセから流れてる、外壁工事の皆さんの作業用BGM。
I Can’t Stand It/ Sue Ann
385ノースクラブシーン
ボゴミル警部の捜査資料をヒントに、アクセルとタガード刑事とビリー刑事が極秘裏に捜査を開始。
ストリップバーである385ノースクラブに到着した曲 は、George Michaelの『I Want Your Sex』
あろうことかタガード刑事を大統領と偽り、まんまと店内入りする様子はツッコミどころしかありませんw
そんなアクセルの悪ノリに乗るビリー刑事、ショーを意外と楽しんでるタガード刑事。
楽しそうで何よりです←同席したいw
セクシーな店内のムードにぴったりな、元ワム!のジョージ・マイケルが歌うダンスポップ曲。
I Want Your Sex/ George Michael
バーテンダーと会話シーン
385ノースクラブのカウンターで、コークを1杯注文したアクセル。
バーテンダーとの会話中、オーナーのソモポラスが現れるシーンの曲 は、Pebblesの『Love/Hate』
キャッキャうふふ楽しんでいるように見えて、確実に核心に迫っていくアクセルの優秀さにはハッとします。
ストリップバー店内で、2曲目に流れるダンスポップ曲。
Love/Hate / Pebbles
指紋浮き上がらせシーン
385ノースクラブを出てすぐに、マシンガン襲撃を喰らったアクセルたち。
自損した犯人の車で見つけたマッチから、指紋を浮き上がらせるシーンの曲 は、Julius Wechterの『Spanish Flea』
接着剤の揮発を待つ間、アクセルが歌い出してビリー刑事もノリノリに口ずさむやつです。
タラタ タッタッタラッタ♪
…と、トランペットが印象的な、吹奏楽の名曲メロディ。
Spanish Flea/
ミキサー車で追跡シーン
強盗集団のメッセージから、次の襲撃ターゲットを割り出したアクセルたち。
シティ銀行から逃げる犯人たちをミキサー車で追跡するシーンの曲 は、The Pointer Sistersの『Be There』
いやいやいや。犯人追うのにミキサー車って(笑)
少年のようにワクワクした眼差しで、これをチョイスして運転するビリー刑事が天然っぽくて最高です。
一般車両もパトカーもガンガン潰して走行する、スピード感とコメディさをプラスする1曲。
Be There / The Pointer Sisters
プレイボーイマンション受付シーン
車を乗り換えたらしい犯人どもを追って、プレイボーイマンションにたどり着いたアクセルとビリー。
タガードとも合流し、チャリティーパーティー受付嬢と会話中の曲 は、Jermaine Jacksonの『All Revved Up』
revved upには張り切るという意味があり、曲名を直訳すると「全てが元気になりました」
プレイボーイといえばアメリカのセクシー雑誌なので、少々下ネタ絡みの選曲ですね。
ここでもまたマシンガントークのハッタリが炸裂、勢いに圧されて実は音楽が聞き取れません。
多分ロビーで流れているであろう、マイケル・ジャクソン氏の兄ジャーメイン・ジャクソン氏が歌うソウルポップ曲。
All Revved Up/ Jermain Jackson
パーティー会場中庭シーン
プール清掃員のハッタリにも動じず、後ろのお二人は?と質問を投げかけてくる受付嬢。
そんな彼女に相変わらず堂々と、ハッタリかます肝っ玉アクセル。
タガードとビリーのことを保健局の役人と言い放ち、3人で中庭に向かうシーンの曲 は、Keta Billの『Hold On』
楽しそうな水着美女を前にニヤける3人の姿に、男性諸君はきっと共感するはず(笑)
歌っているキータ・ビルさんは、色んなアーティストのバックボーカルなどで活躍中の女性シンガーです。
ソロ活動はしておらず、契約の問題もあってサントラ未収録の貴重な1曲。
Hold On / Keta Bill
会場外の車内シーン
お目当ての人物に、正面から堂々と凸したアクセル。
用事が済んでパーティー会場を後にし、車内で会話中の曲 は、Corey Hartの『Hold On』
中庭で流れていた曲の別アーティストバージョンです。
もともとはコリー・ハート氏が歌うと決まっており、いざレコーディングしたらプロデューサーがお気に召さず。
でも契約上使わないわけにはいかず、サントラ収録&挿入曲として活用した裏話があります。
大人の事情が絡み、プレイボーイマンションからコッソリ漏れ聞こえてくる1曲。
Hold On / Corey Hart
エンドロール2曲目
事件もスッキリ解決し、映画は大団円の結末に。
1曲じゃ収まらなかったエンドロールの2曲目 は、Charlie Sextonの『In Deep』
曲名のin deepとは、深入りした状態のこと。
アクセルがデトロイトでの捜査を放ったらかし、ビバリーヒルズでの大きな事件に深く関わっている様子をも表しています。
恩義を感じ、さらに友情を育む刑事たちの人柄や繋がりも、この作品の面白いところ。
彼らの活躍の余韻にたっぷり浸れる、アップテンポなフォークロック曲。
In Deep / Charlie Sexon
…ということで、エディ・マーフィ主演の映画【ビバリーヒルズ・コップ2】で流れる主題歌・挿入曲を13曲お届けしました。
初作よりも演出がパワーアッップ、使用楽曲数も増えています。
あのシーンの曲名や、アーティスト名が知りたーい!
そんなあなたのお役に立てれば、恐悦至極にございます。
第1作目《ビバリーヒルズ・コップ》の曲も、まとめております↓
シリーズ3作品のあらすじ概要、見どころ小ネタ解説はこちら↓
コメント