1986年に公開され、空前の大ヒットを記録した映画【トップガン】は、今や超有名ハリウッドスターにまで上り詰めたトム・クルーズの出世作。
さらにこの映画のサントラも売れまくったほど挿入曲も秀逸です。
…ということで、ストーリーの流れに沿ってあのシーンやこのシーンで流れた名曲をピックアップしてお届けします。
この記事でわかること
- 映画挿入曲の曲名・アーティスト名
- どのシーンで使われていたのかザックリ解説
- YouTube動画で楽曲確認OK👌
もはや映画の代名詞・テーマ曲「デンジャーゾーン」
まずはこちらから。
映画が始まってほぼすぐにかかる曲がケニー・ロギンスの「DANGER ZONE」
【トップガン】っていったら、これだよねー。
…だな。劇中でも最初だけじゃなく、ちょいちょい流れてくるし。
歌っているケニー・ロギンスは、アメリカのポップス&ロック界のシンガーソングライター。
1984年公開の映画【フットルース】でも大ヒット曲を飛ばし、その2年後に今度は映画【トップガン】でも映画主題歌が大当たり。
のちに日本で車のCMに度々使われたこともあるんですが、そんなことよりこの曲は完全に映画【トップガン】の代名詞にもなっているかと。
もう戦闘機のカッコよさ・曲のカッコよさで、序盤から映画に釘付けになりまくる名曲です。
Kenny Loggins 「DANGER ZONE」↓
あのシーンのあのBGM
映画【トップガン】で印象的なのが、テーマ曲「DANGER ZONE」とF-14トムキャット戦闘機のエンジン音。
…なんですが、劇中ちょいちょい素敵な曲が使われています。
ものっすごい小さなボリュームでチラッとしか流れない曲も、シーンごとに探しまくってみました。
エレキギターの曲はコレ
序盤・中盤・終盤。
いずれも主人公マーベリックが空中戦を制したときに流れる音楽が、スティーヴ・スティーヴンスの「TOP GUN ANTHEM」
これは歌なし・インストゥルメント楽曲です。
第29回グラミー賞で最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にも輝いた名曲。
この曲聴いて、ギター始めたいって思った!
…挫折したがな。
この名曲を奏でるスティーヴ・スティーヴンスは、アメリカ屈指のロックギタリスト。
マイケル・ジャクソンや氷室京介さんとも共演した経歴もあり、「エレキギターかっけぇ…」と多くの人々を魅了しまくった1曲です。
Steve Stevens&H.Faltermeyer 「TOP GUN ANTHEM Instrumental」↓
パブでの歓迎パーティーの曲はコレ
エリートパイロットをさらに鍛え直す養成所・トップガンのメンバーを歓迎するパーティー。
その会場となったパブで流れるノリの良いアップテンポな曲が、ティーナ・マリーの「Read Me On」
トランペットの音と伸びの良い声がソウルフル!
60年代・70年代っぽさが良いよな。
歌っているティーナ・マリーは、「ソウルの女王」とも呼ばれた女性シンガーです。
少したくましさも感じるブルースのような曲調で、これから鍛え直されるトップパイロットの前途を祝すのにぴったり。
Teena Marie 「Read Me On」↓
口説くときの合唱曲はコレ
マーベリックが歓迎パーティーの途中、実は教官の1人とは知らずに”チャーリー”ことシャーロットを口説くときに歌ったのが、ライチャス・ブラザーズの「You’ve Lost That Lovin’ Feeling」
アメリカの2人組男性デュオのソウルブルースです。
これ、みんなで合唱してナンパをサポートっていう、なんか楽しくなっちゃうシーンのやつだ!
あと、ラストでもダイナーのジュークボックスからも流れるやつだな。
この曲は1964年に全米1位となった大ヒットナンバー。曲の邦題は「ふられた気持ち」という男性目線のラブソングですね。
マーベリックwithトップガンの面々…の歌声はさておいて(笑)
マーベリックとシャーロットの出逢いの曲、再会の曲、思い出のナンバーをまるごとご堪能ください。
Righteous Brothers 「You’ve Lost That Lovin’ Feeling」↓
パブでのナンパ失敗の曲はコレ
なんとなく良い雰囲気ながらも、連れが来た…とナンパをスルーされた後にコッソリかかっていたのが、マイアミ・サウンド・マシーンの「HOT SUMMER NIGHT」
マイアミ・サウンド・マシーンは《Conga》というサンバちっくな曲が有名な、女性ボーカルを据えたグループバンド。
ちょっと米米クラブっぽい感じで、バックバンドが楽器を奏でながらダンスをすることもあるパフォーマンス集団です。
こんな曲、かかってたっけ??
…もうほんと蚊の鳴くような音量だがな。
マーベリックがシャーロットを女子トイレまで追っていく途中と、女子トイレから出てきたシャーロットがグースにひとこと物申して去って行くシーン。
そこでパブのBGMとして流れていました。
個人的にマイアミ・サウンド・マシーンが好きなので、どこで使われてるのか散々探した1曲です。
ライブバージョン動画なのでちょっと音割れしちゃってますが、そこはごめんなさい(泣)
Miami Sound Machine 「HOT SUMMER NIGHT」↓
ビーチバレーで遊んでいるときの曲はコレ
トップガンのみんなでビーチバレーを楽しむシーンで流れてくるのは、ケニー・ロギンスの「Playing With The Boys」
このシーン、ただビーチバレーしてるだけなのに…
…いちいちカッコいいんだよな。
ポイントが決まればハイタッチ…からのロータッチ、無駄に人差し指でボールをくるくる回したり、胸元で揺れるドッグタグすらカッコ良く見えてくるんですよね。
そういや指先でのボール回し、バスケットボールで練習してつき指した過去が…。
真似する際には、バレーボールで特訓することをおすすめします(笑)
Kenny Loggins 「Playing With The Boys」↓
両親の思い出のナンバーはコレ
招かれたシャーロットの家で、マーベリックがチラッと身の上話をするときにかかっていたのが、オーティス・レディンスの「The Dock of the Bay」
歌っているオーティス・レディンスは、ソウルミュージック界に大きな影響を与えた御仁です。
ゆらゆらと、波に揺られているような独特の歌唱法がクセになります。
両親の思い出の曲だよね。
特に母上のお気に入りだった曲らしいね。
これまたちっさいボリュームで流れてくるので、どんな曲なのかいまいち分かりづらいんですが、バラード系のソウルミュージック。
ご両親はすでに他界し、マーベリックが天涯孤独であることをそっと演出する楽曲です。
OTIS REDDING 「The Dock of the bay」↓
恋して愛してイチャコラな曲はコレ
マーベリックとシャーロットが互いに惹かれ合い、とうとう結ばれるシーンでかかる曲がベルリンの「Take My Breath Away」
ベルリンは、ラリー・ナンをボーカルに据えた3人組の男女ユニットです。
これまた【トップガン】の代表的な曲だねー。
戦闘機アクションだけじゃない、ロマンス部分を盛り上げる綺麗な曲だな。
戦闘機がバンバン出てくるだけでなく、マーベリックの恋愛模様も織り交ぜられているあたりも映画【トップガン】の魅力かと。
何度も聴きたくなるバラードです。
Berlin 「Take My Breath Away」↓
グースがピアノで弾いていた曲はコレ
レーダー員としてF-14トムキャットに一緒に同乗するマーベリックの相方・グースがバーでピアノを弾いているときの曲がジェリー・リー・ルイスの「Great Balls of Fire」
お子さんをピアノの上に乗せ、ノリノリでロッケンロールを弾きまくるグースの姿は、見ているこっちまで楽しくなってきます。
シェケナ ベイベー♪
…うん、まぁそんな感じのロカビリー曲だな。
ジェリー・リー・ルイスは〈ロックンロール初のワイルドな男〉という異名もある、1950年代後半から活躍したシンガーソングライター。
ロック初期の先駆者でもあり、カントリーミュージックに転身してからも数々のヒットを飛ばしたお方です。
懐かしい感じもするけど飽きのこないこのオールディーズ曲は、グースの人柄の良さやマーベリックとの間柄を表すのにもぴったりな選曲。
Jerry Lee Lewis 「Great Balls of Fire」↓
映画を締めくくるのは「マイティーウィングス」
訓練中の事故により、家族のように思っていたグースを亡くしたマーベリック。
彼の栄光と挫折、そして再び取り戻した自信…という感動作のエンドロールを飾る曲が、チープ・トリックの「MIGHTY WINGS」
あ!チープ・トリックってもしかして…
…日本武道館を世界中に広めたバンドだな。
実はこの曲を歌うチープ・トリックは、日本とゆかりの深いシカゴのロックバンド。
「チープ・トリック at 武道館」
このライブアルバムがバカ売れし、おかげで日本武道館の名が世界中に知れ渡ることに。
そんな彼らのエンディング曲は、普段エンドロールを観ない方でも最後の最後まで釘付けになる名曲です。
CHEEP TRICK 「MIGHTY WINGS」↓
…ということで、映画も大ヒット・サントラもバカ売れした【トップガン】の名曲の数々をピックアップしてお届けしました。
懐かしすぎて、映画のあらすじを忘れかけている方はこちらをどうぞ↓
「あー!あのときの曲はコレだったんだ!」と作品を懐かしんだり、そんなシーンで曲流れてたっけ?と思い返すきっかけになれば、恐悦至極にございます。
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