1992年公開の映画【ボディガード】は、命を狙われる歌姫と、彼女を警護することになった凄腕ボディガードのラブロマンスサスペンス。
今作が映画初出演の女性歌手ホイットニー・ヒューストンさんの曲がふんだんに使われ、ケビン・コスナー氏とのW主演で話題にもなりました。
サントラは世界で4500万枚突破、爆発的大ヒットとなった有名な主題歌を含む挿入歌14曲をお届けします。
この記事で分かること
- 映画ボディガードの主題歌・挿入歌14曲
- どのシーンで使われたのかザックリ解説
- YouTube動画で楽曲確認OK👌
- 予告動画・DVDブルーレイ情報
庭のラジカセシーン
かつてはドナルド・レーガン大統領のシークレット・サービス、今は個人のボディガードをしているフランク。
自宅の庭で次の依頼を受けているときのラジカセの曲 は、The Left Bankeの『Walk Away Renne』
乗り気じゃないながらも報酬交渉、ナイフ投げの技を見せる直前まで流れています。
昨夜までの激務から解放され、まったり寛いでいた様子を表すカントリーミュージック。
Walk Away Renne / The Left Banke
屋敷の寝室シーン
一度は依頼を断ったフランクは、直接話を持ってきたビルから事態の深刻さを告げられます。
脅迫状を見せられたあとに案内された、屋敷内のレイチェルの寝室で流れる曲 は、Whitney Houstonの『I Have Nothing』
宣伝担当のサイが、すぐにボリュームを下げたテレビに映るPVの一部です。
一瞬しか流れませんが、直後に脅迫状の犯人と思しき男性も新聞を切り貼りしながら聴いています。
レイチェルを演じるホイットニー・ヒューストンさんが歌う、情熱的なR&B。
I Have Nothing / Whitney Houston
姉ニッキーのダンスシーン
レイチェルの付き人である実の姉・ニッキーも、昔は歌手を志した過去が。
今となっては趣味、専用のレッスン室でニッキーがダンスを踊っているシーンの曲 は、Lisa Stansfieldの『Someday (I’m Coming Break)』
フランクの来訪に気付くまで、ラジカセから流れています。
歌っているのは、イギリス生まれのシンガーソングライター兼女優のリサ・スタンスフィールドさん。
クイーンやジョージ・マイケル氏と共演、チャゲアスのASKA氏とデュエット歴なんかもあるキャリアの長いお方です。
妹の曲ではなく姉の好み、音楽性が違うことを表したポップなダンスナンバーR&B。
Someday (I’m Coming Back) / Lisa Stansfield
女の子へのサインシーン
レストランの店先で、レイチェルに駆け寄ってくる可愛らしい女の子をも制止するフランク。
そんな彼を軽くあしらい、レイチェルが小さなファンにサインをするシーンの曲 は、Kenny G feat. Aaron Nevilleの『Even If My Heart Would Break』
癒される音色のサックス奏者ケニーGと、ヨーデルを思わせる歌唱が独特なアーロン・ネヴィルによる楽曲です。
レストラン店内のBGMとして、コッソリ流れているR&B。
Even If My Heart Would Break / Kenny G feat. Aaron Neville
車で移動中のシーン
女の子へも神対応でサインをした後、車に乗りこんだレイチェル。
大量の写真にサインを書き始めた車内で流れる曲 は、Whitney Houstonの『I’m Every Woman』
R&Bの女王の異名を持つアメリカの歌手チャカ・カーンの曲を、ホイットニーさんがカヴァーしたバージョンです。
女性讃歌的な歌詞が特徴的、華やかで伸びのある歌声が力強いブルースロック曲。
I’m Every Woman / Whitney Houston
屋敷の防犯強化シーン
フランクの指示に従って、防犯強化の突貫工事が行われているレイチェルの屋敷。
そんな騒音の中、テラスでレイチェルが確認している自分の曲 は、Whitney Houstonの『Run To You』
この晩、フランクが屋敷の居間で魅入っているレイチェルのPVとして、もう一度流れてきます。
バラードの出だしからソウルフルな、美しいR&B。
Run To You / Whitney houston
ブティックでの試着シーン
ブティック…もとい派手めの服が置いてある庶民的な店で、ショッピングをするレイチェル。
フランクと雑談しながら気になる服の試着をするシーンの曲 は、Kenny Gの『Waiting For You』
歌なしのインストゥルメントですが、「あなたを待ってます」の曲名から察するに、フランクはこう思っているに違いない↓
会話はいいから早く服決めて。警護するの大変なんだから!
ケニーGのサックスが心地良い、センス溢れる店内BGM。
Waiting For You / Kenny G
ナイトクラブ到着シーン
フランクだけ知らされず、間際になって聞かされたナイトクラブへのお出掛け。
夜遊びではなく、レイチェルの仕事として訪れたクラブ前に到着するシーンの曲 は、Joe Cocker feat. Sass Joedanの『Trust In Me』
レイチェルコールが叫ばれる中、わりとしっかりめのボリュームで流れています。
「Trust in me=私を信じて」と言わんばかりに奔放なレイチェルは、警護するフランクの苦労もどこ吹く風。
クラブの熱気を盛り上げる、コンテンポラリーなポップロック曲。
Trust In Me / Joe Cocker feat. Sass Jordan
クラブのステージシーン
クラブの控え室で、初めて自分宛の脅迫状と屋敷への侵入話を聞いたレイチェル。
客の中に犯人がいる…という恐怖より、歌姫としてステージに立つことを選んだシーンの曲 は、Whitney Houstonの『Queen Of The Night』
歌声に大勢のファンが熱狂、レイチェルがもみくちゃになるピンチをフランクが颯爽とお助けします。
映画ポスターにもなったお姫様抱っこのワンシーンは、この曲が終わった直後の出来事です。
エンドロールにもう一度流れてくる、トップシンガーの心意気を凝縮したアップテンポなR&B。
Queen Of The Night / Whitney Houston
急接近…からのデートシーン
クラブでの一件で、急接近したレイチェルとフランク。
2人きりのデートで立ち寄ったダイナーのジュークボックスの曲 は、The Allman Brothers Bandの『Melissa』
ダイナーに寄る前に観ていた映画は、黒澤明監督の《用心棒》です。
サムライについて話したり、昔の恋バナしたり。
2人の心が通じ合った瞬間、恋に落ちた瞬間に流れるムーディなカントリーミュージック。
Melissa / The Allman Brothers Band
ダイナーでのダンスシーン
デート中の会話も盛り上がり、ラブラブになり始めたレイチェルとフランク。
ダイナー奥のフロアで2人がダンスするシーンの曲 は、John Doeの『I Will Always Love You』
2人して「暗い歌ねw」と笑い合っているんですが、カントリー調のエンダぁーーイァーー♪な曲です。
1973年に発表されたドリー・パートンの原曲を、男性シンガーがカヴァーしたバージョン。
I Will Always Love You / John Doe
マイアミでのコンサートシーン
毎年マイアミのホテルで、チャリティーコンサートも開催しているレイチェル。
ディナーショー形式で圧巻の歌声を披露するシーンの曲 は、Whitney Houstonの『I Have Nothing』
レイチェルの屋敷の寝室で短く流れていた曲を、もう1度ドーン!と使用しています。
同じ曲ですが、YouTube動画は別のものをご用意したので、ぜひお楽しみください。
伸びのある歌声に鳥肌が立つ、ホイットニーさんの代表曲のひとつ。
I Have Nothing / Whitney Houston
姉ニッキーが歌うシーン
脅迫状の差出人は判明したけれど、息子にまで危機が迫ってしまったレイチェル。
命を狙う真犯人が分からないため、姉と息子も一緒にフランクの実家へ非難します。
雪景色の湖畔のロッジで、姉ニッキーが歌を口ずさむシーンの曲 は、Whitney Houstonの『Jesus Loves Me』
途中からレイチェルがハモるアカペラは、澄んだ景色に負けないくらい透き通った歌声です。
主われを愛す、という曲名のキリスト教の賛美歌。
Jesus Loves Me / Whitney Houston
エンダーー♪なエンディング曲 (主題歌)
オスカー最優秀主演女優の最有力候補だったレイチェル。
式典に出席した彼女を命懸けでフランクが守り、迎えたエンディング曲 は、Whitney Houstonの『I Will Always Love You』
ダイナーでダンスしたあの曲、ドリー・パートンの原曲をホイットニーさんがカヴァーしたバージョンです。
映画とともにこの曲も大ヒット、YouTubeの楽曲再生回数は脅威の11億回超え。
1990年代のソロアーティストとしては初の快挙で、ホイットニー・ヒューストンさんの最も売れた名曲となりました。
結末を代弁する歌詞が切ない、エンダぁぁぁーーイァーーーーー♪で有名な映画【ボディガード】の主題歌。
I Will Always Love You / Whitney Houston
…ということで、大人の恋とサスペンスが見どころの映画【ボディガード】の主題歌・挿入歌をお届けしました。
ミュージカルではないけれど、ホイットニー・ヒューストンさんの歌声あっての作品です。
劇中の演技も高く評価されていて、パフォーマンス全てが最高にクール。
あのシーンのあの曲名、アーティスト名を知りたーい!
そんなあなたのお役に立てれば、恐悦至極にございます。
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