【ふくろう】映画のあらすじは?大竹しのぶ&伊藤歩が魅せる母娘の生き様

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この際、手段なんぞ選んじゃおれん。

生きているだけで精一杯だった母娘は、その身を武器に生き抜く術を編み出します。

崖っぷち母娘の生き様を描いたブラックコメディ映画【ふくろう】の世界へとご案内いたします。

 

この記事で分かること

  • あらすじ概要・出演キャスト
  • 予告動画・DVDブルーレイ情報

 

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映画【ふくろう】演技が光るシュールな連続殺人劇

たける
たける

主演は大竹しのぶさん?

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…と伊藤歩さんだ。

映画【ふくろう】は、とある東北の開拓村で起こった奇妙な連続殺人事件のお話です。

と言ってもミステリアスな重々しさはなく、かなりコミカルな異色作。

 

  • 当時91歳。現役最長老だった新藤兼人監督作
  • 国策に翻弄された母娘の生き様を描いた社会派ドラマ
  • シチュエーションはぶっちゃけ地味
  • …だけど、テンポの良さから飽きずに観られる
  • 見どころは、豪華キャストの個性溢れるキャラクター

 

同じことの繰り返し、しかも一貫して家の居間だけで話が進むという、単純明快な構成になっています。

ならば単純すぎて展開に飽きるのでは?

…というと、そんなことは全くなく。

主演の大竹しのぶさんの演技は圧巻、伊藤歩さんは一糸纏わぬお姿で登場するなど、ちょっと気になる演出がチラホラあります。

さらに2人を取り巻く男性俳優陣のすっとぼけた演技も可笑しくておかしくて(笑)

まるで舞台で喜劇を観ているかのようで、一気に世界観に引きずり込まれるかと。

崖っぷち母娘が殿方を手玉に取り、身ぐるみひっぺがしてあの世に逝かせちゃうブラックコメディ映画【ふくろう】です。

 

映画【ふくろう】基本情報

ふくろう2004年 日本映画
ジャンルヒューマンサスペンス・ミステリー・コメディ
監督新藤兼人
脚本新藤兼人
上映時間119分
出演大竹しのぶ、伊藤歩、柄本明、原田大二郎ほか
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映画【ふくろう】荒屋母娘の夢と希望

時は1980年、昭和時代。

東北地方の寒村に、希望ヶ丘開拓村なる寂れた集落がありました。

 

  • 希望ヶ丘開拓村は、満洲引き揚げ組のための入植地
  • 満洲とは、1932年から1945年まで現在の中国東北部に存在した国家のこと
  • 当時日本は満洲を武力占領。多くの日本人が満洲に移住
  • ところが第二次大戦での敗北を期に、満洲移住組が日本に帰国
  • 政府は、日本各地に引揚者用の土地を用意した

 

たける
たける

なんで政府が土地を?

REON
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…満洲への移住という国策に失敗したからだ。

満洲の土地をタダでやるから、移住しませんか?

そんな国策に基づいて、多くの日本人が満洲へ。

中には新天地での新生活を夢見て、田畑も家も処分した貧困農民層も大勢おりました。

お国のススメで満洲に行き、お国の事情で帰国しろ。

そう言われても、彼らには帰る家なんぞありゃしません。

…ということで、政府が責任を持って彼らを救済することになり、用意した集落が「引揚者村」。

 

  • 満洲からの引き揚げ者は、政府の用意した引揚者村にタダで住める
  • 農業を営んでいた者には、さらにタダの農地付き
  • 手厚い救済策かと思いきや、とんでもない欠陥が
  • 引揚者村は、どこもかしこも田舎の奥地
  • …だけならまだしも、もれなく荒れた不毛の土地

 

たける
たける

働けど働けど、我が暮らし楽にならざりー!

REON
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こんなんじゃ、救済どころか困窮策だな。

耕せど耕せど、我が田畑に作物実らざり。

希望ヶ丘開拓村もまた、そんな出来損ないの引揚者村のひとつでした。

何を植えても作物が実ることはなく。

おかげでほとんどの入植者が次々と出ていき、すっかり寂れてしまいます。

 

  • ただし、希望ヶ丘開拓村は廃村ではない
  • ひと組だけ、ユミエと娘エミコが住んでいる
  • 2人には、出ていけるだけの余裕も行くアテもない
  • …とはいえこの母娘、もはや貧乏すぎて餓死寸前

 

たける
たける

四つん這いで「あぁ”ー…」って(笑)

REON
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随分と小汚いうえにインパクト大だな。

売れるものは売っ払い、すっからかんの荒屋で這うように生き延びてきた母と娘。

2人は食うに困って木の根をかじり、昔食べたドブネズミの美味しさを懐かしむ有り様です。

こんな生活も、早ウン数年。

このままじゃ2人して飢え死にして、あの世へ逝く日もそう遠くありません。

 

  • どげんかせんといけん!と、母ユミエが一念発起
  • まずは母娘して汚い身体をキレイキレイ
  • さらに葬儀の幕と開拓団の弾幕を切り裂き、ミシンで縫い縫い

 

たける
たける

葬儀の幕→ストライプのワンピって…。ビックリなんだけど!

REON
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これはまた…予想以上にオシャレだね。

手作りの即席衣装に身を包み、汚れた餓鬼から色白美人に変身した2人。

さらに娘エミコは習字の墨で眉を描き、母ユミエは赤い絵具で紅をさし。

すっかり身綺麗になったところで、母ユミエがおもむろに土間から貯金箱を取り出します。

そうして中から出てきたヘソクリは、キラリと光る100円硬貨2枚。

母ユミエはなんと、この全財産と己の身体を使って、お金を稼ぐことにしたのです。

手玉に取って「オホホホホ」

服とメイクはプライスレス。有り金はたった200円。

母ユミエはこの貴重な200円を有効に使い、早速2万円に化けさせます。

  • まず母ユミエは200円を電話代と酒代に消費
  • ほどなくして、母娘の荒屋に近くのダム工事現場の男性が
  • 酒でもてなし、身の上話で盛り上がったところで「お楽しみ」タイム突入
  • ニャホニャホ料金として2万円徴収
たける
たける

ウッホ♪ここは良いところじゃの。

REON
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…油断したら、とんでもない目に遭うぞ。

母ユミエとのコトに満足し、浮かれ気分のダム男。

娘エミコが特製焼酎をサービスし、上機嫌でグイッと飲み干したところ…。

なんと口から泡を吹き、あの世にも昇天してしまいます。

 

  • 母娘はニャホニャホ代だけでなく、有り金全部頂いた
  • ダム男の遺体を木製台車に乗せ、どこかに遺棄
  • 稼いだお金で母娘は久々にご馳走にありついた
  • さらに滞納していた電気代も納めた
  • …ら、電気屋さんがやってきた

 

たける
たける

カモがネギ背負ってやってきたーー!

REON
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次の犠牲者は電気屋さんか…。

電気料金をまとめて払ってくれたから、止めていた電気を繋げにきただけ。

…だったのに、電気屋さんは飯をご馳走になり、母ユミエの身の上話を聞き、さらに誘惑までされてしまいます。

 

  • 電気屋さんは42歳にもなって独身貴族
  • ユミエにちょろっと小馬鹿にされ、勢いでニャホニャホ
  • コトのあとには、娘エミコから特製焼酎のサービスが
  • すぐに泡吹いて卒倒し、あっさりとあの世逝き

 

たける
たける

これでまた、美味しいものが食べられる♡

REON
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そうこうしてるうちに、また新たな犠牲者が…。

母娘の毒牙にかかり、すでに亡き者となった2人の殿方。

そんな2人の身辺にいる男性が、次から次へと訪問してきたのです。

 

  • ある晩には、最初に荒屋にきたダム男の同僚が
  • 酒でご機嫌になり、母ユミエと一発やりたい
  • …と5万円でお楽しみ、特製焼酎でお陀仏に
  • また別の晩には、電気屋さんの上司が
  • これまた母ユミエに圧されてお楽しみ、特製焼酎でお陀仏に

 

たける
たける

最初こそ、電話で殿方を連れ込んでたけど…。

REON
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上手いこと芋づる式にウハウハだな。

もれなく身体で虜にし、毒入り特製焼酎で抹殺し、身ぐるみ引っぺがして荒稼ぎ。

そんな母娘は、ダム男・電気屋さん・ダム男の上司・電気屋さんの上司…だけでなく、さらに何人もの殿方を喰っていきます。

それもこれも、母娘そろって飢え死にしないため。

泣きな〜さぁいぃ〜笑いぃ〜なさ〜〜ぁい♪

…と、上機嫌で歌を口ずさみ、えっちらおっちら殿方の死体をどんどん遺棄するその姿は、なかなかの強者っぷりです。

しかしそんな母娘の快進撃も、そう長く続くはずもなく。

殿方がトリプルブッキングしてしまい、さてどうする?どうなる!?… というのが大まかなあらすじになります。

 

映画【ふくろう】

ふくろう(プレビュー)

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映画【ふくろう】朗らかでブラッキーな登場人物たち

あの手この手で殿方を騙し、あとはあわあわチョチョイのチョイ。

母娘のしたたかさが痛烈で、毒牙にかかる色ボケ殿方もかなり個性的です。

ひとたび観始めたら目が離せない、とことん面白おかしい登場人物たちをご紹介いたしましょう。

 

ユミエ (大竹しのぶ)

ユミエは、身体を武器に荒稼ぎしていた38歳の母親

3歳のときに両親と満洲から引き揚げ、以来ずっと希望ヶ丘開拓村で暮らしてきました。

娘ともども餓死寸前まで追い詰められたのは、旦那が東京へ出稼ぎに行ったまま消息不明になったから。

ユミエを演じた大竹しのぶさんは、今作で2003年モスクワ国際映画祭・主演女優賞を受賞しています。

いつまでも見てられる、圧巻の演技にぜひ酔いしれてください。

 

エミコ (伊藤歩)

エミコは、母と2人で希望ヶ丘開拓村に住み続けた17歳の娘

身体を売る母ユミエのサポートとして、殿方に毒入り特製焼酎をふるまうのがエミコの役目です。

…が、ゆくゆくは自分も身売りをと、2人の殿方のお相手も。

エミコを演じた伊藤歩さんは、映画中盤で惜しげもなく裸体を披露しています。

体当たりの演技も見どころのひとつなので、お見逃しなく(笑)

 

ダム男A(木場勝己)

ダム男Aは、最初に母娘の毒牙にかかった男性。

母ユミエが200円を握りしめ、電話を掛けた先はダム工事現場の事務所でした。

そこでたまたま電話番をしていたダム男Aが、ホイホイ誘いに乗って犠牲になったというわけです。

 

電気屋 (六平直政)

電気屋さんは、仕事で母娘の元を訪れた男性。

電気を通しただけなのに労われ、もてなされたのが運の尽き。

まんまと母ユミエと一戦交え、犠牲になりました。

 

ダム男B(柄本明)

ダム男Bは、行方不明になったダム男Aを探しにきた同僚。

気が弱そうなオジサンですが、酒が入ると気が大きくなるようで。

自ら母娘の毒牙にハマりにいき、犠牲になりました。

 

電気屋上司(魁三太郎)

電気屋上司は、行方不明の部下を探しにきた男性。

母娘にイチャモンつけたり、タダでお楽しもうとしたり、かなり図々しい人物です。

…が、母ユミエの方が何枚も上手。

結局丸め込まれて犠牲になりました。

 

水道屋(田口トモロヲ)

水道屋さんは、仕事で母娘の元を訪れた男性。

料金が払えず水が止められていたのに、滞納分まとめてお支払いとは。

何があったんだ?と、母娘の様子を気にかけてくれた良い人です。

良い人ですが、よそで集金したばかりの水道代あわせて30万円以上を持っていたために犠牲になりました。

 

引揚援護課の男 (蟹江一平)

引揚援護課の男は、希望ヶ丘開拓村を支援する県のお役人。

若さ溢れる青年ですが、母娘に対して並々ならぬ思いを抱き、50万円もの見舞金を持ってやってきました。

さらにお詫びとして命を絶つとまで断言し、その餞に娘エミコが彼を男にして送り出すことに。

アワアワの犠牲にはなりませんでしたが、最後は母娘の不運に巻き込まれてしまいます。

演じた蟹江一平氏は、ベテラン俳優蟹江敬三氏の息子さん。味わいある演技にご注目ください。

 

ダム監督(原田大二郎)

ダム監督は、行方不明になった現場の土方2人を探しにきた男性。

かなり上から目線の嫌な人物で、一旦は母娘から追い返されてしまいます。

ところが辺りが真っ暗闇すぎて、帰るに帰れず。

詫びながら再訪問し、わだかまりが解けたところで娘エミコをお相手にご指名しやがります。

なんとも鼻につく図太いオヤジですが、最後は盛大にアワアワしてあの世へと召されていきました。

 

巡査 (池内万作)

巡査は、希望ヶ丘開拓村の麓にある町の警察官。

行方不明者が続出していることから、母娘を心配して巡回にやってきました。

警察官相手に身体を売るのはさすがにマズイ…ということで、母ユミエは無償でニャホニャホ。

このおもてなしを気に入り、またお楽しもうと再び母娘の元を訪れたりと、要はただのエロ巡査です。

アワアワの犠牲にはなりませんが、殉職という最期を遂げることになります。

 

…と、この他に、エミコの幼馴染みの青年や村長、ダム所長、電力会社支所長などが登場。

したたかな母娘と殿方との掛け合いに、思わずクスリと笑ってしまう殺人ミステリー作品 となっております。

 

 

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映画【ふくろう】感想まとめ

国策に振り回され、不遇の人生を歩んだ母娘。

2人は他に誰もいなくなった集落で、生き延びるための術を編み出します。

  • 東北にある希望ヶ丘開拓村に住む母娘が主人公
  • 餓死寸前。もうダメぽ…なので、なんとかすることに
  • 口八丁手八丁で殿方をたぶらかし、お金頂戴お命頂戴

売るものなくて死んじゃいそうだから、カラダ、売っちゃいました(๑˃̵ᴗ˂̵)

…って、なんでやねーーーん!

売春宿に早変わりした荒屋で、生きる希望と夢を見つけた母娘の姿は逞しいのひとことです。

そんな母娘に弄ばれ、泡を吹きながら生き絶える殿方たち。

彼らが最期に放つ言葉も、かなりウィットに富んでいて痛快です。

でもわざわざ毒殺せずに、常連客にすればいいものを…。

とも思いますが、そこはホラ。バレたらただの犯罪者に成り下がっちゃいますし。

だからオホホホ♪でしっかりもてなし、特製焼酎でトドメを刺し。

抜け目ない母娘のキャラは本当に強烈で、大竹しのぶさんと伊藤歩さんの2人から終始目が離せなくなりました。

今作は面白おかしいフィクションですが、満洲へ移住→開拓村での困窮にあえいだ人々がいたことは事実です。

国策の失敗をモロにかぶり、不毛の土地を与えられ、こんな荒れ地をどうしろと?

そんな人々が大勢いたという歴史が大きな軸となっていますが、ストーリーはこれっぽっちも堅苦しくありません。

映画【ふくろう】は、悲劇だけどもはや喜劇、最終的にはほぼコントというオモシロ展開な作品 でした。

 

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