超有名どころではないけれど、後からジワるホラーテイスト。
Jホラーって、怖すぎて観るかどうか悩んじゃったりしません？
今回は、Amazonプライムビデオで観られるおすすめ映画【JホラーB級編】をお届けします。
この記事でわかること
- Amazonプライムビデオで配信中のJホラー映画10本
※ここにご注意ください
- prime対象作品は、永久に見放題ではありません
- レンタル対象・配信停止の場合もございます
呪怨 黒い少女(2009)
強い怨念から生じた呪いの業。
伽倻子や俊雄という強烈なキャラがあまりに怖い…と話題になった、映画《呪怨》の番外編が【呪怨 黒い少女】 です。
本家《呪怨》とのストーリー繋がりはなく、バラバラの時系列で展開する演出だけ継承しています。
映画【黒い少女】のあらすじは？
- とある一軒家で3人家族が惨殺される事件が
- その背景に、ひとりの少女が大きく関与
- 少女は双子として受胎したけれど、片方は死産
- 無事産まれた少女の体内に嚢腫として残り、そこから怨念が
- 全く無関係な人物にも呪いが広がり、最後は黒い思念体に
少女の母の妹には強い霊感があり、除霊するも失敗。
惨殺された3人家族とは、除霊を行った妹一家だった…というお話ですね。
オドロオドロしい雰囲気と「あ”あ”ぁ……あ”ーー！」という声で恐怖を演出といった感じ。
ほんのちょっと『敏雄』が登場しますが、完全に蛇足感が漂ってます。
原案・監修に《呪怨》三池崇監督が携わり、出演は、加護亜依・瀬戸康史・中村ゆり他。
60分と短尺で、怖いか怖くないかで言うと…そこまで怖くない作品。
呪怨 白い老女 (2009)
映画【呪怨 黒い少女】とニコイチ、同時上映された作品が【呪怨 白い老女】
黒と白とでどっちが怖い？…とカップリングされた61分の短尺作品です。
…が、同じ家が出てくるだけで、ストーリー繋がりはほぼナシ。
一応【呪怨 黒い少女】の数年後という設定なので、黒→白の順番で観たほうがしっくりくるかも。
映画【呪怨 白い老女】のあらすじは？
- とある中古一軒家に越してきた一家で惨劇が
- 司法試験に何年も落ち続けてる長男が家族を惨殺
- この家族と何らかの接触をした周囲の人々に呪いが飛び火
- 行方不明になる者・彼女を殺害してしまう者・ナニカ見えちゃう者など、呪いが広がっていった
あちこちで『白い老女』が怖がらせ要員として出没するも、老女の正体に関する解説がないので「アンタ誰!?」状態です。
それでもストーリー的にはまとまりがあります。
出演は、南明奈・鈴木裕樹・中村愛美・宮川一朗太・ムロツヨシ他。
見どころは、惨殺される子役・岩本千波ちゃんと、惨殺事件を起こす長男役・ムロツヨシさんの演技しょうか。
特に、あのムロツヨシさんの無表情で淡々とした姿が新鮮です。
ただ、「え…え？何なにナニっ」というセリフがあるんですが、そこだけいつものムロツヨシさん(笑)
このシーンだけはなぜか吹き出して笑ってしまいました。
こちらも原案・監修に三池崇監督が携わり、『敏雄』もカメオ出演。ただし本家『敏雄』とは子役が別です。
惨殺っぷりがちょっとグロく、《呪怨》シリーズだと思わないで観ると、良く出来た作品。
テケテケ (2009)
都市伝説好きならば要チェック。
元AKB48の大島優子さん主演・上半身だけのバケモノに襲われる映画が【テケテケ】 です。
映画【テケテケ】のあらすじは？
- 最近、巷で犯人不明の切断殺人事件が続発
- どうやら上半身だけのバケモノの仕業らしい
- そのバケモノは、鉄橋から投身自殺して真っ二つになった女性の呪いかも
- …という「テケテケ」なる都市伝説がまことしやかに噂される中、女子高生が被害に
- 親友を亡くした主人公も「テケテケ」を見てしまい、狙われることに
- 「テケテケ」のルーツを辿り、呪いを回避するも精神が壊れてしまう
アイドルが主演のJホラーは当たり外れが大きいんですが、これはアタリな作品かと。
出てくる「テケテケ」のマッハスピードの襲撃が、個人的にはかなり怖かった…
有名な都市伝説がモチーフ・上映時間も70分ほどと、とっつきやすく怖さも充分堪能できる作品。
テケテケ2 (2009)
テケテケの真っ二つ攻撃、再び。
73分の短尺ながら、より一層ぶった斬りシーンでグロさが増した映画が【テケテケ2】 です。
映画【テケテケ】と同時上映された続編になります。
映画【テケテケ2】のあらすじは？
- 「テケテケ」の惨事以来、引きこもっていたあの女子高生がやっぱり犠牲に
- …という事件に興味津々の新たな女子高生グループでは、些細なことから1人がイジメのターゲットに
- いじめられっ子は、「テケテケ」の惨事を利用して次々と復讐
- かつて「テケテケ」の惨事を免れた青年と、女子高生グループのひとりが真相を追うことに
「テケテケ」の襲撃対象には、ある一定の法則があるらしい…という、都市伝説の元凶を解明していく物語です。
出演は、岩田さゆり・仲村みう・松嶋初音ほか。
前作キャスト大島優子らの登場もあり、見応えは充分。
無理に1本の映画に収めず2本に分けたおかげで、内容もつかみやすくなっています。
【テケテケ】を観たならば、続けて観てほしい続編。
隙魔 (2005)
とある高層団地に彷徨う少女の霊。
取り憑かれ系のようでそうでもない？、上映時間73分の雰囲気ホラー映画が【隙魔】 です。
映画【隙魔】のあらすじは？
- この団地では、背後から女の子の息づかいが聞こえることが
- もし肩を叩かれて振り返ったら…死ぬ
- …という噂の団地に住む女子高生が、あるとき万引き事件を起こしてしまう
- 女子高生の身元を引き受けた教師が、そんな噂がを知らず団地で女の子に遭遇
- 実は数年前、この団地の棟と棟の隙間に転落して亡くなった霊がいた
Jホラーの定番、団地と子供というシチュエーションで、擬似記憶がもたらす恐怖が描かれています。
出演は、野村恵理、山口美也子、小倉唯ほか。
女の子と出会って次第に周囲が狂い始める様子や、ピアノの不協和音BGMにそこはかとない怖さが。
若干掴みにくいストーリーながらも、Jホラーらしさがしっかり漂うB級作品。
血を吸う粘土 (2017)
売れない芸術家の想いと怨念。
陶芸用の粘土がバケモノに変身して、人を喰らっていくクリーチャーホラー映画が【血を吸う粘土】 です。
映画【血を吸う粘土】のあらすじは？
- 山奥にある、ほぼ廃墟の家屋が舞台
- 美大を目指す若者の予備校・アトリエとして使用することに
- 家屋の手入れをしていた女性講師が、庭先で陶芸粘土を発見
- たまたま生徒のひとりが粘土造型の練習に使用
- …したら、血を求める呪われた粘土だった
一見すると、普通の粘土資材。
ところが水を含むとコッソリ変形する『カカメ』なるクリーチャーだった…
ということで、この美術系予備校の生徒が粘土に取り込まれていくことに。
出演は、武田杏香、杉本桃花、津田寛治ほか。
81分の尺の中で、なぜこんなクリーチャーが生まれたのか、何が禁忌で何が対処策なのかまでキッチリ描かれています。
どちらかというと怖さは微妙、『カカメ』のビジュアルにツボる作品。
七つまでは神のうち (2011)
この子の七つのお祝いに……
日本に古来から伝わる神隠し。そこに復讐の要素を融合させたホラー映画が【七つまでは神のうち】 です。
TVドラマの《本当にあった怖い話》《怪談新耳袋》を手掛けた三宅隆太氏が原作・脚本・監督を担っています。
映画【七つまでは神のうち】のあらすじは？
- 次々と少女たちが行方不明になる事件が続発
- みな廃墟と化した学校で無残な殺され方をすることに
- 被害者には、10年前に行方不明となった少女と深く関わっていた共通点が
- 幼心の悪意が悪霊を生み、怨念が復讐を遂げていく
子は神さまからの授かりもの。
七つになるまでに、もし神さまが返して欲しくて連れ去っても、それは仕方のないこと…という神隠しの神話があります。
そんな氏神信仰にすがった両親が、7歳で失踪した愛娘の失踪事件の真相を知って怨霊に。
少しずついろんなエピソードが小出しにされ、最後はひとつの結末に繋がるストーリーです。
出演は、日南響子・飛鳥凛・藤本七海ほか。
火だるま・串刺しというグロありき、子供の悪意って残酷だよね…という作品。
怖譚－コワタン－ (2013)
ありがち設定でもつい観ちゃう。
女子高生が、あんな目やこんな目に遭うオムニバス形式のスプラッター映画が【怖譚】 です。
映画【怖譚】に収録されてるお話は？
- 第1話 集金人
- 第2話 異界からの招待状
- 第3話 理想のトモダチ
- 第4話 ユウタイリダツ
- 第5話 覗き魔
- 第6話 ベッドの下に…
すごく怖いかというと、そうでもありません。
見たことありげなテイスト感、完全B級と言い切れます(笑)
じゃぁなんでオススメするん！…というと、キャストが可愛いのと、無駄に安心感ある展開だから。
出演は、中山絵梨奈・藤本七海・新木優子ほか。
怖いお話をつまみ食いするのに丁度いい、流し見向きの作品。
ヒトコワ －ほんとに怖いのは人間－ (2012)
そもそも霊だとか怨念だとかゾンビだとか。
そんなものより1番怖いのは人間だよね。
…という5つのオムニバスショートホラー映画が【ヒトコワ －ほんとに怖いのは人間－】 です。
映画【ヒトコワ －ほんとに怖いのは人間－】に収録されているお話は？
- 第1話 知ってはいけない友達の秘密
- 第2話 送り◯チガイ
- 第3話 親の顔が見たい
- 第4話 自分の名前を検索してみたら
- 第5話 あの世からの電話
どれも1話が10分ちょいと短いのに、ちゃんと起承転結があります。
存じ上げない俳優陣ばかりが出演しているんですが、演技の大根っぷりがないという驚きも。
いや、むしろキャストに対する余計な先入観がない分、ドップリ怖さを堪能出来る新鮮さが。
59分間、『……ほほぅ…』とジワる人の怖さをお楽しみください。
ヒトコワ2 －ほんとに怖いのは人間－ (2013)
思いのほか見応え抜群、密かに高評価なのかヒトコワには続編も。
こちらもたしかに「人ってコワイ…((((；ﾟДﾟ)))))))」なお話が詰まってます。
映画【ヒトコワ2 －ほんとに怖いのは人間－】に収録されているお話は？
- 第1話 ペットモニター
- 第2話 ヘビと初恋
- 第3話 二人の約束
- 第4話 自転車をとめないでください
- 第5話 共通の趣味
続編も、各話タイトルからだけでは想像つかない意外な結末が。
63分、ほんの小一時間でスッキリいろんな怖さを味わえます。
ヒトコワ3 －ほんとに怖いのは人間－ (2013)
ひとつ観ると、次もどんどん観たくなる…
若干中毒性のあるヒトコワは、なんとシリーズ3作目も。
映画【ヒトコワ3 －ほんとに怖いのは人間－】に収録されているお話は？
- 第1話 落としもの
- 第2話 見られてはいけない
- 第3話 ずっと一緒に
- 第4話 赤い服を着た女の子
- 第5話 ダイエット
もう…たしかにヒトって怖すぎるーーー
そんな5つのお話を、またもや小一時間ほどでサクッと楽しめる作品。
ちなみに『ヒトコワ』シリーズPart4は無いようです。ちょっと残念かも(笑)
奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語 (2016)
1話10分弱・全8話・計76分。
醒めない悪夢(笑)←観終わったあと、こんな感想が飛び出す異色オムニバスホラーが【奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語】 です。
映画【奇々怪々譚 醒めない悪夢の物語】に収録されてるお話は？
- カーテンの向こう
- 深夜の来客
- 東京の友達
- 古本の倉庫
- 女ともだち
- 彼氏の部屋
- 釣り人
- ホームレス入門
どのお話も、人怖系・心霊系が絶妙にマッチして、途中までは「怖…そう」な展開。
なのにオチがなんともシュールで、ホラーというよりギャク寄りに吹っ切った秀作揃いです。
B級らしく、俳優陣はほぼ無名・中には残念な演技も。
それも含めてツッコミどころがあり過ぎて、逆に笑っちゃう面白ホラー作品。
きっと「こういうのは嫌いじゃない(笑)」と、楽しめるかと。
…ということで、どれも上映時間は短め・B級臭も漂うJホラー映画をお届けしました。
今夜はちょっと怖いの観たいんだよね…という作品チョイスのお役に立てれば、恐悦至極にございます。
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